6年の線対称のソフト,クラウドへのアップがちょっと遅れることになりました。
遅れても,いずれの日にかは,アップしますので,しばらくお待ちください。
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昨日は,有田先生のお通夜でした。
有田先生とお会いできました。
お顔を拝見したら,「横山君,こういう本があるといいよね。」と語りかけられているようで,体がジュワッと熱くなりました。
書籍4点,日めくり1点。作らせていただけて,本当にありがとうございました。
たくさんの先生方ともお会いできました。
日ごろ会えない先生方とも,しばしの歓談ができました。
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道中読んだのは『はじまりの数学』(野崎昭弘著 ちくまプリマー新書)。
歴史的なことや文化的なことが,たっぷり書いてあり,スラスラ楽しく読めました。
そんな中に,ピリッとくることが書いてあります。
数学の強力な武器を3つ挙げよと言われたら・・・
(1)無限小数:すべての量を数で表せるようになった。
(2)文字代数:一般的な条件・解答・解法の説明が可能となった。
(3)微積分学:惑星の運動を分析し予言できるようになった。
こういうところを読むと,同様なことを算数でも考えてみたくなります。
算数の強力な武器を3つ挙げよと言われたら,今の私はこう考えます。
(1)数直線:数と量を同時に認識できる
(2)分数:わり算・比など,他の事柄と関連できる
(3)式:論証の骨格になっている
それぞれに,解説を書きたくなってきますね。
(1)は何でも数式化する力,メジャー化する力へとつながります。
(2)は関連づける力です。視野が急速に広がり,構造が見えてきます。
(3)は論理的にジックリ書き出す力ですよね。
まあまあ,いい線行っていると思います。
数学や算数の本を読んでいると,突然,フッと思わぬ事が頭に浮かんできます。
それをササッとメモしておくと,これが良い材料の元になります。
この本を読んでいて,ビビッときたのは「5百」という表記に関わる話しです。
本文とは全く無関係に,ちょっとした活字から触発されて出てきました。
そこから,分数のたし算へと伸びたので,いけるかも!と思いました。
そのうち,整理し,奇妙な話しとして書いていきたいと思います。
これは,有田先生風に言えば,「ネタ開発」です。
有田先生のように,良質のネタをたくさん蓄えて,そういう本を書き残して行きたいと思います。
有田先生,たくさんのことをありがとうございました。
これから先も,学ばせていただきます。