「算数・数学好きを増やす会」というメーリングリストに,算数ソフトを使ったらグッと良い感じだった!というメールが届いています。
右は,佐藤先生が補強で入ったクラスの子ども達の声です。
算数の授業で,子ども達がこんなにハイテンションになることがあるんですね。
嬉しいです!
奈良の中嶋郁雄先生からは,6年生の「拡大図・縮図」の単元でのメールが届いていました。
ソフトを見ながら作図レッスンを繰り返したら,全員がOKとなったそうです。
「ソフトを見ながら作図レッスン」という指導法。
これは,まさに最新指導法ですね。
なにしろ,かつては算数ソフトがなかったので,先生が手順を見せて,少々の解説をして・・・と,先生の説明技術に左右されるところが多々ある授業になります。腕の良い先生は良い授業ができますが,算数はちょっと・・・とか,説明が苦手で・・・という先生は,イマイチの授業になります。
でも,作図に関しては,こういう差があっても,ソフトを使うとそれが解消されます。それだけでなく,腕に頼る授業より,子ども達は盛り上がり,集中し,理解し,マスターしていきます。
そういった新しい指導法が「ソフトを見ながらの作図レッスン」なのです。
今,「算数・数学好きを増やす会」というMLでは,こういった新しい算数の指導法の開発発表が進んでいます。その一端を11月24日(土)に東京の船堀で開催される「奇跡の算数セミナー」で一挙に公開します。
どうぞ,お楽しみに。
山田洋一先生のお誘いでお話しをしてきた札幌。その会場に,算数DVD『子どもが夢中で手を挙げる算数の授業』の販売コーナーもつくっていただきました。
今回は,各1冊ずつを並べるだけだったので,買いたいと思った単元の入ったDVDが先に買われてしまい,さがしてもそこには無い状態になりました。
そんな状態ですので,コーナーの前で,ちょっとどうしようかなと思う先生もでてきます。
そこへ,別の先生が一言,「ハズレが無いから,どれを買っても大丈夫だよ!」
何と嬉しい助言でしょう。
お目当てのソフトが無くても,これから習うところを買っておけば,必ず授業が良い感じになるという事です。そんな算数の教材,しかも,全学年の全単元を大方網羅している教材はこれまで無かったのではないかと思います。
その算数ソフトは,先生方とのコラボソフトも進んでいます。
計り知れない未来への夢と希望が湧いてきます。
講座では,中学1年の図形ソフトも御紹介しました。
昔,小学校で扱っていた回転体のソフトです。
ソフトを見れば,あっという間に分かる簡単な所です。
ご覧になった先生方も,納得の表情でした。
このソフトなら,中1でなくても,6年生でも5年生でもすぐに分かると思います。
こういうソフトが広がって,再び回転体が小学校に戻ってきて欲しいです。
赤線が,うまいこと中心を通ると,赤線は直径になります。
そのとき,半径の青線2本がぴったり赤線の下に重なり,隠れます。
ピッタリ重なるので,直径は半径2本分と分かるわけです。
これだけのソフトなのですが,このソフトを使うと,青線・赤線が作り出す三角形が自然と目に入ります。
背の高い三角形,平べったい三角形,画像のように逆さになっている三角形。
そのどれもこれもが,二等辺三角形です。
そういう様子を見るだけで,算数的体験が豊かになります。
どんな勉強でもそうですが,豊かな体験があると力は大きくなります。
現状の算数は,豊かさという点からも,少々見劣りしています。
まだ,算数ソフトを使っていない先生は,そろそろ使い始めてはいかがでしょう。
6年の「速さ」といえば,教える先生には辛い単元です。なかなか成果が伴わない単元だからです。
でも,算数ソフトの登場が,そういう思いを都市伝説に追いやろうとしています。
黒板の成果は,算数ソフトの愛好家である奥田先生からです。
奥田先生は,ソフトを使うだけでなく,「掲示物」を作る事で成果を大きく伸ばしている先生です。
その「掲示物」の作り方は,至って簡単です。
ソフトの画面をキャプチャーして,そのまま印刷。
それを学習コーナーなどに張り出します。
もちろん,どの場面をキャプチャーするかは授業との関係をよく考えて,選びます。
ここに「奥田マジック」が登場します。奥田先生のブログを読むと,ときどき,その秘訣が出てきます。
算数ソフトを使うだけでも,「振り返り」が簡単になりますが,「キャプチャー掲示物」を掲げる事で,「振り返り」を一層効果的に行っているのです。
その結果が96点なのです。
算数をしっかり理解・定着させることに指導力を発揮すると,テストの点数は自然と付いてくることを実証しているのが奥田先生です。素晴らしい先生です。
奥田先生は,「奇蹟の算数セミナー」の講師の予定でしたが,公務がありどうしても参加できません。
とても,残念です。でも,ビデオ参加していただけそうなのです。
「奥田マジック」の一端が「奇蹟の算数セミナー」で学べます。
うれしいです。
※「奇蹟の算数セミナー」(11月24日(土)) 要項発表までしばらくお待ち下さい。
藤本浩行先生が発起人となり,目下,「奇蹟の算数セミナー」の開催に向けて,スケジュールなどを構築しています。
右の黒板に書いてあるのは,その中の一部です。
ホンの一部ですが,驚くような内容です。
「たった30分でテストの点数を2倍に上げた」その事実を起こした指導がしっかりと発表されます。
楽しく数多くの問題にチャレンジできる指導法。それが,「勝ち抜きチャンピオン大会」です。どんな風にするのでしょうか。
そうして,算数の「定着率をアップ」させる「3つの学習型」も発表となります。見逃せません。
このような驚くべき指導を一挙に公開するセミナーです。
今月中には,開催要項をお知らせできると思います。
算数ソフトファンの先生,11月24日はセミナーに集合しましょう!
私も楽しみにしています。
※要項発表まで,今しばらくお待ち下さい。
弦が3本セットされたタイプも作りました。
見た目で,「直径になる時が一番長い」 とわかるからです。
もちろん,中心をドンピシャで通るときには,用語「直径」を問う問題が出るようになっています。
弦が1本のタイプ。
弦が3本のタイプ。
この2つを作ったので,どうしても,次のタイプも作りたくなっています。
弦が1本。半径が2本のタイプ。
このタイプは,常に二等辺三角形になります。
でも,弦が直径となったとき,半径2つが直径に重なるので,直径は半径2つ分の長さとわかります。
そんなソフトも,来週には作ろうと思います。
フェイスブックで,仲矢先生から「欲しかったです・・・この単元も苦労しました(>_<)」とメッセージをいただきました。仲矢先生の授業には間に合いませんでしたが,これからこの単元を授業される先生のお役に立てばと願っています。