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3年の「円と球」でソフト!

b80563年生の「円と球」のソフトです。
この単元には,7本のソフトがあります。
右の4枚の画像は,どれもその中の6番目のソフトの画像です。

6番目のソフトは,見て分かるように,よく出題される「箱の中の球」の問題です。
円の直径が分かっても,球になると急に??となる子がいます。
そんな子のために,このソフトを作りました。

斜めから見ている箱と球。
それを真上から見た形に画面が切り替わります。
その後,なんと,球の上半分が取れてしまい,直径が顔を出してきます。
ところが,その直径はそれぞれが好き勝手な方向を向いています。
そこで,「?」ボタンをクリック!
すると,直径が整列をします。
整列した途端,箱の縦や横の長さがスッと分かってきます。
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この問題,とても難しいところなのです。
普通に授業をしたら,何人かの子を取りこぼします。
でも,ソフトを見るとみんな着いてきます。
「具体的に見ていけば分かる」
と,このように言い切って良いと思っています。
重要なことは,算数を具体的に見せていくことです。

しかも嬉しいことは,分かるだけでなく,面白がることです。
子供達がノリノリになるそうです。
「?」ボタンを押すときには,全員で「整列!」と言ったクラスもあります。
「直径が整列する!」
こんな比喩的表現が自然と出てくるような楽しい雰囲気になります。
良いですよね。
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実際の授業ですが,教科書を開く前に,このソフトを見せて軽くみんなで考えてみます。「当たるも八卦,外れるも八卦」程度の軽さで見ていくだけでも,教科書の問題を自力で解きたくなる意欲が湧いてきます。イメージを見ているので,自分でできそうという気になるのです。

算数ソフトを使っていると,楽しい事前学習ができるのでいいですね!!
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3年「かくれた数」子供達が自然と理解!奥田先生!

b80583年生の「かくれた数」の学習で,奥田先生がすばらしい実践をされました。
ややこしい文章問題の出てくる小単元ですが,奥田先生は,「文章と図と式の関係が自然と理解できたようです。」と記しています。いいですね!

奥田先生は1時間を15分ずつに分けて指導されていました。

1,初めの15分は算数ソフト
まず算数ソフトを使いました。
2本のソフトの中に,文章問題が3問ずつ,合計6問入っています。
これを子供達に見せて,解き方を理解してもらいました。

2,次の15分は教科書問題
それから,教科書の問題に取り組ませました。
そうしたら,子供達が自分で教科書問題をスラスラと解いてしまったそうです。
教科書問題を解くのにかかった時間はわずかに15分程度だったそうです。
驚異的です。

3,最後の15分は計算ドリル
この段階の子供達は,黙々とドリルに取り組んだそうです。
すっかり分かったのでしょうね。分かれば,誰でも集中して取り組みたくなります。
すばらしい実践です。

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「かくれた数」では,文章問題の内容が少々複雑なので,図を書いてから式を書きます。
手順は,「文章問題→図→式」となります。
この「図」は,思考ツールとして位置付いています。
それを自分できちんとかけるようになると,図を問題解決の技として使えるようになります。
類題が出ても図から式がスッキリと分かるようになります。
ですので,奥田先生が図を大切に扱いつつ授業されたことがよく分かります。

算数ソフトを使っている先生方の教室でも,きっと奥田先生のような「みんながわかる」実践が行われていることでしょうね。
嬉しいですね!
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城ヶ崎先生と電話

b8062城ヶ崎先生から電話がありました。
「丸善の津田沼店に行ったら,算数ソフトの3年生の本5冊が丸ごとありませんでした。」
きっと,どこかの小学校の先生が3年生のソフト,5巻全部を購入されたのだと思います。
5巻そろっていれば,算数の授業がとっても楽しくなります。
子ども達のやる気もパワフルになります。
この先生に教わっている子ども達,真夏日の今日も算数の時間は熱中したと思います。いいですね!
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b8061久しぶりに本に入っているDVDから算数ソフトを起動してみました。
4巻の「わり算② あまりのあるわり算」です。
DVD版もグッドです。
イチゴが良い感じで動いて分かれてくれます。
九九の裏返しになるわり算,その全部で,いちごがきちんと分かれてくれます。
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わり算では「等分除」と「包含除」を学びます。
教科書に専念していると,この2つのタイプの他にはわり算はないと思えてきます。
ところが,ちょっと視点を変えると,意外と周囲にわり算があることに気づきます。
◆体重28kgの子がいすに乗ったら,いすの脚1本は何kg支えていることになるか。
◆体重36kgの子が気を付けをしたら,片方の上履きには何kgの重さがかかるか。
これらは圧力的な考え方です。
こうしてわり算の考え方を広げると,「いすの脚はがんばっているな」とか「上履きは根性がある!」と思えてきます。
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城ヶ崎先生のとの「チーム算数」は6月13日(土)に開催です。
その前日,12日の夕方,島根の広山先生と「国語と道徳トーク」ができそうです。神保町界隈です。
広山先生は6月に新刊を出すそうです。国語の本です。
楽しみですね。
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学参イタリック体のフォント

b8065モリサワフォントの学参イタリック体を購入しました。
エックスの字形がいいですよね。
「ヒュイ,ヒュイ」と書く,あの雰囲気が実に良く表現されています。

この学参のイタリック体は太さが,10,20,30,40,50,60と6種類あります。
右はその一番太い60です。
画面に1問ずつドーンと映し出すときには,このぐらいの太さがあるとメリハリも立ち,良いのかなと思っています。

退職して,算数ソフトを作るようになって気を遣ったのはフォントです。
何しろ,商用としてソフトを開発しているので,数千円で売っているようなフォントは全部使えません。
少ししか入っていないのに,何万円もするフォントを購入して使います。
そうでないと,フォントの著作権侵害が発生するからです。

そのフォントが数年前からクラウド化され,年間契約タイプになりました。
そこで,モリサワフォントとイワタフォントの両方で契約をしました。
そうしたら,フォント数が多すぎて,逆に使いたいフォントまでたどり着くのに時間がかかるようになってしまいました。
そこで,あまり使っていなかったモリサワフォントの方を,単品で購入するようにしました。
お陰様で,フォント数が半減し,目的のフォントがすぐに見つかるようになりました。
何事も,過ぎたるは・・・です。

それにしても,こうしてフォント一筋に作り続けて下るメーカーさんがあることに,感謝せずにはいられません。
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円の面積ソフトは16本!

b80666年生の円の面積。
円を分割して「平行四辺形」に変形していくソフトを,ビッグサイトのVERSION2ブースで展開しました。
8分割から120分割,200分割と楽しく見ていくと,円の面積を求める公式が,どうして「半径×半径×3.14」なのか次第に分かってきます。

このように分割して変形するやり方は,「平行四辺形」の他にもあります。算数ソフトでは「三角形」に変形していくタイプも入っています。
これも面白いです。

平行四辺形タイプでしっかり勉強したら,三角形タイプでも考えてみると,一層,「ああ,なるほど!」となります。

また,円の面積を求める問題もソフトに入っています。
右にその中の2つ示していますが,色のついた部分の面積をどうやって求めるかが,たちどころに分かります。
基本的な考え方は
1,等分割されている
2,重なっている
3,回転している
この3つです。

これらの学習で大事なことは,「分解」「重なる」「回転」の現象を動きで見るようにすることです。
すると,右の下から2番目の問題は,黄緑の円の上に,白い正方形が重なっているとすぐに分かります。
こういう「重なっている」という視点を持つことが,円の応用問題を
解き明かしていく力になるのです。

繰り返し見て,ばっちり理解すると,他の面積の問題へも興味を持って取り組めます。ほぼ,パズルを解く感覚になるからです。
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塚田先生から,嬉しいメールを頂きました。
何回も映像で焼き付けられたので、円の面積の計算公式をすぐに覚えてしまいました。
楽しかったのだと思います。
だから,何度でも見たくなり,気がついたら目に焼き付いて,そうして公式マスターです!!
良いですよね。こういう勉強。
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6年の円の面積のソフトには,16本もソフトが入っています。
授業でバリバリに使えますね!!
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ビッグサイト,VERSION2さんのブースで!

b8067ビッグサイトでわすれたカメラ。
VERSION2さんの皆さんが保管しておいてくださっていました。ありがたいです。
たくさんの人がブースに来ています。その中の忘れ物。
それを持ち主の手に戻るようにと心配りをしてくださるVERSION2さんに感謝です。

お陰様で,ブースで撮影した写真を取り出すことができました。
VERSION2さんのブースは,ご覧のように緑を基調としています。伺ったら,会社も緑を基調としているそうです。
そこに80インチのモニター。大きいですね。
このぐらいあると,授業も快適ですね。

「円の面積の求め方」を考える場面で使えるソフトを映し出しました。
ソフトも快適に動きます。
このソフト,円の分割を8分割から200分割まで変更できます。
分割数を次第にアップしていくように何度か見ていくと,次第に,円の面積の公式が「半径×半径×3.14」になることが分かってきます。
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VERSION2さんのブースで,北海道大学の河合剛准教授の授業がありましたので,それを拝聴しました。
北大生に教えている英語の授業の話です。3つお話があり,その中の2つめは,レストランに電話して会話をテンポ良く行うという話でした。
PCの中に模擬電話があり,それを使って電話をかけると,模擬レストランにつながります。あらかじめ数百種類の会話が用意されているので,出てきた模擬店員さんは何らかの言葉掛けをしてきます。その言葉に学生はすかさず対応していきます。

この仕組み,実に面白いと思いました。出てくる言葉が少なくなれば,小学生でもこういう仕組みで英語の学習ができますね。とても良い勉強になりました。
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