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新春読書は『小学校作法教授要項』でした

b8765_400朝起きて,いつものようにPCを起動。
少し動かしていたら,なぜか,フリーズ。
新年早々,おやおやと思ったのですが,セーフモードで再起動など復旧中にちょっと時間が生まれます。
せっかくだから,復旧の時間に読みたいと思っていた『小学校作法教授要項』を取り出し読み進めました。

何度か読み返していますが,やっぱり,良い内容でした。

当時(明治時代の末期),小学校で教えられていた作法は,教える内容がまちまちで,流派にこだわりがあり,どうにも上手くなかったのです。
それを何とかしようと,作法教授要項が作られました。
その内容は標準を示すと共に,最普通にして適切なりと認めたる形式及び心得を選定したるものなり」と記されています。

作法のお話しとして,私が良く話しをする「姿勢」についても,
一,立てる姿勢
二,腰掛けたる姿勢
三,座せる姿勢
と,3種の姿勢の作法が載っています。

今の時代,腰掛ける時間が長いので,私はこの姿勢に一番注目をしています。

上体は立てる姿勢と同様にし,
腰を深く掛け,
足を正しく床上に揃え,
両手を膝の上に置き,又は,軽く組み,
眼は前方を正視すべし。

作法ですから,何をどうするという形が示されているだけなっていますが,作法を指導するのは良い形をマスターすることにより,正しい心を育てる所にあります。

ですので,なぜ,こういう姿勢を取ると良いのか,それなりに意義を知らないとなりません。
姿勢の意義の最も大切なところは,野口芳宏先生がしばしばお話し下さいます。
「姿勢」という漢字にそのヒントがあります。

「姿勢」の漢字をそれぞれ訓読みすると,「すがた」「いきおい」となります。
良い姿勢というのは,それだけで勢いが見られる姿なのです。
それでいて,足を床に着け,手はハの字にします。これは,相手の方への敬意・恐縮の気持ちです。
足を組む人が隣にいたら,床にそろえている人はいかにも心が落ち着いていて,相手の方に敬意を持っていることが分かります。
腕組みをする人が隣にいたら,手を膝に乗せている人はいかにも凛として,相手の方への恐縮の気持ちが見えてきます。
この敬意・恐縮の形が日本の伝統的な姿勢です。

『作法教授要項』を読み進めている内に,PCも復旧しました。
でも,気持ちが良かったので,最後まで読んでしまいました。

流れに乗って,戦前の学校の礼法の本も開きました。卒業式で校長先生が登場するタイミングが載っています。

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