Monthly Archives: 9月 2012

You are browsing the site archives by month.

「奇跡の算数セミナー」開催します!

「子どもたちのノリが違う!」「やる気満々になります!」
その昔,所得倍増計画というのがありましたが,今は算数で「意欲倍増!」です。
でも,倍増では効かないと思います。5倍10倍当たり前という感じになります。
なにしろ,算数をあきらめていた子が手を挙げて「先生,ぼくが答える 」となるのです。
こんな嬉しい事はありません。

やる気が出るから,学びが前向きになります。
その上,スクリーンには面白くて分かりやすい画面が!
先生の指導も思わず熱が入ります。
複合的に良い事が重なります。
当然のように,子ども達の理解は進み,習熟もやる気になり,テストもグイッと良い感じとなっています。

その算数ソフトをさらに効果的に使う指導法が次第に明らかになってきています。
この秋,その指導法を一挙に公開します!
算数ソフトファンの先生,お見逃し無く!

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

┃☆┃奇跡の算数セミナー
算数数学好きを増やす会
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
算数の授業で,「できた」「わかった」「面白い」が連続します!
先生,明日も算数やろう! と子どもがつぶやきます。

子ども達は算数を楽しみにし,テストの点数も向上!
平均点が100点近くなることも!

その上,「できないと思った子が,しっかりできるようになっ
た!」という小さな奇跡も生まれています。

算数ソフトを使った新しい算数の指導法を一挙公開します。
------------------------------
1,開催日:11月24日(土) 13時~
2,会場:タワーホール船堀
http://www.towerhall.jp/
3,講師
奥田吉彦先生 (和歌山県紀美野町立毛原小学校/ビデオ出演
藤本浩行先生 (山口県周南市立富田東小学校)
佐藤宗巧先生 (神奈川県大和市立引地台小学校)
佐々木智光先生(千葉県佐倉市上志津小学校)
中嶋郁雄先生 (奈良県奈良市立朱雀小学校)
岩瀬正幸先生 (神奈川県茅ケ崎市立室田小学校)
関田聖和先生 (兵庫県神戸市立高津橋小学校)
城ヶ崎滋雄先生(千葉県船橋市立夏見台小学校)
工藤良信先生 (青森県大鰐町立大鰐小学校)
渥美清孝先生 (北海道釧路市立芦野小学校)
横山験也先生 (算数ソフト開発者)
4,日程
(1)算数ソフト活用の意義 藤本浩行先生
(2)楽々パソコン環境設定
(3)奇跡のエピソードⅠ
・算数ソフトの活用で授業の組み立てが変わる/藤本浩行先生
・数の大小が分からなかった特別支援の子が,九九で100点の連続/渥美清孝先生
(4)成果の上がる指導法
・5年(正多角形と円)「滑らず転がる」理解度アップの円周率指導/工藤良信先生
・5年(合同な図形)たったの30分でテストの成績を2倍以上に上げた指導/佐藤宗巧先生
・3年(かけ算の筆算(1)(2))3つの学習型で,定着率アップ/関田聖和先生
・3年(わり算①)勝ち抜きチャンピンオ大会で数多くの問題に挑戦/城ヶ崎滋雄先生
・4年(角)6年(拡大・縮小)デジアナ融合術で,作図技能アップ/中嶋郁雄先生
・2年(かけ算九九)意味理解が確実になる見せるだけの指導/渥美清孝先生
・6年(文字と式)ブラックボックスと算数ソフトのコラボ/藤本浩行先生
(5)ザ★リクエスト!
・6年(速さ)
桜スライダーで教科書問題がたちどころに分かる!
その上に,1秒ごとに止まれば…/奥田先生・藤本先生
(6)奇跡のエピソードⅡ
・算数ソフトの授業で,平均点100を目指す!/中嶋郁雄先生
・崩壊学級を10日で復旧/佐藤宗巧先生
5,申し込み
(1)参加費:5000円
(2)申し込み方法:
メールで佐藤宗巧(munesan0830@yahoo.co.jp)まで
メールの件名:奇跡の算数セミナー参加希望
メールの内容:
お名前:
メールアドレス:
御勤務先の名称:
お住まいの都道府県:
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

赤坂真二先生の『先生のためのアドラー心理学』

友達の赤坂先生の本です。札幌で赤坂先生のお話を伺い,かなり勉強したなとその伸びに驚かされました。その時のお話しに出てきたのが,「アドラー心理学」です。
帰宅して,『アドラー心理学入門』(岩見一郎著,ワニのNEW新書)を購入し,読みましたが,なかなか良かったです。
せっかくですから,この勢いに乗って,赤坂先生のアドラー心理学の本を読んでみたくなりました。
それが左の本『先生のためのアドラー心理学 勇気づけの学級づくり』です。
この本は,子ども達との向き合い方について,その根本的な考え方を読者にしっかり与えてくれる良い本です。

この子は何をしたかったのかという「目的論
勇気づけの3点。
1,期待しないこと。あきらめないこと。
2,対象を尊敬すること。
3,勇気づけかたよりも,勇気づいたか。

子どもと接するときに,教師は何を頭に入れておくべきかが,分かりやすく書かれています。

先生の方が方向性を持って子どもに接することの他に,赤坂先生の決めの細やかさが伝わってきます。
あったかい先生だなぁと感じられてきます。

今まで,心理学というとちょっと敬遠していたのですが,アドラー心理学は良い感じです。
作法の研究の足りないところを補完できる良い学問です。

『動きが心をつくる』

『動きが心をつくる』
体から脳に良い影響を与えるのが,姿勢であり,作法であると思っています。
そんな思いがあったので,この本の「はじめに」を読んで,「これは良い!」とビビッときました。

脳という中枢の存在は,抹消である四肢の活動経験の集積であって,末梢である身体なしに存在しえない。

姿勢を良くすると,なぜ脳によいのか。
その一つの解がこの本にあったのです。

脳は動物の進化の後半から生まれたのであって,多くの動物は脳なしで充分に生きてきたし,生きている。

生物の脳の発達という観点からも,体が与える脳への影響は,ただならぬものがありそうです。
オーソドックスに思うと,脳が体に命令をして体が動いていると思ってしまいがちですが,作法などを研究していると,体の動作が脳の意識を変えていくという現象が当たり前のように存在している事に気付きます。
脳より先に体ができていたのですから,もしかすると,姿勢などの研究は原始的なところで脳へ強い影響を与えるのではないと思えてきます。
そんなことを思って,先を読んでいたら,「姿勢が心理に及ぼす効果」「長野県伊那市の小中学校での姿勢研究」などがあり,なるほどと腑に落ちました。

子ども達のやる気が無いからあの手この手を考えるのですが,その一つの根本的対応として,「姿勢を良くする」というのがこれから先,広まっていくと思っています。
「姿勢から勉強に入る」
これが常識となる日が来るように思えています。
「体と脳の関係」は,なかなか面白いです。

大谷和明先生の署名「ハーバード大学図書館 20の教訓」

友達の大谷和明先生のメールには,毎回,右の「ハーバード大学図書館 20の教訓」が署名として掲載されています。
メールを読んだ後は,不思議とこの「20の教訓」に目がいきます。
そうして,気に入ったところを読み,心の中で「ヨシッ!」と気合いが入ります。

この気合いが入ったその時が,重要です。その時に,
◆フッと手を本に伸ばす。
◆続きの仕事に目を向ける。
など,前向きな方向に自分を動かすと,良い感じで進みます。

このような「自分を奮起させる力」の事を「自奮力」と私は呼んでいます。

「自奮力」を高めるには,2つの方法があります。
1つは,「20の教訓」のような脳へ働きかける教訓などを読むことです。日を置いて,繰り返し読むことが肝要です。そこから,教訓の内容の一部を,「自分の資質」へと高めることができるからです。そこまで進むと,いわゆる精神の一部として,教訓がとけ込むことになります。素晴らしい状態です。

もう1つは,「良い姿勢」で学ぶ事です。腰骨を立てて,きりっとした姿勢で学ぶことです。
すると,
◆頭がスッキリして,しかも,肯定的考えをするようになり,
◆心にはやる気が出て,しかも,素直に学ぼうとする気持ちになります。

「良い姿勢」で,「20の教訓」を読み,実行する。
自分への吸収がよくなり,願う未来が近づいてきます。

それにしても,大谷和明先生は「20の教訓」をメールの署名として伝え続けているのです。ともて有り難いです。おかげで,私までもが「自奮力」を高める事ができています。

赤坂先生の御講演を聴いて,アドラー心理学を読みました

札幌で赤坂先生の御講演を拝聴し,ちょっとアドラー心理学の本を読んでみたくなりました。
とは言っても,心理学のイロハが分かっていませんので,できるだけ易しそうな入門書を選びました。それが,右の『アドラー心理学入門』(岩見一郎著,ワニのNEW新書)です。

子どもに直接指導する先生方は,この本を読む事をお勧めします。
断片的に,一部を紹介します。

アドラー心理学の育児です。
一,自立する
 二,社会と調和して暮らせる
まず,このような目標を掲げ,その方向に子ども達を援助します。
また,目標へ向かうための心理面での目標として,
一,私は能力がある
 二,人々は私の仲間である
これらを掲げています。

こういった所は,私の研究ととても近い世界で,ただ,見方・用語が違うという程度の差と感じています。

驚いたのは「普通でいる勇気」という考え方が記されていた事です。 これは孔子の教えである「中庸」 です。

また,「ほめる」ことの構造が明確述べられています。子どものほめ方など,表面的な事でなく,その根本を学びたい先生は,ここをしっかり読むと良いです。その上で,「ここは日本だ」ととらえ直すと,さらによい「ほめる」が見えてくるはずです。

アドラー心理学は,学ぶべき点が実に大きいです。

※来月の5日,野口芳宏先生の新刊『国語科 授業の教科書』 が出ます! ご期待下さい。

 

6年の拡大図縮図「ソフトを見ながら作図レッスン」で全員OK!

「算数・数学好きを増やす会」というメーリングリストに,算数ソフトを使ったらグッと良い感じだった!というメールが届いています。

右は,佐藤先生が補強で入ったクラスの子ども達の声です。

算数の授業で,子ども達がこんなにハイテンションになることがあるんですね。
嬉しいです!

奈良の中嶋郁雄先生からは,6年生の「拡大図・縮図」の単元でのメールが届いていました。
ソフトを見ながら作図レッスンを繰り返したら,全員がOKとなったそうです。
「ソフトを見ながら作図レッスン」という指導法。
これは,まさに最新指導法ですね。

なにしろ,かつては算数ソフトがなかったので,先生が手順を見せて,少々の解説をして・・・と,先生の説明技術に左右されるところが多々ある授業になります。腕の良い先生は良い授業ができますが,算数はちょっと・・・とか,説明が苦手で・・・という先生は,イマイチの授業になります。
でも,作図に関しては,こういう差があっても,ソフトを使うとそれが解消されます。それだけでなく,腕に頼る授業より,子ども達は盛り上がり,集中し,理解し,マスターしていきます。

そういった新しい指導法が「ソフトを見ながらの作図レッスン」なのです。

今,「算数・数学好きを増やす会」というMLでは,こういった新しい算数の指導法の開発発表が進んでいます。その一端を11月24日(土)に東京の船堀で開催される「奇跡の算数セミナー」で一挙に公開します。
どうぞ,お楽しみに。