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音読に力を入れてみたい先生が読む本

b8082秋田県への道中,楽しませていただいたのは,『日本語の学校』です。
この本は,今月のSG会の指定図書です。
全員が読んで会に参加し,レポーターの先生がお話をしてくれます。

この本を指定図書として提案された時,明石先生は「この名著がなぜ売れないのか,それが疑問だ」と一言コメントされていました。

私も購入し,読んでみました。
まさに,名著です!
音読指導に力を入れてみたいと思っている先生,あなたのために書かれた本と言えます。

音読には「読解」「鑑賞」が必須。
それを痛感させてくれます。

秋田への道中は新幹線と奥羽本線に乗ります。
運良く,車内は比較的空いていました。
誰にも聞こえないであろう声で,私は音読をしていました。
本は読むものなのですが,この本は音読をしたくなります。
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2045年,人類の全知能は。

横浜に仕事で行きました。
ブルートレインという地下鉄に乗り,馬車道という道を歩き・・・。
言葉のイメージは極めて良い感じでした。

道中,『NEXT WORLD』の続きを読みました。
「1970年前後・・(略)・・最先端のコンピュータは,今のスマートフォンの数十億分の1の性能しかありませんでした。」
「2045年・・(略)・・『人類文明の全知性』は,現在に比べて10億倍になっている。」

信じがたく思う人もいることでしょう。
ですが,たいていこういったようになります。

個人の周辺でも,フロッピー時代からあっという間にギガ・テラの時代です。
30年後の2045年。
どんな世界になっているのか。
気になる近未来がすし詰めに記されています。
心が弾みます。
なにしろ,「このぐらいできるようになっているかな」と自分なりに思った範囲を遙かに超えています。
科学はそんな先まで進むのかと,驚愕します。

そういう時代がやってくると思うと,ぼんくらな私でも考えが前向きになります。
近未来の科学的予想は,実にありがたいです。
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5月9日(土)は,大阪で事前学習法のセミナーです。
格差を少なくする学習,子ども達がその気になる授業,関心のある先生,ぜひお越しください。
近未来の教育談義もしたいですね。
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b8447ブラックボックスは人気がありますね。
A4の紙を二つ折りにして使える画期的なサイズ紙を二つ折りにする秘訣を考案してくれたおかげで,
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日めくりの『教室論語』がドンピシャ

b8085「遠くない将来,車椅子が20世紀の古いテクノロジーと呼ばれる日が来るかもしれない。それどころか,悲劇的な病気や事故のために体の自由を失うということすら,過去のものになるかもしれない。」(『NEXT WORLD』p70)

最先端の科学はこういった驚きの未来を見つめています。

偶然,日めくり論語『教室論語』を見たら,25日である今日は,「人,遠き慮(おもんぱか)り無ければ,必ず近き憂い有り」でした。
将来のことを考えずに,目先のことばかりにとらわれていると,必ず心配事がおきますよ,という尊い教えです。
いつも以上に,感心しました。

その隣には,有田和正先生の日めくり『有田和正 追究』が「取材で『常識』をこわせ」と迫ってきます。
読書で常識が変わったばかりだったので,こちらもいつも以上に刺激的でした。

孔子も有田先生も,未来がいろいろと見えていたのだろうなと感じます。
有田先生の「教材七分に腕三分」に,その未来予感を強く感じます。
いつまでも「腕十分」では発展が厳しいです。
自分自身をストロングにするしか無いからです。
せっかくストロングになっても,教師が新陳代謝すると振り出しに戻されます。残念な流れです。
でも,「教材七分」です。教師が入れ替わっても教材が発展していけば,授業の質はどんどんよくなります。
そういう発展的な未来を有田先生は見ていたのかも知れません。
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『NEXT WORLD』はおもしろい!

b8087ミチオ・カク教授の『NEXT WORLD』を読み始めました。
教室で余談をすることがある先生には,うってつけの本です。
近未来がどうなるのか,それが素人の私にもよく分かるように書いてあるからです。
記憶に残ったところを,子ども達に話聞かせるのもよい勉強になります。
「未来はおもしろい!」を実感させる一時は,かなり高いレベルでの道徳です。

この手の本を読み,近未来を感じると,私のような人間は「もう少し生きて,その未来を見てみたい」という衝動にかられます。
こういう思いをしている内は,しばらく頭も心も体も元気という気がします。

近未来を示す本を読むと,ふつふつと熱い物を感じてきます。
「微分積分を小学生が理解する時代がそう遠くない時にやってくる!」

それが世界のどこから始まるかというと,きっと日本です。
私がいるからではありません。
国全体が都市化しているからです。
どこへ行っても似たような都市文化を完成させている国だからこそ,算数数学の学力の質的転換が始まる可能性が高いのです。もちろん,適切なソフトウェアの開発も必要です。
そういう近未来も覗いて見たいです。
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「教育新聞」に『子どもの作法』の広告を出しました!

b8088今日(4月23日)付けの「教育新聞」に広告を出しました。
内容は野口芳宏先生の『ちゃんとができる子になる 子どもの作法』です。

下の方には,「子どもと一緒に読みたい礼儀作法の基本」と記されています。
ぜひ,そうしていただきたいです。
作法は人間関係をよりよい方向で円滑にします。
親子で学んでいただけたら,とてもうれしいです。

野口先生の作法の本,いいですね!
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5月2日(土)は,有田和正先生継承セミナーです。
5月9日(土)は,事前学習法のセミナーです。
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30日(木)に秋田へ行き,「教育における不易流行」の話をしてきます。
話の内容は,3つを予定しています。

1,思考力育成法
2,事前学習法
3,行儀作法

1の「思考力育成法」は画面を見ないと伝わりにくいので,パワポで掲示物を作っています。
とはいっても,パワポを使うのは本当に久しぶりです。
以前使った時は,ほんの少しさわって,「小回りが効かない!」と絶句して止めてしまいました。
ですので,操作も大方しりません。

それでも,みんなが使っているソフトなので,それほど難しくないだろうと思い,今回,久々に開きました。
やってみたら,案の定,使い方は易しいです。
また,慣れてくると,思考がパワポについていける感じになります。
しだいに,提示内容も良い形に仕上がっています。

パワポは,小回りをきかせて作り込むことには向いていません。
しかしながら,ページ切り替えや,材料の切り貼りはとても簡単です。
これからは,講演内容に応じて,パワポも使っていこうと思います。
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照井校長先生の『せせらぎ国語教室』

b8094岩手の照井孝司校長先生から記念誌が届きました。
『せせらぎ国語教室 -第16集-』です。
16集には平成25年度と26年度の内容が収録されています。
野口先生も現役の頃,国語教室を編集発行していました。
それを受け継ぐかのように照井先生も継続的に発行されています。
教師人生が実に充実しているのではないかと感動しています。

ちょうど読んでいた『春秋左氏伝』に,

その位にて怠らざれば,
民ここに息(やすら)ぐを得ん。

とありました。
今ある仕事を熱心に進めれば,一緒の仲間もみな安心して進むことが出来ます。
照井校長の『せせらぎ国語教室』から,そういう熱さが伝わってきました。
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懇談会で使える「飲み助さんの話」が好評で,良かったと思っています。
あっという間に終わってしまう短い話で,しかも飲兵衛の話です。
ですけど,話を聞いてしまうと,どうにも自分を少し直したくなります。
不思議なものです。
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