Monthly Archives: 1月 2013

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2年生_かけ算九九のきまり

b8632_300チーム算数で押田先生が提案してくれたのが,「かけ算九九のきまり」の学習でつかえる「円形ジオボード」です。

これ,手作り教具です。
分厚い板のように見えているのは,コルクです。
そこに0~9までの数が均等に配置され,画鋲がさしてあります。
これに毛糸をつかって,学習します。

写真は「2の段」を実行中です。
2の段の九九の答え(一の位)になる数字の所で毛糸を一巻きします。今,8のところですので,「2×4=8」と言いながら,8のところでグルッと一巻きしています。

この教材の良いところは,コルクを使っている点です。コルクなので,画鋲で何度さしても,画鋲をしっかりとらえてくれます。

押田先生は,これをクラスの人数分作ったそうです。
これを1つ作るだけでも,かなりの算数好きと思いますが,クラス全員分作ったのですから,算数大好き先生だと分かります。
子ども達は幸せですね。

佐々木先生が,1こ500円ぐらいなら市販されたら買いたいと言っていました。人数分そろえると,かなりの高額になりますが,先生用として1つあるだけでも授業の雰囲気は大きく変わります。子ども達が面白がります。

よく,「何を言ったか」ではなく,「誰が言ったか」だ,と話しに聞きますが,算数の場合は,「何を使ったか」が重要なポイントとなることが,こういった優れた教材を見ることでわかります。

8733ちょっと前にも書きましたが,『子どもが夢中で手を挙げる算数の授業』2年1巻に同じ事をスクリーンで学べるソフトが入っています。

手作りの教材も,算数ソフトも,どちらも子ども達には大人気となります。

3年生の「かけ算の筆算(2)」のソフトを1本,開発中!

8729チーム算数で佐々木先生からご要望のあったソフトを作り進めています。

末位に0があるとき、ちょっとずらして計算すると簡単にできることを伝えるソフトです。

薄くなっていますが、「筆算」のボタンがあります。
これをクリックすると、式のところから数字が飛び出し、ひっ算の位置に配置されます。
すると、画面の上の図のようになります。
末位の0が、どうにもずれています。

子供たちは、きちんとひっ算を学んでいるので、数がずれていることに違和感を感じます。
妙だと思います。
その思いをぐっと抑えて、赤丸ボタンをクリックします。
するとどうでしょう。0ではないところの計算が進みます。

忽然と「?」ボタンが登場しています。
クリックすると、末位の0が飛び出して、答えの位置に配置されます。
そうして、「ハハーン、そういうことか」となります。

簡単にやるときには、ちょっと妙なやり方でやっても、特におとがめが無いのが算数です。
ここから、そうか!と拡張的に頭が働く子は、算数のセンス大です。0をうんと増やして問題を作ってみたくなったら、すばらしいです。
また、どうしてこういうやり方でできるのかと考える子がいたら、これもグッドです。分析的に頭が働いているのです。430は「43」と「×10」であり、600は「6×100」だから・・・と考え始めたら,「たいしたものです!」と言いたくなりますね。

ソフトが完成したら,もっと算数サイトにアップします。
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『子どもが夢中で手を挙げる算数の授業』(3年3巻)
  0のかけ算とかけ算のきまり ソフト数13本
  かけ算のひっ算(1) ソフト数37本
  かけ算のひっ算(2) ソフト数13本
良いソフトです。

3年の「かけ算の筆算(2)」佐々木先生の話はグッド!

チーム算数開催日でした。
城ヶ崎先生,佐々木先生,押田先生と私の4人です。

8731佐々木先生から,3年生の筆算の話しがありました。
目指すは,筆算の手順完全マスターです。
そのために,佐々木先生は「かけ算をして,たし算をして,積まで求める」という,従来の方法をちょっと止めて,「かけ算だけをする」という取り組みをしました。

右の画面で言えば,最初にかけ算をするのは「3×1=3」です。次は「3×3=9」です。
それから十の位に移り,「2×1=2」をやり,「2×3=6」をします。
これでおしまいにして,次の問題で練習をするというやり方です。

筆算のやり方に馴染んでもらうために,筆算を2つの部分に分解したのです。
1,「かけ算」部分
2,「たし算」部分

2の「たし算」部分は,たし算の筆算と同じ形ですので,やり方の理解はすでにできています。
しかし,1の「かけ算」部分は初登場です。
こういう初登場の部分を取り出して,そこを集中して繰り返す学習をしたのです。

話を聞きながら,これは効率の良い方法だと思いました。
そう思っていたら,佐々木先生から,算数ソフトはこういう繰り返しにも対応できる良いソフトだと話されたので,グッと来ました。

画像のソフトは、3年の3巻の「02B,2桁×2桁/筆算の仕方」です。
『子どもが夢中で手を挙げる算数の授業』(3年3巻)
  0のかけ算とかけ算のきまり ソフト数13本
  かけ算のひっ算(1) ソフト数37本
  かけ算のひっ算(2) ソフト数13本
使えるソフトです。
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佐々木先生の工夫は,もう一つあります。
4人で1つの筆算に取り組むという工夫です。
1番目の人が,始めのかけ算「三一が1!」と言い,次の子が「三三が9!」といいます。
こうして4人が言い終えたら,次の4人にバトンタッチです。
クラスの子が1巡すると,9問も取り組んだことになり,効率的に目当てに向かって進んだそうです。
このやり方もグッドです。
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佐々木先生から,ソフトの御要望を1ついただきました。
工夫した筆算のソフトです。
その場で,こんな感じかなと話しをして,あっという間に,どんな作りにするか決まりました。
明日,作ろうと思います。

『思考ツール ~関大初等部式 思考力育成法〈実践編〉~』がアマゾンで予約開始!

b8633アマゾンを見ていたら,なんと,『思考ツール ~関大初等部式 思考力育成法〈実践編〉~』の予約受付が開始されていました!

タイトルを読めば分かるとおり,この本は,子ども達の思考力を高めるために思考ツールをどう使っていくのか,という実践が記されています。

本にするだけでも,実に素晴らしいのですが,その方法で育った子との授業が公開されます。
2月2日です。
この日に,『思考ツール ~関大初等部式 思考力育成法〈実践編〉~』が,先行販売されることは聞いていたので,楽しみにしていました。
そこに,アマゾンで予約ができることもわかり,これもありがたいなと思っています。
都合で公開に参加できない先生も,アマゾンに入荷されたらすぐにお手元に届きます。良い時代です。

昨年出た『関大初等部式 思考力育成法』は,思考力を育成する実践をするために,どう考えていったかという理論編が書かれています。
2冊読むと,立体的に理解が進みますね。

公開研究会は,私も参観します。
皆さんとお会いできることを楽しみにしています。

 

2月2日(土)は関大初等部の公開へ!

b8871_3002月2日(土)に関西大学初等部の公開研究会が開かれます。今年は参観します。

参観する気になっているのは,この学校の「思考スキル」が気になるからです。数多くの思考スキルの中から小学生に最も有効性の高いスキルを6つに絞り指導しています。

お稽古事した経験のある人なら,スキル(技)を絞って習得することが,いかに理にかなっているかは分かると思います。

ちょっと,思い出しました。
高校生の時です。剣道を習っている先輩と,竹刀を持って向き合ったことがあります。先輩はニコニコしながら,構えています。何も習っていない私は足がすくんでいました。きっと,顔も引きつっていたと思います。
友達は,脇から「行けー!」と声をかけているのですが,竹刀は手にしていても,技を持っていない私は竹刀をどうしたらいいのか分からなかったのです。それが,気後れを生み,体は萎縮していました。

思考も同じです。考えろと言われても,考え方を知らなければ,頭をどう使うのか分かりません。それが自信を失うことにつながります。
スキルを習得することで考え方が分かれば,初めての課題がでても,この問題にはこのスキルで考えてみようと頭を進めることができます。思考スキルというバックボーンができるので,きっと自信も高まるのだと思います。

先日,関大初等部の三宅先生とお会いしました。
聞けば,スキルを学んだこの中には,スキルを超える段階に入った子がいるそうです。
この言葉も気になっています。
どんな感じなのだろうか。2月2日は大阪へGO!です。

礼儀として,『関大初等部式 思考力育成法』は読み返しておこうと思います。

3年生「そろばん」のソフト。分かりやすい!

8732ソロバンがバリバリにできる先生には,このソフトは無くても良いかなと思います。
それでも,20人・30人の子に教えるとなると,なかなか伝わりにくい所があるのがソロバンです。ソフトをお勧めします!

3年生の算数を教えていて,ソロバンがちょっと・・・という先生は,悩むことなく,このソフトです。
このソフトでは,ソロバンで計算する通りに,指が出てきます。画期的ですよ。指が出てくれるなんて!

下から上が「親指」で,上から下が「人差し指」で・・・。
ソフトを見ている内に,指運び(運指)に気付く子も出てきそうです。

ちょっと,ご説明しましょう。
このソフトは『子どもが夢中で手を挙げる算数の授業』の3年1巻に入っています。
3年の1巻には,「時刻・時間の計算」ソフトが20本。「棒グラフ」ソフトが15本。そうして,「そろばん」ソフトが17本も入っています。
右のソフトは,「04A,整数/たし算/繰り上がり無し」です。
「繰り上がり無し」ですから,繰り上がりのない計算問題だけが出てきます。

「3+5」と出ている「3」の下に珠(たま)がありますね。これにマウスを乗せると,ソロバンコーナーに親指が登場します。しかも,動かす珠が緑に変わります。
最初の「3」はこうするのか!と見ただけで,分かります。

珠をクリックすると,3は上に動きます。
そうして,「5」の下に,新しく珠が出てきます。
この珠にマウスを乗せると,今度は5珠の所に人差し指が出てきます。
何とはなく,下におろすような予感がします。
「どうなるでしょう?」などと,もっていくと,ワイワイ手が上がりそうです。

こんな風に,とにかく分かりやすく演出してくれます。
それが,マウス操作で簡単にできます。
ワイアレスマウスを使えば,子ども達も自席でクリックできます。
ソロバンが面白くてしょうがなくなりそうですね。
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「04A,整数/たし算/繰り上がり無し」の後には,次のようにソフトが入っています。
「04B,整数/たし算/5へ繰り上がる」
「04C,整数/たし算/十の位へ繰り上がる」
5珠に繰り上がるタイプ,上の位に繰り上がるタイプ。それらを別々に分かりやすく学ぶことができます。
もちろん,この後は,ひき算も出てきます。
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b8634_400左がソロバンのソフトの入っている本の表紙です。
この表紙をめくると,DVDが出てきます。
それをパソコンのDVDドライブに入れると,目次画面が出てきます。そこにファイル名が書いてあるので、それをクリックすると、ソフトが画面にドーンと登場します。
使い方は,とっても簡単です。