Category Archives: 算数

5と10は濁る

    いち,に,さん,し,,ろく,しち,はち,く,じゅう

  「ご」と「じゅう」が濁ります。他は清音です。
  この濁りは,算数的には実にありがたいです。
  区切り目である5と10に,力が入るからです。

    1234 5 6789 10

  濁っているので,区切りとしてパワーがぐぐっと高まってきますね。

  いち,に,さん・・・・の発音は,中国から入ってきた発音です。
  辞書で調べてみたら,漢ではなく,漢の後の呉の発音だそうです。

 

  漢の発音だと,10は「シュウ」と発音するようで,これでは,ちょっと力抜けてしまいます。
  呉の時代の発音を今に残した代々の日本の皆様に感謝です。
  5と10で濁る素敵な発音を伝えてくれた中国。
  いまは,ご存じのように5は「ウー」で,10は「シー」です。
  力が入りません。
  日本の算数は,こんな所にも,ちょっとした特典があったのです。
  1年で10までの数の指導をするとき,濁っている5と10にいっそうのパワーをぜひ入れて見てください。

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  東京の若い先生に佐藤先生がいます。
  なかなか名前が覚えられなくて,一時は,スタンハンセンの真似をして「ウィー佐藤」と言ってもらっていました。
  その佐藤先生が,『青年教師・論理を鍛える』(明治図書)を持って,私の所にやってきました。懐かしい本で,激しく生きていた昔をしばし思い出しました。この本は,論文を書くにはどうしたらいいかという時の参考になる本です。
  とにかく,一文一義。一文を短く。たたみ込むように。くどく。しつこく。宇佐美寛先生のような気持ちになって書くと良いのです。

 

もっと算数にアップ

立体の名前のソフトを「もっと!算数」にアップしました。
ドラッグすると伸び縮みします。一番下に行くと,平面図形になります。

点から線が。
線から面が。
面から立体が。

この数学的な感じをわかりやすくしたソフトです。
ですので,平面図形になった時には,名称が「・・形」になり,立体の時は「・・柱」となります。

「桃太郎道場」も用意しました。
クリックすると,図形が出てきます。時々,平面図形が出てくるので,「・・柱」なのか「・・形」なのかしっかり把握していないと正しく答えられません。

そこで,答え欄は右にドラッグして見せる形にしました。上の画面では「五」と「角」のちょっとの所までずらしています。
なんとなく,授業が盛り上がりそうですね。

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今日は,午後から「チーム算数」です。
城ヶ崎滋雄先生と佐々木智光先生のお話を伺ってきます。
楽しみです。

5年 立体 立体の名前

作りたかった立体のソフトがダイブできてきました。

[桜]スライダーを上に動かすと,桜に合わせて,平面図形が上に伸びて,立体になります。

平面をグイッと引っ張ると立体になり,逆に,ギューッと押しつぶすと,平面になります。


押さえとして,立体になると「三角形」が「三角柱」になることも,意識されるように作り込んでいます。

これの良さは,2つの底面が合同であることが感覚的につかめます。

完成したら,「もっと!算数」にアップします。今,しばらくお待ちください。

朝日新聞の朝刊

今日の朝日新聞の朝刊,「教育」欄に,私のコメントが載りました。
取材を受け,来るべき時代についてあれこれ話しました。それが下の記事になりました。

『子どもが夢中で手を挙げる算数』(DVD)を使うと,本当に子どもの「やる気」「伸び」が変わります。
先日も,親友の福山憲市先生のメールがMLに流れていました。

「横山先生のソフトは、復習としてもおいしいソフトです。
すぐに記憶が想起されます。ぜひ、試されてください。
毎時間、初めの20分くらい、この時期は使用するといいと思います。」

猛暑の中の算数です。常識的には,しんどいです。でも,算数ソフトを使うと1学期の復習にも効果的なのです。
同様に,別のMLで藤本浩行先生から,算数ソフトを授業で活用したら「子どもも、「どんどん、問題を出して欲しい!」というのです。すごいことです。」と猛暑の中の授業光景が届きました。

算数ソフトを使うことで,算数の授業が確かに少しずつ変わりつつあることが分かります。
近い将来,算数では平均点90点を超すことがそれほど珍しい光景ではなくなります。

・今週末の土曜日は,「チーム算数」です。

5年 立体 3本目のソフト

5年の立体のソフトは,「もっと!算数」に,すでに2本アップしています。
今,この続きの3本目を作っています。

現役の頃からあったら良いなと思っていたのは,平面の図形からぐぐっと立体になるソフトです。
三角形があり,それが三角柱になっていく。
そういうソフトです。

「平面  →  立体」の流れ,どことなく数学っぽくっていいです。
立体がぺしゃんこになると平面になり,平面がふくれると立体になる。
この変わり目がくると,名称も「三角形」「三角柱」と変化します。

現役の時,こういう変化の様子を言葉で説明していましたが,ソフトで見せられる時代がやってきて,本当に良かったと思います。子ども達が動きを見て,その変化から数理的なことを感じ取ってくれれば,ありがたいと思います。

完成したら,お知らせします。

5年,合同の作図ソフト

5年の合同で作図を教えます。
そのソフトが完成しました。

作図方法は3つ。
3辺相等
2辺挟角相等
2角挟辺相等
どれも,クリックで順を追ってみることが出来るので,便利です。

教師用の巨大コンパスや,巨大定規・分度器を使って,黒板でも説明できますが,なかなか大変です。
ダウンロードをして,このソフトでちょいと見せれば,かなり良い感じで理解が進みます。

近々,「もっと算数」にアップします。どうぞ,ご活用ください。

※「もっと算数」サイトは,無料で使える算数ソフトをアップしているサイトです。ウィンドウズマシンをお持ちの先生でしたら,どなたでもご利用いただけます。教室の子ども達に新しい算数の世界を体験させてあげてください。