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新刊『詩歌の鑑賞 授業の教科書』が出ます!

b7764野口芳宏先生と木更津技法研の新刊が出ます!!
「授業づくりの教科書」シリーズです。
内容は詩歌!!
『詩歌の鑑賞 授業の教科書』です!!

前半は野口芳宏先生による理論編。
「詩歌の鑑賞」「発問づくりの極意」です。
素晴らしい内容で,読み応え十分です。

後半は木更津技法研による「発問道場と授業実践」です。
こちらでは,実際に発問をどう作っていくのか,それが非常にわかりやすく書かれています。

なんというか,「野口塾の国語がこの本に凝縮している」と感じます。
春休みに,ぜひ,この本で学んでいただけたらと願います。
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b7763野口先生の国語の本。
『授業づくりの教科書 国語科授業の教科書』
こちらも中身が濃いです。
お勧めです。
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話は変わりますが,いよいよ今月下旬に海外へミーティングをしに行くことになりました。
バングラデシュへ行ってきます。
一昨年には,カンボジア→タイと視察しました。
昨年は,ルワンダ→ケニヤと視察。
今年はバングラデシュがスタートです。
楽しみです。
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『教育評価との付き合い方』

b7782これから春に向けて,いろいろと楽しいことが続きます。

今週の土曜日は,「実感道徳研究会全国大会」です。
例年参加しているのですが,今年はちょっと視点を変えて拝聴しようと思っています。

3月2日(水),3日(木)には,『hyakkaクラウドフェスタ』が開催されます。水曜日に行ってみようと思っています。
hyakkaは企業向けのクラウドです。

3月10日は,『教育評価との付き合い方』が発売される予定です。
この本も楽しみです!

奈良の中嶋先生とも久しぶりにお会いできそうです。
楽しみがたくさんあって,実にありがたいです。
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『小さい駅の小さな旅案内』

b7784フェイスブックで知り合った夏目雄平教授の本です。『小さい駅の小さな旅案内』です。
夏目先生は理学博士です。物理や化学の本などを出されていますが,旅の本も出されています。この幅の広さ,勉強になります。

「はじめに」を読んでいたら,「大作をねらうな。質のよい小品の積み重ねが大作になる」とありました。
感動のあまり,「まさしく,その通り」とちょっと小声で言ってしまいました。
算数ソフトが今や大作のようになっていますが,実際には夏目先生が記されたとおり,小さい作品の積み重ねなのです。
小品の積み重ね。
これを心に,この先もがんばろうと思った次第です。

この本,写真もたくさん載っていますが,目を引くのはスケッチのような地図です。
この地図は勉強になります。
自分自身の発想に良い刺激を与えてくれそうなのです。
見ているだけで,「そうか」と感じるものがあります。

後書きには「小さな旅からの帰り道,JR総武線の車中にて」とありました。
JR総武線は私も利用しています。
もしかしたら,夏目先生と同じ車両に乗り合わせていたこともあったかもしれません。
そう思うと,良い気分になりました。

まだ,読み途中です。次に東京へ行く道中もこの本を楽しみたいと思います。
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日本教育新聞に『対話の害』

嬉しいことがあれこれ続いています。
日本教育新聞の書評欄に,『対話の害』が掲載されていました!!

タイトルは,「反射的発言求める風潮に警鐘」です。

筆者は庭野三省氏(新潟県十日町市教育委員会教育委員)です。

2月15日号ですので,学校に行くとあると思います。
ぜひ,お読みいただけたらと願っています。
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『対話の害』宇佐美寛・池田久美子著
宇佐美先生は,私の道徳の考えに強い影響を与えて下さっています。
この本にも,うなりました。
具体的に,具体的に考えていくと,どうにも妙なことが見えてきます。
力をつける重要な要素がここに記されていると,私は思っています。
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三宅貴久子先生といつかは

b7805大阪で関大初等部の6年生がブース展開をした「ワン・ワールド・フェスティバル」で三宅貴久子先生と一緒に撮影しました。

この日は,公開研究会の翌日で「日曜日」です。
普通なら,家でホッと一息つくところです。
授業や協議会などの疲れを取りたいところです。

そんな雰囲気を微塵も見せず,三宅先生は朝から終了まで,きわめて元気に,ずっと会場に張り付いていました。
この熱さ,この教師魂,敬服します。

三宅先生とは海外で一緒に活動する日がやってくるだろうなと思っています。
どんな活動になるのかは全くわかりませんが,その日が楽しみです。

b7841この写真を見て,初等部6年生の活躍を思い出していたら,アマゾンから予約していた『ナマステ!会いたい友だちと--友情は国境を越える』が届きました。

この本の表紙カバー。
表紙をめくって内側に折れている所に,グッと来ることが書かれています。
※本書の売上げによる収益金は,ニランジャナスクールの学習環境改善のために使われます。
これがあったので,アマゾンでも予約し,会場でも購入しました。
購入することで,6年生や三宅先生の取り組みに,ほんの少しですが私も参加した気持ちになりました。
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『原節子 あるがままに生きて』

b7823昨年亡くなった原節子さんのことを書いた本。
一冊は読んでおきたいと思い,ようやく,今日読むことができました。
『原節子 あるがままに生きて』
映画関係の話が続くのですが,所々に原節子の言葉が出ています。
感じるものがあります。

【映画『小早川家の秋』の台詞】
品性の悪い人だけはごめんだわ。品行はなおせても,品性はなおらないもの

ずばりと鋭く指摘しています。
ですが,教員をしていると,こういう見方ができません。
「きちんと導けば治る」と考えるのが基となっているからです。
どんなに手を焼く子でも,「心の底には善良な魂がある」と思えるのです。
だからといって,「性善説です」とも思っていません。
基本的に「前向きなのが人間」です。
前に進むには,後ろ向きの悪人をしていられないだけのことなのです。
悪に走ることはあっても,悪で走り続けることを,生き物としての人間が嫌うわけです。

それでも,品行と品性を比べたら,品性は直しづらいです。
まずは品行を直し,それから次第に品性も・・となるのだと思っています。

【原節子の言葉『髪と女優』に紹介】
自分を卑しくすると,あとで寂しくなるのでそういうことは一切しないようにしています。

卑しくしないようにと心がけていても,ちょっとしたときに,ひょっこり卑しさが顔を出します。
後から反省をするのですが,恥ずかしさで何とも言えない気分になります。
江戸時代の『鳩翁道話』を読んだときです。
心ってものは上がったり下がったりしやすいものだとわかったのです。
また,上がり下がりは円運動をしています。
下がってもその後上がるようになっているということです。

こんなことがわかって来てから,だいぶ楽になりました。
下がったらまた上がるのでそれを待てばいいのです。
それでも,心が下がるようなことはできるだけしない方がいいです。
「自分を卑しくすると,あとで寂しくなる」
原節子の言葉は染みました。
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