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生活応用の文章問題

流し素麺野口塾で出会った,中島先生から,お便りが届きました。
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横山先生、先日は本当にありがとうございました!
先生のお話を伺って、子ども達に話しました。
一生懸命問題を読み始める子どもがいました!
すぐに休みに入ってしまったので、夏休み明け、また取り組んでいきたいと思います!
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「一生懸命読み始める」というのは,算数の文章問題です。
1年生の子が,算数の文章問題を一生懸命に読み始めたのです。
とても良い方向に向かっています。
こういうの,良いですね。

文章問題には,2つのタイプがあります。
1,概念理解の文章問題
2,生活応用の文章問題

文章を読めばこの区別が付くのかというと,そういうことではありません。
新しい概念を理解してもらうために設定された文章問題が,1なのです。
基本を学んだあと,もっと各方面に使えますよと設定された文章問題が,2なのです。

今回の中島先生からの相談は,「2の生活応用の文章問題」でした。
「2」の文章問題は,基本的に,
◆ 子供が自分から取り組む世界
に位置しています。

ですので,先生はどちらかというと,導く人ではなく,応援をする人になります。
「一つ一つの問題をどう解いていくか」に力を入れるのではなく,「どういう姿勢で取り組ませるか」に力が入る,ということです。
真っ正面から,文章を読み取ろうとする姿勢を身につけさせるのです。

b7994ここが理解できたら,後は,算数の学びの基本に従います。
「桃太郎の繰り返し」です。
つまり,「3回読む」ということです。
繰り返し読む行為が,極めて偉い行為なのだと価値付けていくことです。

中島先生にはそういう所の話をしました。
夏の暑い日でした。
2学期が楽しみですね。
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