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年度末は,工藤先生の算数ソフトでまとめ!

算数ソフト年度末の3月28日(土)は,「算数スタートダッシュ!セミナー~算数ソフトを授業開きに~」です。
新年度の算数をどう創り上げていくのか。
そのヒントが満載のセミナーと思っています。
皆さんとお会いできるのを楽しみにしています。
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セミナーは新年度に向けてとなっていますが,今は年度末です。
算数もそろそろ学年のまとめですね。

このシーズンになると思い出すのは,工藤良信先生の「算数ソフトでまとめ」という画期的な勉強です。
特に難しいやり方ではありません。
2時間~3時間ぐらい使って,算数ソフトを教科書に合わせて順次見ていく勉強です。
すでに授業でソフトを見ているので,思い出しが実に早いそうです。
数問クリックして見せて,しっかり思い出したら,ハイ次へ!となります。
口頭でどんどん答えさせていくだけでも,思い出しがしっかりできます。

今は,算数ソフトのクラウドもできています。
クラウドは,ソフトのチェンジが実に素早くできます。
単元のチェンジも簡単です。
今年度の算数のまとめも,充実して行えますね。
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明日は,「チーム算数」です。午後2時から。さつきが丘のジョナサンです。
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はじまりの1と0

0か1かビルに入ると,入ったところが1階で,その上が2階。
下は地下1階,地下2階となっています。
規準をどこに置いたらいいかと考えると,入ったところである1階が妥当だろうと思えます。

一方,温度計を見ると,1度とマイナス1度の間に0度があります。こちらの規準を考えると,0度と感じられてきます。

こういう1から始まる数え方と,0から始まる数え方があるのは体験的に誰しもが知っています。

この違いはどこにあるのかと考えてみると,これが私にはなかなか面白いのです。
1からはじまるものは,どうも生活臭いのです。日常生活から生まれてきたように思えています。0は存在していない状態をさしているので,日常生活ではあえて言う必要がありません。言葉になりにくかったのでしょう。生活の中では無いものは無いのです。

これに対して,0から始まるものは算数臭いのです。メジャーなど算数の数直線を基礎とした計測器から生まれてきたように思えています。算数では,あるはずのない0がしっかり存在していています。人為的に創り上げ,他の数と同様に扱っているからです。小数第一位で四捨五入すれば,0も他の数同様のテリトリーを持っています。
無いものもあるとして考え,そこに一貫性を持たせているのが算数の世界です。

面白いのは年齢です。
昔は,「数え」という数え方で年齢を言っていました。
生まれたら,その時から1歳なのです。お正月が来たら2歳です。
とても強い生活臭さを感じます。誕生日そのものも面倒で,お正月が来たら,国中の人が一斉に一つ年を取ります。まさに,新しい年(年齢)になるのです。
世の中が新年になり,人々も新しい年齢になります。めでたさが今とは比べられない大きさに感じられてきます。極めてめでたかったのですね。

「満」で年齢を数えると,生まれてから1年間は0歳で,誕生日が来たら1歳です。
とすると,満は算数臭いように思えますが,年の数え方が数直線的な世界から生まれたとはなかなか理解が及びません。気にはなるのですが,満は西洋から伝わってきた数え方なので,西洋の年齢の歴史を紐解かないと,これより先には思考が進みません。いつか,何かの拍子に,西洋の年齢の歴史にふれられたらと思っています。
まあ,それでも,満0歳が先で,0の発見が後ということはあり得ませんので,何となくですが,デカルト以降に定まった数え方ではないかと思います。

年齢という不明瞭な存在もありますが,無いものを0として扱うという非常に観念的な世界が算数の世界なのです。
こんな風なことを考えていると,やはり,算数は論理的に考える方向に指導するのが筋なのだと思えてきます。生活臭さからの脱却ですね。
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今度の土曜日は「チーム算数」です

今週の土曜日は,城ヶ崎滋雄先生と「チーム算数」です。
場所は,いつものジョナサンです。
会場がファミレスなので,話は緩いです。
緩いながらも,「立腰~静の教育~」について少し話したいと思います。
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3月14日(土)は,木更津技法研の修養ツアー第2弾の日です。
二宮尊徳記念館で開催されます。
もう既にほぼ満席と思います。
私のテーマは「二宮尊徳に関わること(論語・大学など)」ですが,「やる気の無い人を導く」ということが,講話の柱となりそうです。
ばくちばかりしているお百姓さんを,真っ当に働く人に変えていく,奇跡の導きをしたのが二宮尊徳です。そこを少し深めてお話ししたいと思っています。
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3月28日(土)は,「算数スタートダッシュ!セミナー~算数ソフトを授業開きに~」です。
算数を新学期のスタートダッシュからバリバリに進めていき,しっかりした成果をだしていく。そんなあれこれが語られるセミナーです。
藪田顕嗣先生 「子供が前のめり!事前学習法×算数ソフト!」
丸岡慎弥先生 「算数ソフトで先生は銅像に~事前学習がすべて~」
佐々木智光先生「算数ソフトをさらに楽しく使う小技」         
佐藤宗巧先生 「算数、年間学年全員満点のミラクル」
奥田吉彦先生 「算数ソフトの三段活用」
藤本浩行先生 「クラス全員100点をめざす!算数授業づくり ~教材教具、デジタル教材の活用~」
期待値大のセミナーです。
会場は狭いですが,ふるってご参加下さい!
私も算数ソフトについて,少しお話をします。
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野口芳宏先生写真は,大阪の野口塾での一こまです。
背景のホワイトボードから,発問の話が行われていたことが分かります。
発問→挙手→指名
この流は,できる子中心の上澄みの指導になります。
そこを,
発問→ノート→机間巡視
このシステムにすると,発問に応じた解を意図的に発表させることができ,授業が深まります。

そういう深みのある話を学んだ直後にケーキが登場し,傘寿の祝賀となりました。会場の先生方もビックリです。
野口先生も大変感激されていました。
大阪レッズの皆さんのサプライズに,感謝の気持ちで一杯になりました。
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1年生の時計ソフトをさらに修正したくなっています

さくら社ネットストア1年生の時計のソフト。分かりやすいと大評判なのですが,これを少し改良する予定です。

今も,補助機能が充実していますが,これにもう少しグイッとわかる機能を取り付ける予定です。
これがうまいことできあがると,「60までの数」が分かる子は,今までより,もっと短時間に長い針をキチッと読めるようになります。
入学前の子でも,問題なく読めるのではないかと思います。

ソフトはプログラムを修正することで,少しずつですか進化していきます。
先生方の声や,直接使っている子供達の様子を見て,ここをもう少し工夫できたら・・。
それが,積み重なるとちょっとした発展となっていきます。
地味な道ですが,私にはとても面白い世界です。

問題は,その修正をどうやってプログラムするかです。
今日,明日の課題です。
「こうやればいいだろう」と思っても,その思いの通りに動くかどうかはわかりません。
ダメな場合は,知恵を更に絞ります。

ところで,この長針の理解をはかるソフトですが,左端に桜スライダーがあります。
これを下におろすと,面白い事がおこります。
それまで見えていなかった短針が姿を現すのです。
これも,実に面白いです。
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『五経・論語』今日は,易教を少し読み返しました。
易教は占いの基礎になっている考え方が記されています。
占いと聞くと,ずっと,当たるかどうかを問題にしていました。
当たるかどうかと言ういう即時的な所への意識は,易教を読むと変わってきます。
もうすこし,大きな世界で思考したくなってくるのです。
「徳のある生き方」
これを求め進むにはどうしたらいいか。
その考え方が記されているのだと感じてくるからです。

順風満帆の時,どう考えたら徳があるのか。
逆境の時,どう考えたら,徳のある道に近づけるのか。

こういうことが分かるような分からないような言葉で記されています。
私は,易教に書かれていることは,「善の中の陰陽」という世界観でとらえているので,私には読むだけでも良い修養となる本になっています。良い本ですね。
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算数ソフトのトライアル版

さくら算数クラウド トライアル版算数ソフトって,どんなものなのかと思っている方もいらっしゃるかと思います。
お試しで見ることができる「トライアル版」があります。(無料です)
https://store.sakura-sha.jp/
↑のサイトに入っていただき,ちょっと下の方にスクロールすると,緑色のアイコンが出てきます。
そこに「トライアル版(windows)ダウンロード」と太字で記されています。
そこをクリックしていただくと,ダウンロードが始まります。

利用できるソフトには「★」印が付いています。
今,張り付いている画像は,6年生の「円の面積」のもくじです。
ここでは,「03A,円の面積の公式を考える/120分割」に「★」が付いています。
ですので,クリックすれば利用できます。
無料ですから,これを使って授業をしてみるのも,グッドと思います。
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算数ソフトを使ったセミナーが3月下旬に開催されます。
詳細が決まり次第,お知らせします。
新年度のスタートダッシュに向けたセミナーになります。
どうぞ,ご期待下さい。
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オープンスクールで,『特別支援教育対応さんすうセット』

特別支援教育 さんすうセット『特別支援教育対応さんすうセット』(さくら社)を使っているワンショットです。

この写真を送って下さった関田先生からコメントをいただいています。
ご紹介しましょう。
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本日は、オープンスクール。
来年度入学する幼稚園や保育所・保育園の子どもたち、その保護者が参観する。
算数の時間は、横山先生の特別支援教育のさんすうセットを授業後半に。
問題の出題も、絵をタッチするだけなので、幼稚園の子どもたちにさせた(笑)
保護者も、幼稚園の子どもたちも楽しんだようだ。
もちろん、特別支援学級の子どもたちも、授業に参加。
楽しい時間。まさに、楽習!(笑)

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パソコンがwin8.1なので,テレビの脇に置いてあるPCの画面をタッチするだけで簡単に操作しています。

驚いたのは,20分ちょっとぐらいの時間なのに,全員の子が最低2回は発表したそうです。
総勢35名の子が2回以上の発表です。
まさに,驚異的です!!
その中には,見学していた幼稚園の子もその中に入っているそうです。
どの子も,算数的体験をばっちり積みましたね。
すばらしいですね。
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