小山で開催された青年教師達のセミナーに顔を出しました。
松島広典先生,飯塚寛先生,中村啓太先生,須永吉信先生の順に実践発表がありました。
どれもこれも,オリジナリティーにあふれ,新しい風を教育界に注いでくれそうで,頼もしく思いました。
もちろん,山中先生の講座1講座2は圧巻。
実に具体的で,それでいて,論理がしっかりしていて,さすが山中先生と痛感しました。
松島先生の初発の感想実践。圧巻だったので,休憩時間に一言アドバイスしました。
それは,教科書の引用についてです。
子ども達の作文には引用部分への意識が無いので,「教科書は声なんだ」と教えると良いことを話しました。
初発の感想は,教科書の声を聞いて,自分がどう思ったかを書くので,聞いた声の部分には鉤カッコをつけるのは当たり前だね,となるわけです。
松島先生は飲み込みが速く,すぐに納得していました。大したものです。
懇親会に中村先生が参加していたので,朝の実践について,少し多めにアドバイスしました。
これも,朝の実践の内容が良いからです。
懇親会には小野口先生も参加していました。会場でとても姿勢が良く,しばし見とれた先生です。
姿勢指導の形がしっかりしているので,その心の部分をアドバイスしました。
きっと,大和の教育をすすめてくれるのではないかと思いました。
山中先生とはアフリカ視察のことをあれこれ話しました。
実際に見てみると,英語版算数ソフトの普及の他にも,やりたい事がたくさん出てきます。
あれこれ一気にはできませんので,すこしずつ着実に前進させていくと,山中先生も頃合い良くフリーになります。
その時には・・・と夢が広がりました。
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土曜日は栃木県の結城市へ。
保育園の先生方の夏季研修です。
120名前後もの先生方がお集まりで,不思議とウキウキするような雰囲気がありました。先生方の笑顔のオーラなのだろうと思っています。
私の話のスタイルは,だいたい決まっています。
目の前にいるどなたかに重点的に話しかけます。
今回は最前列が女性でした。
その女性ばかりの最前列のど真ん中に男性の先生が座っていました。
かなり体格がいいです。
この青年なら,楽しく話を進めることができるだろうなと思い,会場の先生方にご挨拶をしてすぐに彼に近づき,重点的に指すことを話しました。
算数では,「174人」の読み方が大好評でした。
会場からどよめきがおこりました。
行儀では,研修会の会長である鈴木園長に座禅について,お話を頂きました。
椅子に座ったまま,座禅をしたくなるような,ありがたいお話でした。
行儀では,いつものように姿勢の話をしますが,今回はスタートから皆さんの姿勢が良く,さすがは保育園の先生方と感激しました。
普段から姿勢の良い先生が姿勢を意識してくれたので,とても見事な姿になりました。
話が終わり,私が控え室にいると,ドア越しにさっきの青年先生=斎藤先生がにっこりあいさつをしてくれました。
こういう好青年が育つ結城市の保育園。いいですね。
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日曜日は,野口塾ビギナーズ。
事前学習法で説明文「イルカのねむり方」を読んだら,紐解きがかなり簡単にできました。
「事前学習法は,すごい!」と,密かに唸りました。
せっかくの思いなので,隣に座っていた早稲田大学の院生の和田君に話しました。
和田君は中学高校の国語の先生を目指しています。その彼も,「オーッ」と唸っていました。
事前に,とあることを子ども達に教えてから,この作品を読むと,きっと面白さが激増すると思います。
その「とあること」が何なのかは,お会いしたときにおたずねください。
私の話は,「姿勢の良い人になろう」です。
こちらでも,最前列の佐藤先生に総代を担っていただきました。
佐藤先生は横浜の臺野校長先生の小学校に勤務しています。
やる気満々の先生です。
会場には,大学生が何名かいました。
良くありがちな,くじけそうな姿勢の青年もいましたが,いろいろと話している内に,グイッと良い姿勢になりました。
不思議なものなのですが,平素姿勢の悪い人が,グイッと姿勢良くすると,顔立ちも引き締まってきます。
今回も,懇親会で,「あの若い子,顔も変わった」という話が出ていました。
そうして,最後に「今まではともかく」の話をしました。
これが伸びようとする人,それをサポートする人には,一番大切な心構えなのです。
この教えは,孔子の教えです。
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写真は,東京駅の案内板です。
「7番線」と「7時」が見えてきます。
よく見ると,「7」の文字の字形が違います。
小学校では,縦棒付きの7を教えますが,こういうところでは縦無しの7も出てきます。
それでも,何の混乱も起きないのですから,「人間は文字に対する許容範囲を少々広めに設定している」と言うことになります。
アフリカの教科書を持っていますが,手元にあるものは,縦無しの7を使っています。
1年生の教科書には筆順が載っています。日本では2画ですが,アフリカでは1画です。
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今度の日曜日は,野口塾ビギナーズです。
私も一こま担当します。関心のある先生,ぜひお越しください。
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その野口塾ビギナーズを主宰する山中先生に誘われて,自己啓発のセミナーに行ってきました。
会場は,日比谷公会堂。
右の写真は公会堂の真ん前の歩道から撮影したものです。
広角レンズは面白いです。
会場の入り口近くに行ったら,事前学習法の藪田先生と偶然で会いました。
せっかくなので一緒にお昼を頂きました。
食事も済ませて,いよいよ会場に入ろうとしたら,その入り口近くで山中先生に会いました。
なんと,スタッフでした。いつもの山中先生とはちょっと違って,ビジネスモードに入っているような感じでした。凜として格好良かったです。
会場の休み時間,ちょっと立ち歩いたら,群馬の森先生から声を掛けられました。
山中先生の声掛けは,影響力がある!と思いました。
セミナーの内容は,エンタメプレゼンでした。
「エンターテイメント(娯楽)+プレゼン」ということです。
この構図は,私が昔やっていた学習ゲームと同じです。
「エンターテイメント(娯楽)+学習」です。
そうして,今,力を入れている「算数ソフト」も同じです。
エンタメの要素を少しまぶすことが,子ども達に受け入れられる重要な要素なのです。
共通するあれこれを感じつつ,最後まで楽しませていただきました。
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道中,読んでいたのは『池上彰のアフリカビジネス入門』です。
2年前の本ですので,それを念頭に読みましたが,アフリカにおける日本の状態や,インフラ整備などが進んでいる様子など,貴重な情報を得ることができました。
アフリカビジネスの教養が得られる良い本です。
私がアフリカのルワンダ国とケニヤ国に行くのは,まさに,算数ソフトを軸としたビジネスです。
新しい教育系のビジネスをルワンダ国やケニヤ国に起こし,経済基盤の基である「読み書き計算」による人材育成のお役に立とうということです。
その前に,黄熱病の予防接種をします。どんな注射なのか,これも楽しみです。
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日本一の超高層ビル「あべのハルカス」の近くで,「事前学習法セミナー全国大会」が開催されました。
発表者は35才以下の若い先生方です。一番若い先生は,新卒3年目の先生でした。もっと若い先生がフロアにいるかと思ったら,一人もいませんでした。
これは,良い形です。
研究というのは,年功序列でするものではないということを会の運営そのものが示しているからです。
今回の発表で衝撃を受けたのは,新卒4年目の紀先生の理科です。
半年ほど前には,理科の偉人でどうのこうのと語らったのですが,今回の提案は質が違いました。
これは,明らかに「key理科」です。
特に,物理化学系の単元は,key理科がフィットしそうです。
「不思議だ!」と感じる心が湧き上がる,豊かな取り組みの授業展開になっていくと思います。数年後には,key理科を実践する先生がかなり増えるだろうなと思いました。
詳しいことは,本人があれこれ書くと思いますが,折を見て,私も少し書きたいと思います。
新卒3年目の清寺先生の作文も良かったです。
実践もさることながら,単元にはいるまでの教師としての研究姿勢が頼もしいです。
確かに小さな研究者になっていると感じた次第です。若いですが,大したものです。
(続く予定)
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兵庫の関田先生から,嬉しいお知らせを受けました。
「算数ソフトを使って事前学習をすると,理解をかなり早めます」と。
しかも,「実感しています」と付け加えられていました。
式に表すと,↓になります!
算数ソフト+事前学習=理解が早い!!
算数ソフトを使った先生方からも,このような声を頂いています。
それを今こうして関田先生から頂き,痛く感動しています。
これは,確実に学習が変わります。
今までの算数のスタイルでは追いつけない新しい学習スタイルなのです。
時々,思うのですが,今の学習は「子ども達の学び方」を良くしていく方向に進んでいます。
これも大事なことなのですが,その前提が教科書・黒板での学習です。
あと,10年もしたら,気の利いた教材も前提に含まれた学びのスタイルが大切であると言われるようになります。
事前学習法は,そういう新しさを含んでいます。
私が注目をしてやまないのは,そこに近未来が見えてくるからです。
関田先生からのお知らせに,大きな力を頂きました。
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8月30日(日)は,「第7回 野口塾ビギナーズ」です。
場所は,東京未来大学のB327教室です。
私も一こま,担当します。
テーマは「姿勢の良い人になろう」です。
誰も異存はないと思います。
このテーマの解説もコクチーズに載っています。
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★「気をつけ」と号令が出たときだけ姿勢をよくする人。
だいたいいつでも姿勢の良い人。あなたはどちらの人に 好感を持ちますか。
良い姿勢とは何をどうすることでしょう。
手は八の字と言われていますが,片仮名の「ソ」の形ではなぜいけないのでしょう。
机と体の間はどの程度空けるのが良いのか知っていますね。
それはなぜですか。
そもそも節目節目に姿勢を良くさせているのは,なぜでしょう。
どんな効能があるのでしょう。
そんなことを知りたいと思った方に聞いていただきたい話をします。
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私の他に,栃木の松島先生,群馬の森先生,未来大学の神部先生,愛媛の松澤先生,栃木の山中先生,高知の井関先生,神奈川の平井先生,東京の内田先生がお話くださいます。
力のある先生方です。
お話を伺うのが楽しみです。
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今度の日曜日は,大阪で「第4回奇跡の事前学習法セミナー(全国大会)」です。
コクチーズを見ていただければ分かりますが,申し込み数は13です。
40人募集で13人ですから,決して多いとは言えません。
算数ソフトの開発を進めたときも,こんな様子でした。
ちょっと時代に早すぎる場合は,得てしてこんなものです。
それが,今ではルワンダ・ケニヤへと大きな展開が始まろうとしています。
免許更新講習で算数ソフトの紹介も始まりました。
また,大学の先生が学術的に研究をしてくれそうな状態にもなっています。
ありがたいことです。
若い頃から,「ケンヤさんは時代のかなり先をとらえている」と言われてきました。
「一歩先より,半歩先ぐらいがちょうど良い」などと言われるのですが,そこを3歩ぐらい先を歩んでしまいます。なので,あまりよく理解されずに歩んでいます。
性分なのかも知れません。
事前学習法セミナーの参加者が少ないのは,「まだ時代がやってきていない」ととらえています。
こういうときは,まさに,「ここ掘れワンワン」です。
多くの人が注目をしていないときに一生懸命考えるのです。
日曜日の事前学習法セミナーでは,大阪・愛知・東京・千葉の若い先生方が登壇します。
どんな光りを見せてくれるか,楽しみでなりません。
私からは,事前学習法が思わぬ広がりを起こしそうなので,そこのことを少しお話しします。
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