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朝日新聞の朝刊

今日の朝日新聞の朝刊,「教育」欄に,私のコメントが載りました。
取材を受け,来るべき時代についてあれこれ話しました。それが下の記事になりました。

『子どもが夢中で手を挙げる算数』(DVD)を使うと,本当に子どもの「やる気」「伸び」が変わります。
先日も,親友の福山憲市先生のメールがMLに流れていました。

「横山先生のソフトは、復習としてもおいしいソフトです。
すぐに記憶が想起されます。ぜひ、試されてください。
毎時間、初めの20分くらい、この時期は使用するといいと思います。」

猛暑の中の算数です。常識的には,しんどいです。でも,算数ソフトを使うと1学期の復習にも効果的なのです。
同様に,別のMLで藤本浩行先生から,算数ソフトを授業で活用したら「子どもも、「どんどん、問題を出して欲しい!」というのです。すごいことです。」と猛暑の中の授業光景が届きました。

算数ソフトを使うことで,算数の授業が確かに少しずつ変わりつつあることが分かります。
近い将来,算数では平均点90点を超すことがそれほど珍しい光景ではなくなります。

・今週末の土曜日は,「チーム算数」です。

5年 立体 3本目のソフト

5年の立体のソフトは,「もっと!算数」に,すでに2本アップしています。
今,この続きの3本目を作っています。

現役の頃からあったら良いなと思っていたのは,平面の図形からぐぐっと立体になるソフトです。
三角形があり,それが三角柱になっていく。
そういうソフトです。

「平面  →  立体」の流れ,どことなく数学っぽくっていいです。
立体がぺしゃんこになると平面になり,平面がふくれると立体になる。
この変わり目がくると,名称も「三角形」「三角柱」と変化します。

現役の時,こういう変化の様子を言葉で説明していましたが,ソフトで見せられる時代がやってきて,本当に良かったと思います。子ども達が動きを見て,その変化から数理的なことを感じ取ってくれれば,ありがたいと思います。

完成したら,お知らせします。

流しそうめん野口塾

毎年,夏休み直前に開催されるのが,流しそうめん野口塾です。今年も参加しました。

印象深かい嬉しいことが,ありました。
一つは,木更津技法研の小路先生です。こまめに動いていることでも人格のすばらしさを感じましたが,国語技術研究所見学ツアーの時に,この資料をなんとかしたいと言っていたことです。毎年,恒例のように案内係をさせていただいていますが,こういう前向きな言葉は初めて聞きました。小路先生は野口先生から直接教わっている先生ですので,何年か先に動きが始まってほしいと願いました。

また,山中先生は野口先生の国語を継承してまとめていくことを語っていました。山中先生の考えによると,野口先生の国語は3つの柱から考えていくことが出来るそうで,その観点から整理をつけていくそうです。これも,ありがたいことで,野口先生の国語を後世に伝える大切な活動となります。

筑波大付属小の桂先生がご参加くださったことも感動的でした。たくさんの先生方に囲まれ,さすがは桂先生と思いました。ホタル見学ツアーの時,少し話が出来ました。2年3年の後に面白いことをやりましょうということで,固い握手を交わしました。

また,城ヶ崎先生の実践提案が実に良かったです。運動のあり方を体の仕組みという根本から再措定しています。質が高かったです。城ヶ崎先生の話は年を経る事に太くなっています。歩む道がいいとこうなるのかと目を見張っています。
「玉磨かざれば器と成らず 人学ばざれば道を知らず」(礼記)
磨き,学び続けている。これを城ヶ崎先生に感じます。

その城ヶ崎先生との「チーム算数」は今週末の土曜日に開催されます。

5年,合同の作図ソフト

5年の合同で作図を教えます。
そのソフトが完成しました。

作図方法は3つ。
3辺相等
2辺挟角相等
2角挟辺相等
どれも,クリックで順を追ってみることが出来るので,便利です。

教師用の巨大コンパスや,巨大定規・分度器を使って,黒板でも説明できますが,なかなか大変です。
ダウンロードをして,このソフトでちょいと見せれば,かなり良い感じで理解が進みます。

近々,「もっと算数」にアップします。どうぞ,ご活用ください。

※「もっと算数」サイトは,無料で使える算数ソフトをアップしているサイトです。ウィンドウズマシンをお持ちの先生でしたら,どなたでもご利用いただけます。教室の子ども達に新しい算数の世界を体験させてあげてください。

IT教育ソリューション

ブックフェアの同時開催で,IT教育ソリューションが展開されていましたが,どうも,ブックフェアの方がこぢんまりとしてしまった感じでした。
時代の流れを感じました。

キーウェアさんのブースに行き,算数ソフトの展示状況を見てきました。50インチテレビでに映し出されたり,ipadに映し出されたりと,賑やかでした。キーウェアの大橋さんの説明がとっても上手で,見とれてしまいました。やっぱり,プロは違うと思いました。

算数ソフトは,別のブースでも展開されていました。
巨大なIT教育ソリューションというワールドで,2カ所での展開です。
算数ソフトの時代も間近に迫っていると感じました。

江戸時代の学びの風景

江戸時代の学びの風景です。
教えている先生は「手島先生」です。教えている内容は「行儀作法,一切の心得事」です。

先生は一段高いところにいます。正座して見台に書を載せ,それを読んでいるのだと思います。

子ども達は,左右に分かれています。先生の左手側に男子。右手側が女子。
「男女七歳にして席を同じゅうせず」という,中国古典の『礼記(らいき)』の第12章「内則(だいそく)」に載っている言葉を思い出します。内則には「家庭内の礼儀作法」が記されています。この後に続く言葉は「食を共にせず」です。
礼儀作法を教えている教室ですので,古来の作法に則っています。

ですが,中央に線を引いているが何ともいえず,おかしいです。これは,座を分けるために引いたのです。「席を同じゅうせず」の「席」は,椅子ではなく敷物のことです。4人が座れるぐらいの敷物でした。同じ敷物に乗らないのが作法なので,線を引くことで別の座としたのです。座の「見える指導」ともとれますね。

子ども達,少々,よそ見をしていますが,この程度は普通だったようです。
控えの間に大人が2人います。たぶん,付き添いです。その控えの間にいる子ども達は入門前の子のようです。

この本,まだ,あまりよく読んでいません。さっき,ちょっと読んだら,案外良く読めていたので,時間を見て読んで見ようと思っています。書名は『主従心得草』の3編の上巻です。