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大分の幼稚園の先生は勉強熱心!

b8338分の古城校長先生のお計らいで,たくさんの幼稚園の先生方の前でお話をすることができました。

前日に,古城校長先生と一献傾けました。
幼稚園の工藤先生,是永先生,芦刈先生もご一緒で,ディズニーランドや赤ちょうちんなど,あれこれ楽しい話題で盛り上がりました。
途中,工藤先生を中心とした幼稚園での実践談に耳を傾けました。小学校とは視点がちがい,大いに勉強になった次第です。

当日は,「幼児期に必要な算数の概念と礼儀作法」の話をしました。
算数では,「指折り数える」ことを幼稚園の先生もご指導されていますが,この中に「習慣は第二の天性」という大事な要素が含まれていることを話しましました。
実際に指を折ってもらい,先生方が会得している「第二の天性」を体感していただきました。
かなり,高いレベルで納得をしてくださっていました。

こういう「第二の天性」が連続的に起こっているのが算数なのです。
そういう大きな流れのところまではお話ししたかったのですが,それには具体をもっと出さないとならず,とてもそこまでは語れませんでした。「第二の天性」というのは,見方を変えると「否定の否定」となります。
また,算数の力の分かれ目は,「数詞・数唱・物」の3つを同時に示せるかどうかにかかっていることを話しました。
この考え方は,算数ソフトという新しい教材の出現により,かなり明確になったところです。

途中から,作法の話をしました。
割り箸を使って,箸の取り方・置き方をやったら,9割ぐらいの先生がきちんとできていて,こちらがびっくりしました。
幼稚園の先生は,基本的作法の達人集団と感じた次第です。
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壇上から先生方を見ていて,さすがだなぁと思ったのは,メモをどんどんとっていることでした。
後で,古城校長先生に聞いたら,エプロンのポケットにはメモ帳が入っていて,そこに随時メモをとるのが,大分の幼稚園の先生方なのだそうです。
平素のメモ力が,こういう場でも自然と出ているのだそうで,この気風に脱帽しました。
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是永先生が,車に温泉グッズを入れていると言っていたのが印象的で,当日の控え室でそんなことを話したら,「私も入れている」と言われ,これまた驚きました。
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工藤先生から聞いた「しんけん」という大分方言。「しんけん雨が降っている」と使います。「たくさん」と意味だそうで,それを公演中に話を交えたら,「そうです」という雰囲気になりました。「しんけん驚きました」となりました。

 

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