国語のセミナーで時々耳にするのは「読む」「書く」「話す」「聞く」の4つの活動です。
そのどれもこれも大切で,特に昨今は能動的にということで,話す・書くに力が向きます。
この4つを礼儀作法の観点から見ると,一番大事なのは「聞く」となります。
「話す」「読む」「書く」はその後に位置します。
どうして,「聞く」は大事なのでしょう。
それは,「聞く」という行為が人に合わせることを根本としているからです。
「話す」も「書く」も「読む」も自分でする行為です。
特に「書く」「読む」は相手が紙です。
紙に書き,紙の本を読み・・・となっています。
「話す」は,相手がいます。多少,相手のことを考えますが,相手がどうであっても「話す」ことはできてしまいます。
自分のペースでできるのが,この3つなのです。
これに対して,「聞く」は自分のペースではできません。
相手のペースに自分を合わせることで,初めて聞けるのです。
相手を受け入れると言っても良いでしょう。
野口先生流に言うと,「受容」です。
人の話を聞くことは,ただそれだけで,受け入れる受容の力が育っていきます。
自然と,勉強を受け入れ吸収する力も高まります。
先生としては,子供達に聞きやすく話すことも大切です。
同時に,子供達に聞こうとする姿勢を高めようと意識させることも大切です。
その昔,「男は黙ってサッポロビール」というCMがありました。
このCMを知らない人には,「しゃべらずにじっと聞いているだけで,人格は育つ」という意味なんだと話したことがあります。CMと大きくかけ離れますが,その気になってくれます。
「聞く」のが上手だなと思うのは,城ヶ崎滋雄先生です。
古武道を学び,不登校の子と向き合い,人格形成の道を歩んでいるだけあります。
先日,『3ステップ 聞くトレーニング』の上嶋先生とお会いしました。
この本は「聞く」を学ばせるすばらしい本です。
--
関連記事:
ルワンダでは,スーパーにも行きました。現地の香りが漂う平凡な物を・・・と思い,手を伸ばしたのがこれ。
自分ではオレンジ色が目立っていたので,紅茶と思って買ったのですが,家に帰り,よくよく見たら「グリーンティ」でした。
商品名は「Rwanda Mountain Tea」です。
なんだか,おいそうな名前です。
よくわからないのは,「お茶にゴリラ」の構図です。ゴリラも飲んでるお茶なのだろうか。しかし,これではお勧めする理由になりません。
日本に戻ってから,ルワンダはマウンテンゴリラを観察できる国とわかりました。
そういうツアーもあり,世界各国から観光客が来ているそうです。
ゴリラはルワンダのお宝の1つなのです。
それならこのお茶も良いね!となります。
ところでお味は?
かなり厳しい点数になります。
でも,このお茶を摘んでいる現地の人を思うと,やっぱり美味しいです!
平素の道徳は,こういったところにあるのだろうなと思っています。
--
関連記事:
『特別支援教育対応 さんすうセット』のビデオを作りました。
関心のある先生,ぜひ,ご覧下さい。
時間は2分3秒。なかなか良い感じです。
--
明石先生のSG会。
特別支援級の担任をしている石井先生が参加しています。
明るくて,体が大きくて,「頼れる先生」って感じの先生です。
その石井先生,算数ソフトを使っています。
SG会で会うたびに,「こんな成果があった!」と嬉しい話を話してくれます。
話題の中に,B君がよく出てきます。
先日のSG会では,「B君が,『分数がすき!』と言っていた」ことを教えてくれました。
分数が好きになるんですから,石井先生の指導がかなりのものと推察できます。
来年の2月頃,うまく調整できたら,石井先生の学校におじゃまをして,その様子を見学させていただけそうです。
その日が今から楽しみです。
参観する時には,カメラを持って行き,写真やムービーでしっかり記録に残したいと思います。
--
関連記事:
1つは,12月27日(日)の愛媛県宇和島市での「姿勢の良い人になろう」です。
もう一つは,1月12日(火)に神奈川県横浜市です。テーマは同じ「姿勢の良い人になろう」です。
こういう授業をさせていただけるのは,本当に嬉しいです。
姿勢が良くなれば,心が良くなります。
そういう子がどんどん増えれば,日本はさらに豊かな国になります。
愛媛では3年4年生に授業をします。
神奈川は6年生です。6年生ですので,卒業式に向けての一こまになります。1月に姿勢の指導を受けていれば,卒業式もかなりビシッとし,保護者の方々も我が子の成長に感動すると思います。
姿勢の指導には,2種類あります。
1つは,その場だけの姿勢指導です。授業の始まりなどに「気をつけ」「姿勢を正して」などと号令がかかったその瞬間をキッチリ良い姿勢にする指導です。
全国津々浦々で指導されています。
もう1つは,腰骨を立てて座り続けることを教える指導です。こちらの指導をする先生は少ないです。
でも,嬉しいことに,次第に増えてきています。
知り合いの先生方はかなり高いレベルで指導をしています。
こういう先生に教わった子ども達は,内なる力が大きくなるので,人生が豊になるでしょうね。
私の年末年始の授業は,もちろん,後者の方です。
今から楽しみです。
--
『日めくり論語』など,論語を読むと,「心の姿勢」が良くなります。
「人と与(まじ)わるに 恭(うやうや)しくして 礼有らば,
四海の内,皆兄弟也。」
今日は,ここを読み,誠にその通りと感じ入り,良い気持ちになっています。
「姿の姿勢」と「心の姿勢」の両方が良くなると,しなやかな強さを持つことになります。
--
関連記事:
さくら社から2月に新刊が出ます。
『ナマステ! 会いたい友だちと --友情は国境を越える』(関西大学初等部6年生)
表紙もかなり良い形にできているのですが,まだ,最終決定していないので,ここにアップすることができません。
決まり次第,アップします。
この新刊は,関大初等部の公開研究会の日に初売りされます。
私も公開を見に行くので,その場で購入したいと思っています。
何しろ,著者が「関西大学初等部6年生」です。
ミューズ学習(思考力育成の学習)をしっかり学ぶと,「ここまでやるのか!」と驚かされます。
そのすばらしい活動を本に仕上げて,そこからさらに,子ども達は驚異の活動をしていきます。感動しています。
「これこそがまさにアクティブラーニング!」です。
--
その公開日,もしかしたら某元校長先生といっしょに夕飯をご一緒できるかもしれません。
楽しみがあれこれ増えてきています。
関連記事:
2月6日(土)の関大初等部の公開。
申し込みをすませました。
公開授業①は3年2組のMUSE学習。
公開授業②は4年2組の算数。
公開授業③は6年1組のMUSE学習。
教科等協議会は4年2組の算数。
MUSE協議会は6年のMUSE。
ここまでが自由選択です。
他にも2つ,ナイスな展開があります。
鼎談:「教科教育から見たミューズ学習の価値」
シンポジウム:「思考スキルを診る~授業デザインを省察するために」
久しぶりの参観になりますが,とても楽しみです。
--
公開の日のお昼は,島原先生,三角先生と一緒です。
こちらも楽しみです。
--
関西に行ったら,一度,お会いしたいと思っている社長さんがいるので,連絡をしました。
調整してくれて,前日の夕方,京都でお会いすることになりました。
5日,6日と楽しいことが続きます。
--
関連記事: