Monthly Archives: 8月 2012

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中学1年_投影図のソフトを開発中!

山口県の徳山市で開催された教育講座。この2次会が,もしかしたら記念すべき2次会となるのかもしれません。
佐藤先生からのメールによると,神奈川の岩瀬先生も活用発表をあれこれ見当されているそうです。有り難いことです。

これは,中学1年の投影図のソフト(作り途中)です。
昔は小学校で教えていたのですが,学習量を減らす流れになって,中学へ行ってしまった単元です。
科学はどんどん発展しているのに,教育現場では後退が起こっているのですから,悲しいです。
再び小学校に降りてきても,子ども達が問題なく投影図を理解できる,そんなソフトを作りたいと思っています。
そのためには,まだまだ作り込まなければなりません。一週間はかかりそうですが,多いに頑張ろうと思います。

山口の徳山へ行ってきました

藤本浩行先生の御尽力で,山口県の徳山市でお話しをしてきました。
「作法」と「算数ソフト」です。
浅村先生,村井先生ともお会いでき,とても楽しい一日になりました。

懇親会は驚きまくりました。
「算数ソフトの実践交流会」という状態でした。
延々とこういう事とがあった!と話しが続きます。しかも,その話しがどれもこれも驚きの連続です。
とくに,際だって驚いたのは,佐藤先生が平均点20点台の女子,平均点60点台の男子をともども90点に引き上げたことです。女子は450%アップです。考えられない向上です。それと同時に,どうして平均点20点なんて事になるのか,そっちの方が気になりました。聞けば,完璧なまでの無気力だそうです。それが,ソフトを持ち出したら,反っくり返っていた体が前向きになり,無言の子が声を上げ・・・。あっと言う間に1単元が終了しテストをしたら,男女共々平均90点越えです。5年生でも,ソフトを使うと急速に生き返り,意欲的になるのです。

藤本先生からも次々とソフト実践のドラマを伺いました。
そうして,「算数ソフト実践」を交流する会を東京で開こう!と,なりました。
代々木にオリンピック村があるので,そこで・・・と声が上がったら,阿蘇青少年の家に勤務されている片野先生が,それは勤務先と強い関係のあるところで・・・と,これもまた盛り上がりました。
佐藤先生は,関東で算数ソフトのお話しをしてくれそうな先生方のお名前を次々とあげていました。若いですが,交友関係が実に広いです。それだけでも,素晴らしいことです。

藤本先生や佐藤先生が切り盛りして,良い会が開けて,その上,色々な視点で実線や活用法を紹介できたら,それを本にする道も見えてきます。
今回の徳山の会は,算数ソフトがいよいよ使う先生方のお力で前進していく大きなターニングポイントになったような気持ちになっています。
私も側面から,しっかりと応援をしていきたいと思います。

「作法」の方でも,ちょっと驚くことがありました。
家に帰ったら,熊本の桑崎先生からフェイスブックメールがありました。熊本市にある山崎菅原神社の宮司さんが発行している「ひとひらのことのは」というニュースレターの最新号に私の作法の本が紹介されていると,知らせがあったのです。
PDFが添付されていたので,早速読みました。 写真入りで『明治人の作法』が紹介されており,「お子さんがいらっしゃる方だけではなく,多くの方に読んでいただきたい一冊です」と結ばれていました。

作法の話しをしてきたばかりだったので,感慨深く読ませていただきました。

作法も,ディレクターで作ったソフトを使ってお話しをしました。
若い先生が,「あのソフトが欲しいのですが・・・」と申し込まれました。算数ソフトは有料ですが,作法のソフトは無料でおわけしているので,メールアドレスを送って下さいとお話ししました。

そうして,帰り道,倉敷で途中下車し,新納先生とお会いしました。
懐かしい話しもしましたが,新納先生の研究を伺ったら,急に盛り上がりました。
やっぱり,真剣に取り組んでいる話しは面白いです。
新納先生は研究を進めるうちに,自分の人生観そのものまでが代わりつつあるというのです。これは,素晴らしい研究です。単なる頭の研究でなく,生活に還元できる研究です。ある意味,私の作法の研究に似ています。
きっと,新納先生の研究は,時間と共に,世の中から求められるようになり,新納先生のお考えを取り入れています」という声も思わぬ所から上がるようになると思います。
私も新納先生から学びつつ,しっかりと応援していきたいと思います。

8月3日は学制頒布の日

8月3日は学制頒布の日です。
新しい教育を始めるぞ!と政府が力を入れて発進した記念すべき日です。

全国を8つの大きな学区に分け,これを大学区としました。そこに大学校を1つ設置します。
中学区は人口13万人を1区としました。全国が256の中学区に分かれます。そこに中学校が1つずつ設置されます。
小学区は人口600人で1区です。全国53760区に1つずつの設置を目指しました。

人口600人に1校となるので,児童数はかなり少なかったと分かります。

この記念すべき日を前に,円の回転体のソフトができました。回転の軸から離れたところにある円を回転させると,どんな立体になるか,それを見るソフトです。
分かる人は,すぐにドーナッツ状とひらめきますが,そういう人だけで中学1年生 は成り立っていません。見せられるなら,こういうソフトを使って回転の様子を見せたいところです。

このソフトは,ちょっと力が入っています。
円の大きさを変えられます。
軸からの距離も変えられます。
ですので,色々なタイプの円を回転させることができます。
3種類,5種類と見ている内に,立体の様子が頭にしっかり入ってきます。
しっかり見て,しっかり頭に入れれば,この手の問題の図を見ても,イメージが作りやすいです。

学びの制度が,この先もソフトに円やかに進んで欲しいと願います。

明日,山口県へ出立します。
このソフトをもしかしたら,お見せするかもしれません。
言葉では説明しづらい,なかなか美しい立体像をお見せできるからです。

奥田先生がすごく嬉しい評価を!

毎年,どこかで発表をされている和歌山の奥田吉彦先生。
教材づくりのアイデアはピカ一です。
その奥田先生が,一目で分かる教材として算数ソフトが群を抜いていると,高く評価して下さっています。
この評価で十分に嬉しいのですが,さらに,「教材はこうあるべきである」と,まるで模範的教材であるかのように話されています。
大感激です。

とても嬉しい気分になって,ソフト開発を進めました。
気分が良いと,作りも快調です!

今回は,中学1年の数学のソフトです。
平面図形を垂直に移動させると,そこに立体ができることを見せるソフトです。

平面図形の形を変えられるので,グイッと絞れば,直線になります。もっと絞ると点になります。
その点や直線も移動できるので,
◆ 点が移動して直線になる
◆ 直線が移動して平面になる
というところも,見せることができます。

奥田先生はいつも元気を与えてくれます。
良い感じでソフトを作れました。ありがとうございます。