Monthly Archives: 9月 2012

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『のうだま』は面白いです!

『のうだま』
「脳はだまされる」ので,それを上手に活かして,良い人生を歩みましょう!という,とっても前向きな本です。

この本を紹介してくれたのは,東京の内田先生です。紹介の理由が,算数ソフトを使うとこの『のうだま』に書いてある方向へどんどん進むという事なのです。
そうして,どうも,算数ソフトを学級経営にも役立てる事ができるそうです。

内田先生がサラリと話してくれた事が,妙に気になって,早速注文しました。

==1回の成功を,習慣化する秘訣==

そこが実に良かったです。
確かに,この本を読むと,習慣化を目的意識的に行う事ができます。算数ソフトを使うと,そのきっかけ・継続が実に簡単に行える事が分かります。
内田先生が私に伝えたかった理由がよく分かりました。

習慣化の過程を,少し分かりやすく書くと,↓のようになります。

算数ソフトを1回使って,面白いと思った。
それを,「算数って面白い」 と思える子に脳をだますように話しかけます。
明日もソフトを使う雰囲気にしておいて,「山田君は,もしかしたら算数が好きかい?」などと尋ねます。
ソフトで勉強できると思うと「好き」と答える事になります。
次の時間も,算数ソフトを使って「やっぱり,算数って面白い」と感じるので,そこでまた「ぼくは,算数が好き」と思わせるように語りかけていきます。
そうして,自分から「僕は,算数が好き」というようになると,意欲も安定的に倍増します。
家でも勉強が始まり,学力もしっかりと上昇していきますね。
「楽しかった算数」という一過性の思いを,算数ソフトの連続使用で「僕は算数が好き」という恒常的姿勢に変容できるということです。
そういうことが,脳科学を通して理解できるのがこの本です。まさに,グッドです。

良い本を読みました。ありがとうございます。

 

「奇蹟の算数セミナー」ただ今,準備中!

藤本浩行先生が発起人となり,目下,「奇蹟の算数セミナー」の開催に向けて,スケジュールなどを構築しています。

右の黒板に書いてあるのは,その中の一部です。
ホンの一部ですが,驚くような内容です。

「たった30分でテストの点数を2倍に上げた」その事実を起こした指導がしっかりと発表されます。

楽しく数多くの問題にチャレンジできる指導法。それが,「勝ち抜きチャンピオン大会」です。どんな風にするのでしょうか。

そうして,算数の「定着率をアップ」させる「3つの学習型」も発表となります。見逃せません。

このような驚くべき指導を一挙に公開するセミナーです。
今月中には,開催要項をお知らせできると思います。
算数ソフトファンの先生,11月24日はセミナーに集合しましょう!
私も楽しみにしています。

※要項発表まで,今しばらくお待ち下さい。

3年の円のソフト。弦が3本のタイプ

弦が3本セットされたタイプも作りました。
見た目で,「直径になる時が一番長い」 とわかるからです。

もちろん,中心をドンピシャで通るときには,用語「直径」を問う問題が出るようになっています。

弦が1本のタイプ。
弦が3本のタイプ。
この2つを作ったので,どうしても,次のタイプも作りたくなっています。

弦が1本。半径が2本のタイプ。
このタイプは,常に二等辺三角形になります。
でも,弦が直径となったとき,半径2つが直径に重なるので,直径は半径2つ分の長さとわかります。

そんなソフトも,来週には作ろうと思います。

フェイスブックで,仲矢先生から「欲しかったです・・・この単元も苦労しました(>_<)」とメッセージをいただきました。仲矢先生の授業には間に合いませんでしたが,これからこの単元を授業される先生のお役に立てばと願っています。

福山憲市先生が,素晴らしい指導を!

本当に,驚くべき出来事が全国で起こっています。

不登校気味でクラスに入れない子が,マンツーマンで算数の勉強をうけました。
その子は6年生で,算数は「速さ」です。

6年を担任したことのある先生でしたら,マンツーマンでどのような光景になるか,それなりに想像できると思います。
まず,やる気がわいてきません。それがモチベーションをどんどん下げ,形だけ授業をするという感じになっていくのではと,思えます。

ところが,ところが!
この指導をされたのは,あの福山憲市先生です。
きっと,マンツーマンの雰囲気を和らげる笑顔や言葉かけで,ぐっと良い感じにして,それから「速さ」の学習に入ったのだと思います。
その指導時に,福山先生は算数ソフトを使いました。
そうしたら,
説明がいらない。
公式の説明も、言葉がいらない。
すぐに分かりました。
となったのです。
もう,これだけでも十分に嬉しいです。

その上に,なんと,指導中にその子から笑い声があがったそうです。
「速さ」の単元ですよ。そこで笑い声があがったのです。
とっても面白かったのでしょうね。

その笑顔を想像するだけで,私もグッと嬉しい気分になります!!
福山先生とそのお子さんに感謝感激です。

こういう素晴らしい奇蹟が全国の小学校で生まれています。
一つ一つに感動しています。
11月には「奇蹟の算数セミナー」を開きます。楽しみです!

『「腹の虫」の研究』はグッドです!

amazonnで購入をするとき,定価が6930円とあり一瞬ためらいました。しかし,「疳の虫」について,真面目に書いてある本が他になく,とりあえず読んでみることにしました。

買って良かったです。
この本を読んだだけで,一気に「疳の虫通」になれますし,「疳の虫ファン」にもなれます。

疳の虫がわいたら,虫下しを飲んだり,お灸を据えたりという対処療法も載っていますが,一貫して記されている「虫観」などといった日本人の病への見方・考え方に強く惹かれました。

病の元を「虫」という考え方をすることは,もしかしたら,実に日本的な「人間観」,「成長観」なのではないかと感じられてきます。原因が曖昧なときは,とりあえず虫にしてしまう考え方です。
自分とは違う生き物を,身体内に仮装設置する考え方です。
こういった考え方は,怪我をしたときの「痛いの痛いの飛んでいけ」というまじないにも通じています。
「痛いの」という何かしらの生き物が,怪我の部位にわいているのです。それを呪文で追い払うわけですが,これが効能大なのです。
呪文やまじないは,痛みから「気を散らす」効果と同時に,「本体は問題ない」という思考を植え付けてくれます。これが,習慣化することで,本人のしっかり度を高める方向へと向かうことができます。

子ども本体は悪くない,という見方をすることが,古来からの日本人的成長観なのだと思えています。

3年_円の直径のソフト

3年生の円の学習用ソフトです。
円周を結ぶ直線と,その中の特別な直線である「直径」を学ぶことができます。

円周上に五角形のつまみが付いています。
これをドラッグすると,円周上を移動します。
その移動に合わせて,赤い弦も変化します。

つまみは両方とも動かせるので,うんと短い弦を作ることもできますし,長い弦を作ることもできます。

一番長い弦は,中心を通ります。その時の弦が「直径」です。
この特別状態を作ったとき,画面に「用語」の問題が出てきます
でも,ドンピシャでないと,出てきません

子ども達はPCが好きといっても,マウスにはそれほど慣れているわけではありません。
なかなか「用語問題」を登場させられないと思います。

これが,学習のミソとなっています。
「直径」という用語を勉強すると言うより,ドンピシャで直径を作ることに燃えてきます。
チャレンジしながら,心の中で「直径を出すぞ!」とか「直径にするぞ!」と頑張るわけです。
楽しくって,直径が忘れられなくなりますね。

近々,「もっと!算数」サイトにアップします。