Monthly Archives: 11月 2011

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100人の会,再び?

お世話になっているほるぷ出版からハガキが届きました。
今月末,文京区から千代田区に移転します。
地図を見たら, 水道橋駅のすぐ近くのビルと分かりました。

水道橋は,さくら社から歩いて10分ぐらいです。
途中に国文学系の古本屋があり,
小学館からの帰りに立ち寄ったことがあります。
偶然,『言海』(古からある国語事典)を見つけ,購入しました。

帰りの電車の中で,さっそく『言海』を開きました。
古書の香りがプンとして・・・
ちょっと,ご近所迷惑だったかと思いつつ,
読み始めました。

戦前の言海を購入したので,
表記が今と違います。
なかなか読めなかったのが,下の字です。

カギ括弧に似ている形の文字で,
至る所に出てきます。
文末によく使われているので,
あれこれ見比べること20分。
ようやく分かりました。
“事” “こと”
なのです。

水道橋は,私にとって『言海』の町なのです。

そこに,ほるぷ出版が引っ越ししてきますので,
これまで以上に,よいお付き合いができます。

担当の方に電話をしたら,
100人の会の次作を作るかも・・・
という事でした。

ですので,100人の会の再結成が,年内にあるかもしれません。
その時には,100人の会のMLでいち早くお知らせをします。
どうぞよろしくお願いします。

『小学生の行儀作法』(PHP)が発売になりました!

PHPから『小学生の行儀作法』を出しました。

文春新書の『明治人の作法』は大人向けです。作法の歴史などもいろいろと書いてあります。

岩波ジュニア新書の『行儀作法の教科書』は高校生・大学生・新入社員など若い人向けです。

このPHPからの『小学生の行儀作法』はタイトル通り小学生向けとなっています。

タイトルにある「恥をかかない」というのは,作法の入門的思考です。自分が気になる思考です。
作法を勉強すると,「人に不快感を与えない」という,人様を思いやる思考をします。
そういう意味で,「恥をかかない」というタイトルは,入門書ですよと言っているようにも読み取ることができます。
この本には,入門から,ちょっと深いことも載っています。

PHPのホームページからご注文するか,書店にご注文を!

スティーブ・ジョブズの本

自分のやっている仕事が,
少しだけジョブズに近いので,
この『スティーブ・ジョブズ 夢と命のメッセージ』(三笠書房)は共感を感じました。

「ぶっとんだスグレモノを
つくれるかどうか」

やっぱりそうなんだと思います。
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ぶっ飛んだスグレモノ,と言えば,
私にとっては,
「ディレクター」という ソフトです。

よくぞ,これだけあれこれできるソフトを
開発してくれたものだと,
感心するやら,感謝するやらです。

何しろ,操作性が非常に良いです。
特に,プログラムの書き込みが,
どこから書いてもOKなので,
自分の思考に合わせて,
どんどん書き進めることができます。

そうして,使い続けていたら,
膨大な数の「算数ソフト群」へと
行き着いてしまったのです。

教室が盛り上がって,大喜びとなったり,
全員が90点を超えたり,
やる気の無かった子が,手を挙げたり,
「私を指して」光線を目から飛ばしたり,
嬉しい授業が全国で展開されています。
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良い道具は良い作品を作ります。
良い本は良い思考を作ります。
ジョブズのこの本,オススメです。

 

鍛える国語教室in花巻

来週末は,岩手県の花巻におじゃまします。

私のテーマは「『算数の原理』から国語科の指導を考える」です。
なかなか面白いです。
国語を数理的に解く話になるからです。
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 平成23年度「第7回鍛える国語教室in花巻」実施要項
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1  期  日           平成23年11月26日(土) 
2 場  所        花巻市文化会館  TEL  0198-24-6511  
3 主  催         授業実践研究会・せせらぎ国語教室 
4 後  援          花巻市国語教育研究会・和賀地区小学校国語研究会
5  講  師       野口芳宏先生(鍛える国語教室研究会主宰)
                      横山験也先生(教育ソフト開発研究所所長・「さくら社」社長)
6 研修日程   
    9:00  ~  9:30    受 付
     9:30  ~  9:40    開会・日程説明
     9:40  ~ 10:40 ◆講座Ⅰ 講演「算数の原理」から国語科の指導を考える
                                講師 横山験也 先生
    10:40  ~ 11:00   休  憩
    11:00  ~ 12:00 ◆講座Ⅱ 発問道場:発問力を鍛えよう
              1年:新教材「ゆうだち」の発問づくり
                    ”野口芳宏先生の発問指南”
    12:00  ~ 13:00       昼食・休憩
   13:00  ~ 13:50 ◆講座Ⅲ 説明的文章の模擬授業
                            3年:新教材「イルカのねむり方」  野口芳宏 先生
   13:55  ~ 14:40 ◆ミニ講座 学習用語の系統化を提案する
            「話すこと・聞くこと」領域   一関市立山目小学校 阿部 和実
            「書くこと」領域        高知県南国市立稲生小学校 井関 和代
            「読むこと」領域
                    説明的文章   青森県弘前市立第三大成小学校  駒井 康弘
                    文学的文章    花巻市立湯口小学校  照井 孝司
           助言:野口芳宏先生
    14:40  ~ 15:00   休  憩
    15:00  ~ 16:25 ◆講座Ⅳ 講演「大学生から見える学校教育の原点」
                            野口芳宏先生から私たちへの提言・箴言
    16:25  ~ 16:30    感想発表+閉会
 ( 17:30  ~ 20:30    情報交流会 )
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7 参加費   5,000円 (昼食・飲み物代含)
       4回目の参加者から1,000円の割引。
       ※キャンセル:1週間前まで4,000円,
              前日まで2,000円の返金。
        当日のキャンセルは返金なし。
8 申込は,事務局までメールで下記をお知らせください。
    hironobu◆rnac.ne.jp   照井裕悦
        (◆を半角の@に直して御送信ください)
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映画館に,日めくり『教室論語』が!

 

 

 

 

さくら社の日めくり『教室論語』が映画館で販売されています!

映画館は,シネスイッチ銀座
映画は,もちろん「孔子の教え」

かなり泣ける映画だそうです。

『論語』を読むと,「不易」が分かります。
2500年もの前の教えです。
その教えと,今,自分が感じる正しい道とが重なるところこそが,「不易」なのです。
ですので,素直な気持ちで,より崇高な人間性を求める気持ちで読むようにしています。そこにしっかりとした教えが重みを持って顕れてくるからです。

日めくりの『教室論語』を1枚めくると,また,新たな気持ちが湧いてくるのは,「不易」に包まれているからだと感じています。

 

6年 変わり方。算数ソフト

変わり方の題材は,旅人算追いかけるタイプです。

ここでも,「イメージ図」を2種類用意しました。

1つは,問題文通りに先に行った赤忍者を,後から青忍者が追いかけるアニメーションが映ります。
もう1つは,2人のスピードの違いで,初めにつけられていた差を進行するアニメです。

イメージ図から,問題文の意味がつかめれば,グッドです。
難しいとされる「旅人算」も,イメージを理解してしまえば,次からは「あっ,あれね!」と簡単な世界になっていきます。

算数ソフトの優れた点は,ソフトを見ていると,理解が進むことです。
   (1) 動きがある!
   (2) 類例を見ることができる!
   (3) 数と図の同時認識ができる!
これを子ども達が見るのです。
授業に大きな変化が生じます。

どんな変化が生じるのでしょう。
それは,実際に授業で使ってみて,肌で感じ取ってください。

このソフト,来週中には完成予定です。6年の先生,アップされましたら,どうぞご活用ください。
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東京の佐藤先生から電話がありました。
算数ソフトをプロジェクターで映し出して授業をしたら,
すごく良い感じで授業が進んだとのことです。

なにしろ,子ども達が椅子を持ってスクリーンの前に集まり始めたそうです!
こういう現象は,普通に授業をしていたら起こりません。
近づいて,もっとしっかり見たい!という気持ちになったのでしょうね。
嬉しいことです。

また,クリックするたびに,子ども達の頭はフル回転となり,
答えを自分から生み出していたそうです。
やる気満々の授業の様子が伝わってきました。

やっぱり,算数ソフトを「使う」「使わない」では,劇的な違いがでます。
どんどん使って欲しいです。