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この言い伝えがすばらしい!

調べ物をしていたら,心に染みてきたすばらしい言い伝えと出会いました。

「茶碗を投げば綿でかかえよ」野口芳宏先生

相手が怒ってしまって茶碗を投げてきたら,茶碗が割れないように綿で受け止めましょう!との言い伝えです。

茶碗が飛んできたら,とっさに座布団をとり,それで受け止めれば,茶碗は割れずにすみます。(そんな早業は私にはできませんが・・・)
座布団のように柔らかい心で受け止めれば,相手を傷つけずにことが丸く収まりますよと言うことです。

こういう話は野口先生からもよく聞いています。
校長室に怒鳴り込んできた親には真心で対応すること。
話をよく聞き,相手の身になってごもっともなことと思うように,柔らかく受け止めることです。
いっしょになって茶碗を投げてはいけないのですね。

立派な人は昔も今も変わりません。

※ 諺は,『故事俗信ことわざ大辞典』に出ていました。高価ですがCDがついています。PCでさっと調べられ重宝しています。
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野口先授業づくりの教科書 道徳授業の教科書生の道徳の本,お勧めです。
『道徳授業の教科書』
※ この本には,「指導者としての姿勢」が記されています。そこを読み返すだけでも勉強になります。
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日めくりの『教室論語』がドンピシャ

b8085「遠くない将来,車椅子が20世紀の古いテクノロジーと呼ばれる日が来るかもしれない。それどころか,悲劇的な病気や事故のために体の自由を失うということすら,過去のものになるかもしれない。」(『NEXT WORLD』p70)

最先端の科学はこういった驚きの未来を見つめています。

偶然,日めくり論語『教室論語』を見たら,25日である今日は,「人,遠き慮(おもんぱか)り無ければ,必ず近き憂い有り」でした。
将来のことを考えずに,目先のことばかりにとらわれていると,必ず心配事がおきますよ,という尊い教えです。
いつも以上に,感心しました。

その隣には,有田和正先生の日めくり『有田和正 追究』が「取材で『常識』をこわせ」と迫ってきます。
読書で常識が変わったばかりだったので,こちらもいつも以上に刺激的でした。

孔子も有田先生も,未来がいろいろと見えていたのだろうなと感じます。
有田先生の「教材七分に腕三分」に,その未来予感を強く感じます。
いつまでも「腕十分」では発展が厳しいです。
自分自身をストロングにするしか無いからです。
せっかくストロングになっても,教師が新陳代謝すると振り出しに戻されます。残念な流れです。
でも,「教材七分」です。教師が入れ替わっても教材が発展していけば,授業の質はどんどんよくなります。
そういう発展的な未来を有田先生は見ていたのかも知れません。
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『NEXT WORLD』はおもしろい!

b8087ミチオ・カク教授の『NEXT WORLD』を読み始めました。
教室で余談をすることがある先生には,うってつけの本です。
近未来がどうなるのか,それが素人の私にもよく分かるように書いてあるからです。
記憶に残ったところを,子ども達に話聞かせるのもよい勉強になります。
「未来はおもしろい!」を実感させる一時は,かなり高いレベルでの道徳です。

この手の本を読み,近未来を感じると,私のような人間は「もう少し生きて,その未来を見てみたい」という衝動にかられます。
こういう思いをしている内は,しばらく頭も心も体も元気という気がします。

近未来を示す本を読むと,ふつふつと熱い物を感じてきます。
「微分積分を小学生が理解する時代がそう遠くない時にやってくる!」

それが世界のどこから始まるかというと,きっと日本です。
私がいるからではありません。
国全体が都市化しているからです。
どこへ行っても似たような都市文化を完成させている国だからこそ,算数数学の学力の質的転換が始まる可能性が高いのです。もちろん,適切なソフトウェアの開発も必要です。
そういう近未来も覗いて見たいです。
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「教育新聞」に『子どもの作法』の広告を出しました!

b8088今日(4月23日)付けの「教育新聞」に広告を出しました。
内容は野口芳宏先生の『ちゃんとができる子になる 子どもの作法』です。

下の方には,「子どもと一緒に読みたい礼儀作法の基本」と記されています。
ぜひ,そうしていただきたいです。
作法は人間関係をよりよい方向で円滑にします。
親子で学んでいただけたら,とてもうれしいです。

野口先生の作法の本,いいですね!
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5月2日(土)は,有田和正先生継承セミナーです。
5月9日(土)は,事前学習法のセミナーです。
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30日(木)に秋田へ行き,「教育における不易流行」の話をしてきます。
話の内容は,3つを予定しています。

1,思考力育成法
2,事前学習法
3,行儀作法

1の「思考力育成法」は画面を見ないと伝わりにくいので,パワポで掲示物を作っています。
とはいっても,パワポを使うのは本当に久しぶりです。
以前使った時は,ほんの少しさわって,「小回りが効かない!」と絶句して止めてしまいました。
ですので,操作も大方しりません。

それでも,みんなが使っているソフトなので,それほど難しくないだろうと思い,今回,久々に開きました。
やってみたら,案の定,使い方は易しいです。
また,慣れてくると,思考がパワポについていける感じになります。
しだいに,提示内容も良い形に仕上がっています。

パワポは,小回りをきかせて作り込むことには向いていません。
しかしながら,ページ切り替えや,材料の切り貼りはとても簡単です。
これからは,講演内容に応じて,パワポも使っていこうと思います。
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「立腰」が正面に!植田学級,いいですね

b8093植田先生のクラスの正面黒板の上。
「立腰」が掲げられています。

しかも,写真にはポイントが3つ示されています。
1,背もたれに背をつけない。
2,深く腰をかける。
3,足を床につける。

とくに,「足を床につける」は,意外と重要なポイントになっています。

足を前に出すと,腰が曲がりやすくなります。電車でも態度の悪い人はたいてい足を前に放り出しています。その人の腰や背をみると,いかにもだらしない状態になっています。
教室でも,足を前に放り出していたら,姿勢が悪くなり,心も影響を受けることがあります。

逆に,足を椅子の下に入れるようにすると,腰は立ちやすくなります。
足の形が正座に近づくからです。
ただ,足を引くのは見た目がやや悪いので,足を床につける座り方が推奨されています。

ところで,2年生の算数で秒を学習します。
その時,10秒はどれくらいか,30秒はどれくらいか,とストップウォッチなどを使って体験する学習もします。
立腰を学習しているクラスは,この短い時間の体験を,「立腰+目つむり」でやってみてはいかがでしょう。
静かに目をつむります。自然,心が落ち着くことを学んでいくことになります。

戦前には,授業のはじまりに黙想をしている学校もありました。
全校生徒が落ち着き方を学ぶのですから,いい学校だったのだろうな思います。

植田先生のクラスが今年度も落ち着いた良いクラスになりそうで,とても嬉しいです。
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算数ソフトのDVDBOOK版もありますよ!

b8089算数ソフトのDVD BOOK版です。
このシリーズは,全30巻あります。
1学年に5巻ずつあり,1巻に2単元か3単元のソフトが入っています。1巻3000円(税別)ですので,かなりお買い得です。

表紙を開くと,DVDが挟まっています。
これをPCに入れると,すぐに使えます。
面倒なパスワードなどはありません。

クラウドのようなインターネット上での購入がどうもいけないという先生には,こちらが最適です。
大型書店で販売されています。
小さな書店しかない場合は,日教販取り次ぎで注文をされると,大丈夫だと思います。

一昨年,昨年と,千葉県にある小学校さんの校内研(算数)の講師を勤めさせていただきました。その小学校さんには30巻全部を使っていただいています。子ども達も大喜びしています。

今年は三重県の小学校さんにおじゃまをすることになりそうです。
こちらも,算数の研究です。すでに,DVD BOOKを使ってくださっています。
おじゃまをしたら,校内フリーライセンス版を使っていただこうかと思っています。

コンピュータを使う授業が当たり前になってきた今,算数の時間に算数ソフトが5分10分と登場するのも自然な流れです。
実に良い時代になったと思っています。
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5月9日(土)は,大阪です!
大阪で「事前学習法」が開催されます。
かなり画期的な学習が展開されます。事前学習法に関心のある先生,ぜひ,ご参加下さい。
わたしもお話をします。
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