Monthly Archives: 10月 2011

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宇佐美寛先生の『教育哲学』

  非常に勉強になりました。
  この9月に発売になったばかりの宇佐美寛先生の新刊『教育哲学』(東信堂)です。

  この本を読むと,思想と哲学の違いがようく分かります。どう違うかは,『教育哲学』をお読みください。読めば分かります。

  「3回の繰り返しの論理」「なぜ,3回か」「理解とは,関係の関係の把握である」といった,論理を構築していくことが哲学なのだと分かった次第です。
  ですので,私は今の仕事をどんどん進めていればいいのです。目指す方向は,算数教育の前進。その成果として哲学ともなるのです。
  宇佐美先生に感謝しつつ,読み終えました。後日,再読したいです。
  
  算数ソフト関係で,12月に北海道に行くことにしました。渥美先生のクラスを見学してきます。それから,渥美先生のお話を拝聴します。非常に楽しみです。

 

  
  
  
  
  

パソコンで円を描くソフト

手が不自由でコンパスを扱えないお子さんがいます。
でも,マウスは使えるそうです。

そんなお子さんに円を描くことを楽しめるソフトを作りたいと思いました。

円を描くソフトなら,すでにたくさんのソフトがあります。私自身,円は「イラストレーター」(アドビ)で描いています。
だから,私がわざわざ作らなくても・・・・とも,思います。しかし,授業で使うソフトと考えると,普通の汎用ソフトとはちょっと違う,ほんの少しでもいいから「算数らしい機能を持たせる」ことが大切と考えています。

たとえば,「半径5cmの円をかきましょう」という問いに対して,半径の線も円と一緒に出てくるとか,正しい大きさで円が描ければ「ピンポン!」となったりとか。
こういう算数らしいソフトを作りたいと思っています。

思いはどれだけあっても,プログラムを組まないことには,ソフトにはなりません。
ちょっと時間がかかりますが,えっちらおっちら作り進めてみたいと思っています。

土曜日は「教育の原点セミナー」

いよいよ,今週の土曜日です。
全国の先生方と久々の再会,とても楽しみです。
会場は,野口先生の御勤務される植草学園大学です。
ありがたいことに,今回は参加者が少ないので,昨年できなかった野口先生の研究室見学ができそうです。
もし,見学ができると,野口先生の新聞連載に登場する古い国語の教科書を生で見ることができます。
私は,こういうツアーのお世話をさせていただけたらと願っています。

前日から,千葉のスーパーホテルに泊まり,夜9時頃から軽く前夜祭です。
これも楽しみです。
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久さんから電話。とっても良いことが現在進行形でした。
神藤さんも興奮気味でした。
めでたいことです。
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宮内先生に,お願い事の電話。いつもお願いばかりしています。
今回も急ぎ働きです。
それでも快くOKしてくれるので,宮内先生はさすがです!!
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難聴のお子さんが,張り切って取り組んでいます!

北海道の渥美先生から,とっても嬉しいfacebookメールをいただきました。
難聴のお子さんが,お母様のがんばり,本人の努力,渥美先生の御指導で算数を張り切って取り組んでいます! 算数ソフトを作ってきて,本当に良かったと実感しています!

渥美先生の感動的メールを,是非お読みください。
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横山先生,渥美です。
Facebookに不慣れで,ここに書いて良いのか,ちょっと心配なのですが,感謝の気持ちを込めて書きます。

ブログに私のメールをご紹介下さり,大変感謝しております。有難うございます。
私の学級には,難聴の子がいます。
難聴の子供は,抽象概念の理解に苦労する傾向があるのだそうです。(聾学校の先生から教えて戴きました)
ですから,1年生の時は,数と量の概念を形成するのに大変苦労しました。数の大小を比べる問題が出来なかったのです。
数の大小を比べるのに,黒板に書かれている字の大きさで比べてしまうような傾向があったのです。
それでも,しばらくすると,多い少ないは,指折り数えると出来るようになったのです。ですが,大きい小さいという考え方には,なかなか馴染めませんでした。

そんな彼女が,授業で算数DVDを使い続けていると,いつの間にか出来るようになったのです。
勿論,母親の努力もありました。(月一で面談をしています)本人の努力・資質もありました。
しかし,私の実感として,このソフトの威力が彼女にとってプラスに働いているのを強く感じています。ソフト無しでは,今の彼女の算数の学力はここまで伸びていませんでした
今は,大変張り切って,九九の学習に取り組んでいます。5の段上り下り,2の段上り下り,3の段上りに合格しました。無論他の子にとっても然りです
過日聾学校の先生に算数授業を見て貰いました。その際にソフトを使い授業しました。そして,その後のカンファレンスでしっかりと宣伝もしておきました(^_^)。

長くなり失礼致しました。有難うございました。
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昨日も感動しました。
今日も大感動をしています。

たとえ1年生,2年生の内容でも,それが分からない子にとっては,その先の学年での算数の時間が「何も分からない時間」になってしまいます。「地獄の時間」です。地獄にはいたくないので,次第に不登校などマイナス方向に歩む子もいます。
渥美先生は,それを未然に防いだのです。
素晴らしい実践です。感動的教室です。
私の作った算数ソフトも,渥美先生の指導教材として使われたのです。
作り手として,算数ソフトをほめてあげたいです!「よくぞ頑張った!」と。

渥美学級を見学したい!という気持ちに駆り立てられています。

渥美先生から,「大変な学習効果」と!!

北海道の渥美先生から,とっても嬉しいfacebookメールをいただきました。
古典の児童書でもお力添えをいただいたのですが,算数ソフトも使っていらっしゃり,とても嬉しい気持ちになりました。

いただいたメールには,次のようにありました。
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算数ソフトは,今の私の教室で必須です。
視覚情報入力上位の子が多いからです。
しかし,使わせて戴いて,情報入力能力の差異にかかわらず,大変な学習効果をあげるソフトだという実感があります。
絵→図→言葉→数式
このような数学的な考え方の変換が,繰り返し繰り返し学べます
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読んでいてとっても感動しました。

これまでにも,いろいろな先生から「なくてはならない教材!」と嬉しいお言葉をいただいていますが,渥美先生からも同じようなお言葉をいただき,算数ソフトを開発してきて,本当に良かったと思いました。

先日も,算数ソフトについてお話をする機会があり,普通の先生が算数ソフトを使った結果,テストの平均点が99.5点だったことや,学年で平均90点を超えたことなどをお話ししたら,「平均点ですか!!」とびっくりされていました。

渥美先生からのfacebookメールをいただいてから,今日はずっとテンションが上がりっぱなしです。渥美先生,ありがとうございました!!

そうして,今日も私はソフト開発をしていました。
今開発しているソフトは,来年の春に発売を予定しています。
他に類のない画期的なソフトを作っています。

堀 祐嗣先生の本

中学の堀 祐嗣先生の『生徒指導10の原理 100の原則』(学事出版)です。
面白かったのは,「事実を確認する10の原則」です。ここをしっかり読んだ先生には,その先の教師生活で「吉」が出てくると感じています。
次が「現場に対応する10の原則」です。これもなるほどの連続でした。

堀先生は,大学の先生になるのでしょうか。そんな気分にさせてくれる本です。
小学校の先生から大学の先生へと進まれる先生が最近増えてきました。そういう道も10年先の自分の人生にアリかも!と思う先生は,堀先生のこの本ぐらいガンガンに書ける力をつけてほしいです。
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