平先生からお招きを頂き,平先生の「教師卒業感謝の会」に参加してきました。この春,御退職をされたので,それを祝う会です。
普通は教わった人たちが謝恩会を開くのですが,この会は平先生が開いています。なんとも不思議な感じがしましたが,お招きしたい方をしっかりお招きできるので,参加してなるほどと思いました。
少し早く会場に着いたので,喫茶店で休んでいたら,大阪の丸岡先生,紀先生と出会いました。そこに,スキーの選手だった角皆氏がご夫妻でやってこられ,前夜祭ならぬ,前時会を開いた感じになりました。
会は前半が祝辞,後半が出し物を中心としたパーティで実に充実した会でした。
会場に入ると,私の席が決まっていて,左隣がポプラ社の小原氏,右隣が致知出版の川久保氏でした。
平先生の本を出しているところが共通項で,席に着くや,楽しくご挨拶ができました。
小原氏とは実に15年ぶりの再会となりました。この再会は平先生のおかげです。
左隣の更にその左には愛知県卸協の代表理事,谷口氏です。さくら社として大変お世話になっている方です。日頃の御礼を申し上げました。
この4名は祝辞を述べることになっていたので,すぐに壇上へと上がることになりました。
皆さん,平先生とのすばらしいあれこれをお話をしてくださいました。
私は「ご恩返しの“恩”」の話をしつつ,平先生とのことをお話しして,祝辞とさせていただきました。
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事前学習法の藪田代表のブログに,「算数ソフトは1年生でも大活躍!」と記事が載っていました。
右の1つめのソフトと2つめのソフトを,1時間の中で使って,とってもナイスな授業が展開されました。
子ども達の机の上には,算数ブロックが並んでいます。
そうして,ソフトをクリック!
カードを見て,同じ数のブロックを机に並べます。
これを何回か楽しんだら,ソフトのカードを「数図」から「数字」に変更します。
今度は,数を見てブロックを並べます。
藪田学級の子ども達は「8だ!」「簡単!」「できた!」と声を上げて喜んだそうです。
1年生から,こうした楽しい授業で,10の合成分解にもつながる学習をしっかり行っています。この力は,先に待っているたし算ひき算で,ジワッと出てきます。
藪田先生は,次のようにコメントを書いています。
子ども達の集中力の高まりと,
達成感を得ているのが見て取れました。
嬉しいですね!
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次に,何回鳴ったか聞いて答えるソフト(右の上から2つめ)を使って授業が進みました。
これは,藪田先生のブログからそのまま引用いたします。
「カン!・・・カン!・・・」と、音がなります。子供は一言もしゃべりません。
始めは耳だけで聞き取ろうとしていましたが、次第に指を折ってカウントする子、机上に置いた数カードを指差す子が出てきます。こういう動きが、「わかろうとしている動き」「できるようになろうとしている動き」だと褒めました。
しっかり聞くために,子ども達は誰一人一言もしゃべりません。
1年生の5月です。
藪田先生は20代の若い先生で,しかも,初めての1年生です。
その先生が,算数の授業でここまで子ども達を集中させています。
力のある先生だとつくづく思います。
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数の合成分解は,この後,「いくつといくつ」という単元でしっかり勉強しますが,ここでも算数ソフトをバリバリ使っていただきたいです。
なにしろ,この考え方が計算を論理的に理解して進めていく大きな力となるからです。
ソフトはクラウド版・ダウンロード版に入っています。
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本が好きで,本をよく購入して勉強されている先生が,私の友達にはとても多いです。
そんなこともあり,本の紹介を時々しています。
本をよく紹介してくれている校長先生のブログがあります。
すぷりんぐぶろぐです。先日お世話になった沼澤校長先生がつづっているブログです。
こういう本を読んでいるのかと,勉強になっています。
先日,思考力育成法などについてお話をさせていただいた後,沼澤校長先生としばし語らいました。
その時の話の内容に,私は大変驚きました。
曰く,「学力日本一なのですが,人口減も日本一なのです」と。
先生方と話をして学力の話にはなっても,人口問題については話題になりません。
地域のことを本当に心配されているのだなと思い,改めて沼澤校長先生の姿勢に感心した次第です。
人口問題については詳しくないので,沼澤先生のお話を拝聴していました。
行き着いたところが,発想の転換です。
なるほどと思い,「2世代,3世代の家族と暮らすと,豊かになる」という政策が求められるのだろうなと私はふと思いましたが,教育はどうしたらいいのか。私には分かりませんでした。
沼澤校長先生と東京などのセミナーで時々お会いすることがあります。
その度に,若い先生がご一緒されています。
人格者の先生と一緒に学ぶ若い先生がいること。これも力強い事です。
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読書家の先生は知っていると思いますが,国立情報学研究所がとてもいいサイトを作ってくれています。
webcat plus です。連想で本を検索できます。時々利用しています。
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今度の土曜日は,大阪で「事前学習法」です。
この研究を進める一つの動機となった「正三君」の本を1冊持って行きます。
算数の本ですが,その序盤の部分は大いに勉強になります。
事前学習法が気になっている先生,大阪での開催です。ぜひ,お越しください。
先生も小さな研究者として意図的に実践を進めていくことができます。
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俵原正仁先生の新刊です。『1年生が絶対こっちを向く指導!』です。
このタイトル,実にいいです。
1年生を担任したことがない先生には,ちょっとわかりにくいかと思います。
こっちをなかなか向かないのが1年生なのです。
だから,1年生を担当した経験のある先生は,自然とあの手この手が身についています。
俵原先生の感覚は1年生をこっちに向けるにドンピシャのセンスを持っています。
初めて1年生を持った先生や,以前,イマイチだった先生,この本を読んでみてはいかがでしょう。
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1年生の担任をしたら,頭の中にしっかり入れて置いて欲しいことが1つあります。
男の子への配慮です。
どんな配慮かというと,ウンチを漏らしてしまうことへの配慮です。
男の子は全員,学校のトイレでウンチができません。格好悪い!と思っているからです。
そのために,漏らしてしまう子が出てきます。
漏らしたときは,たいてい教室の外で泣いています。
漏らしていることが分かったら,他の子に知られないようにウンチの始末やお尻ふきをします。
漏らしたことを他の子に知られてしまうと,その子は6年生までずっと陰口を言われます。
かなり良いタイミングで,スコンと言われてしまいます。
すると,その子は意気消沈。実力を発揮できない状態になります。
これは,担任が替わってもどうにもぬぐえません。
そうならないために,1年生の先生は学校でウンチをしていいことをしっかりと話します。
その時,説明的に話す先生と,「先生は今日学校でウンチをしました。スッキリしました。」と自分の体験として明るく語る先生とでは,大きな違いが出ます。
学校のトイレでウンチができる子は,実は勇気のある子なのです。
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午後から城ヶ崎先生と。夜は菊池先生と歓談。
城ヶ崎先生とは,祝賀談義。
『教師のチカラ』の次の号の表紙を,城ヶ崎先生が飾ります。
そのゲラを見ながら,主に修養の話を楽しみました。
いろいろと話が弾むのですが,今回は「御仏」の話です。
「柔和」と「節度」が見事に内在しているのが仏像。
そのお顔は実に柔らかです。
そのお姿は実に凜としています。
立腰に慣れてきたら,少し柔らかなお顔を心がけるようにします。
そのお手本が仏像なのです。
夜は神保町で,菊池先生,中村堂の社長,副社長さんたちと一献傾けました。
菊池先生とは5年ぶりでしょうか。
今や教育界の輝く星です。それなのに,実に物腰が柔らかく,しかも,私のあれこれを詳しく覚えていてくれています。できた方だと思った次第です。
その菊池先生,この春に退職をされたことを聞いていました。その話題になったら,それが7月にジュンク堂でのイベントで語られるとのことでした。定員が60名ですので,申し込みが始まったら一気に満席と思います。
この春は,思っていた以上の知り合いの先生が退職をされていました。
退職後,自立し,文筆業に進まれた先生もいますし,塾を立ち上げた先生もいます。
菊池先生も2年後の構想を語られていました。
退職してからの教育活動も,これからますます活発になりそうで,そういうエネルギーある先生方と知り合えていることが,実にありがたいと思っています。
今日の菊池先生のように,志を持って退職後を歩まれている先生方と,いつかゆっくり話してみたいと思っています。
道中,『論語』を読んでいました。
論語読みの論語知らずになっているのだろうなと思いつつも,心に響くところが多く,我が身の未熟さを感じます。
「六十にして耳従う」に少しでも近づけたらと思う次第です。
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東井義雄記念館ツアー。
前日,大阪に宿泊。
大阪の先生方と合流し,あれこれ話しました。
グイッと来た話がいくつもありました。
1,小さい「っ」を書く指導は,事前学習が最高!
2,組み体操の基本は「立腰」
3,自分の個性を自覚し指導したら,保護者授業アンケートの「担任への評価」が全員Aとなった!
小さい「っ」の事前学習は,9日(土)の事前学習法セミナーで話題に出ると思います。
事前学習のポイントがつかめるナイスな学習です。
事前学習法について,興味のある先生,一度話を聞きにお越しください。
それだけで,指導の姿勢がグイッとよい方向に転じます。
組み体操の立腰は,「言われてもっとも!」と思いました。
立腰をしていない子が立腰を始めると,腰付近の筋力ができていないので,初め筋肉痛になります。
でも,しばらくするとそこを通過するので,組み体操の時の飲み込みが違うそうです。
楽しい話で盛り上がりました。
そうして翌日,東井義雄記念館です。
大阪からバスで行ったので,結構,バスに揺られました。
それでも,行ってよかったです。
東井先生の息子さんのお嫁さんの話に,ピカッと来る良い一言があり,私のこれからの勉強に力強い応援を頂いた気持ちになりました。
帰りは野口先生と新大阪から東京まで,ずっと歓談です。
充実しました。
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