Monthly Archives: 1月 2014

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寺崎賢一先生と会いました!

寺崎賢一先生が野口先生宅を御訪問されるとのことで,御迷惑を省みず,私もおじゃましてきました。

久しぶりにお会いしましたが,昔以上の勉強家になっていました。
富山で中学校の国語の先生をしつつ,早稲田大学で博士課程を学んだそうです。
この春には大学で教鞭を執る予定になっていて,現在のテーマは「カントと論語」。「道徳の復権」が主題のようでした。

道徳を考えるにあたり,なぜカントが出てくるのか気になり,聞いてみました。
そうしたら,重要と思って読んだ本にちょくちょくでてくるので,もしかしたら道徳のキーマンなのかもしれなと感じたそうです。実際に読み学んでいたら,確かにそうだと思うに至ったのだそうです。
こういうアプローチ,刺激を受けます。

学生の頃に,ちょこっと口ずさんでいた「デカンショ節」。
デカルト,カント,ショーペンハウエルの略だと聞いています。
デカルトは算数と大きく関連していたので,少し読みました。
『精神指導の規則』は算数指導の歴史的な1冊です。
カント,ショーペンハウエルは名前だけしかしりません。
良い機会なので,カントの本を1冊注文しました。『道徳形而上学原論』 (岩波文庫)です。何が書いてあるのでしょうね。

寺崎先生は御自宅を東京に移されたので,これから先,学び会える交流ができそうです。
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家に帰ると,ほるぷ出版の中村氏からメールが届いていました。
『学校の道具事典 1教室』の見本ができあがったそうです。
東京と神奈川の小学校2校のご協力と,全国各地総勢16名の先生方のお力添えをいただきつつ作り上げた本です。
地域の図書館や,学校の図書室に並ぶ本なので,たくさんの子ども達に読んでもらえます。
嬉しいです。到着が楽しみです。

5年生の「分数÷整数」のソフトを3本クラウドにアップしました!

三重県の坂野先生から,嬉しいメールが届きました。
学生時代から情報教育を学んで来ており,パワポやフラッシュなどを使って教材用ソフトを作っています。
その坂野先生が算数ソフトを使い,感想を送ってくれました。
「効果がすぐに表れて、私も子どもたちも驚きです」

ソフトを喜んでもらえ,学習効果が出たことも嬉しいですのが,もっと嬉しいのは,坂野先生がまだ二十代の若者い先生だと言うことです。
自作の教材ソフト作り,これに算数ソフトを加えているのです。
これから先,たっくさんの子ども達の算数力を救ってくれます。
そう思うと,嬉しくてなりません。いつか,お会いしたい先生になりました。
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8565算数ソフトのクラウドに5年生の「分数÷整数」のソフトを3本アップしました。

05 ,分数÷整数/理解
06 ,分数÷整数/練習/真分数・仮分数
07 ,分数÷整数/練習/帯分数

右は,「05」の理解のソフトです。
4dLが1dLになるのですから,÷4になり,それは図の赤が4つ分から1つ分に減ることを意味します。
そこをアニメーションで見ることができるので,÷4の意味がかなりわかりやすくなっています。

一番の学習所は,「÷4すると,分数の分母が増える!」ということがわかることです。
その理解には,青桜スライダーです。
これを左右にドラッグすると,縦の仕切りが変わるので,「ああ,なるほどね」となりやすいのです。

クラウドにアップしましたので,まずは,ご覧になって楽しんでみてください。

 

平先生と会いました。人生観がいいです!

b8493_400_22年ぶりに平光雄先生とお会いしました。
堂々としているだけでなく,話しの中身も骨があり,違うなと感じました。
人生の考え方が普通の先生と大きく違い,どっしりしています。若い頃から人生の文脈が見えていたようで,こういう生き方を若い先生にも知って欲しいと思います。

若い先生といえば,大阪に丸岡先生がいます。
30才ですが,20人からなるサークルのリーダーを務める人物です。
平先生の『究極の説得力』をすぐに読み,「大阪でお話ししてもらえたら・・」というような願いを持ったそうです。
そのことを平先生に話したら,すぐに笑顔でご快諾となりました。
若い先生との交流が生まれることが,嬉しいです。

平先生のお話によると,東京の木鶏クラブで講演されるそうです。
愛知の現役の小学校の先生が,木鶏クラブで講演です。平先生の人生観が人々の胸を打つからこそ,こういう場が生まれてくるのでしょうね。
これまもた,嬉しいことです。

驚いたのは,来年の5月にとある大きな式を開催するとのことでした。
私にもぜひ参加をとのことでしたので予定に入れました。
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道中,読んでいたのは,丸谷才一の『山といえば川』(マガジンハウス)です。
この本に出てくる文学作品を知らない私が,この本を楽しんでいます。丸谷才一の圧倒的な知識量が,本を知らない人でも楽しませてくれているのだと,強く感じました。
算数にもこういうレベルがあるので,私ももっと学ばねばと思いました。
まだ,読み途中なので,しばらく楽しめます。
そうして,明日は野口先生の御自宅です。寺崎先生と20年ぶりの再会です。
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2月8日(土)は山口県の周南へ行きます!

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2月8日(土),山口県の周南市でお話しをしてきます。
「第13回 元気! 授業・学級づくりセミナー」です。
お近くの先生,ぜひ,足を運ばれてください。

セミナーの第1~第4の講座が楽しみです。
領域別の算数の授業実践発表があるからです。
私の役割は,その発表に何かしらのコメントをすることです。
コメントというのは気がついたことを話すのですが,気がついたこと全部をお話しできることは,そんなにありません。
気がついた中から1つか2つ,選んで話します。
私の場合,大筋次の2つが選ばれやすいです。
1,大方の先生が見落としそうなところ。
2,若い先生には基本の考え。
こんなことを頭に入れておくと,話すのもそれなりに面白くなります。

「算数ソフト最前線」の話しもします。
今回は,クラウドの話しもしますが,ソフトと関連させつつ,算数のあれこれをお話しする予定です。
1日中,算数の話しで,楽しみです。

b8479このセミナーの代表をしている先生は,私の親友の藤本浩行先生です。
文部科学省の優秀教員といて表彰されるほどの先生で,著書も多数あります。
近著は下の2冊です。
『新任教師 はじめの一歩』(さくら社)
『信頼を勝ち取る「保護者対応」(はじめての学級担任)』(明治図書)
若い先生や,これから先生になる方,また,若い先生を御指導される先生にお勧めします。

上原先生から,嬉しいメールをいただきました!

8566嬉しいメールをいただきました。
特別支援学級の指導で有名な上原淑枝先生からです。

時計のソフトの左端に,さくらスライダーが2つセットされています。
さくらを下に降ろすと,針が次第に消えていきます。上に上げると,針ははっきり見えるようになります。
これが「針を意識するのに良い」とメールをいただきました。子ども達と授業をして,子ども達の意識が針に集中したのです。

針を見て何時何分か答える勉強をするとき,片方の針が見えなかったら,「見せて!」「見たいです!」と強く願ってきます。消えている針を見ないことには,答えられないからです。
こういう場面作りをすると,子ども達の集中も高まりますね。

上原先生のクラスのお子さんが針を意識したのですから,「正答したい!」という強い願望が心にわき上がってきた子とわかります。こういう子は,もっとやりたいと願ってきます。それが積み重なって伸びていきます。
上原先生のように,「正答したい!」という心を引き出す学習が日々連続したら,学ぶ子も,親御さんも喜びますね。

この時計のソフトもクラウドの1年,2年に入っています。

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b8481嬉しい気持ちになって,宇佐美先生の本を読みました。『「出口」論争とは何か』(明治図書)です。
戦後最大の教育論争と言われている「出口」論争が詳しく書かれています。
『論理的思考』(メヂカルフレンド社)で一文の書き方を学びました。
この本では文章の書き方を学べます。

5年生の「分数÷整数」のソフト

85675年生の分数÷整数のソフトです。

どうして÷9の「9」が分母の方に来るのかは,理解の場面となります。それ用のソフトは,このソフトとは別に1本作ってあります。
そうした学習をして,いよいよ理解したことを習得するために,何問か練習をしていきます。
このソフトは,その練習用のソフトです。

練習をするとき,分母に「×9」ともってくることは,さほど難しくありません。
昨日も書きましたが,経験ある教師が気にするのは,約分です。
約分をすることはわかっていても,スッキリ約分ができない子がいます。

高校生の時,担任の先生が時々,覚えるまでの話しをしてくれました。
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単純なことは3回もやれば覚えるものだ。
でも,人によってはこれが13回ということもある。
どちらにしろ,覚えるに必要な回数はさほど多くない。

しかし,ちょっと複雑なものになると,3回ではすまなくなる。
2倍3倍はかかる。とはいえ10回前後もやれば大丈夫だ。
覚えるのが苦手な人は,残念ながら13回の数倍を必要とする。
何かしらの策があれば,それを使うもいい。
策がなければ,根気を働かせることだ。
100回はやると覚悟を決めれば,何とかなる。
高が100回だ。
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分数の計算。
もし,約分をしなくても良いのなら,3回コースです。覚えの悪い人でも13回で覚えられます。
しかし,約分をするのは,お約束です。避けて通れません。
「100問問題集で気合いを入れてやりましょう」と話して,その気になっても,結果は思うに任せません。
算数が苦手な子には,このいい話より,目の前の複雑感が勝ってくるからです。
途中で嫌気がさしてきます。
算数に向かっていく100回ではなく,算数から心が離れていく100回になってしまいます。

そういう子でも,このソフトは効果的に働きます。
なぜでしょう。
約分するかしないかに,エネルギーを集中できる設計になっているからです。
ごらんのように,二者択一です。
この形は正答したくなります。自然と数に着目をします。
約分の規則性を自分で把握する場となっているのです。

近々,クラウドにアップする予定です。5年生の先生,ぜひ御活用ください。
約分はもう教えやすい所になりました。
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城ヶ崎先生との座談クラブ。
ちょっと予定が入り,2月1日(土)になりました。