久しぶりにお会いし,1時間ほどお話ししました。
上條先生はいろいろと考えていることを話してくれました。
それを伺っていて感じたことは,流れを感じつつ,今を進んでいる
数少ない方だと言うことです。
いろいろな友達がいますが,時代の流れを基にしつつ,
話を進める人は大変希です。
久しぶりに,面白く話が出来る人と,会話をしたと思いました。
また,上條先生は,教育の柳田国男のような感触を受けました。
民俗学になぞらえるなら,
上條先生は「教師俗学」の研究を進めているように感じます。
秀でた教師の研究だけではなく,
身の丈で前進している教師の世俗的なところも含めて研究しているようでした。
それとグローバル化時代の今なるが故に,
外国見学が大事と,視野拡大の重要性を話してくれました。
たくさんの先生方と会い,たくさんの本を読み,海外見聞も深め,
今から未来に歩んでいます。
さすが,雑誌の編集をしているだけあると,感じた部分です。
この先も,時々お会いして,未来づくりを進めたいと思います。
神山先生は,中学の数学の先生です。神山先生からのはがきに,「数学好き」が増やせるよう頑張る,という趣旨のことが書かれていました。
今度会ったときには,神山先生の取り組みを聞いてみたいと思います。わたしも,算数好きの子が増えてほしいと願ってプログラムを組んでいます。お話を伺えば,得るところが多いと思います。
算数好きを増やすために,「次元解析」という手法を取り入れているのは,福嶋先生です。「式の右と左の単位の次元が等しくなる」という性質を利用して,どのように式を立てたらよいかと迫っていく方法です。この方法は,算数の特色である抽象的思考を必要とする思考法なので,意図的に教えていくことで,優れた算数力が高まると,私も思っています。
工藤先生は,算数ソフトを使った授業の研究を進めて始めています。
渥美先生も,授業を校内で算数ソフトを使った授業を提案するために,研究を始めています。
中嶋先生は,算数を核に据え置いて研究を進めています。
算数・数学好きの子が増えてほしいと願う先生方,算数ソフトを使った新しい工夫を試みる先生方から,活力ある内容のメールを今年に入ってからも,複数いただいています。
そろそろ力を合わせて,あれこれ模索していく時期に入ったのかなと感じています。現状ではやっぱりメーリングリストということになるのでしょうか。ちょっと考えて,しばらく後に,交流できる場を作りたいと思います。
山本正実先生からのメールに,ここで紹介した『数学用語と記号ものがたり』を購入したとありました。
この本は根本や本質を知りたいと思う先生に響くよい本です。算数のことがもっとたくさん書いてあれば・・と思いますが,とてもよい本です。
山本先生は算数ソフトを授業で活用している先生です。ですので,算数の授業にちょっとゆとりが出てきています。そういうときに,先生が算数の四方山話を少し知っていると,子供たちにも楽しくお話できます。
ソフトでおもしろく,納得しながら授業をしている上に,教科書にも出てこないようなちょっと深い話をし,ますます算数好きに・・となったら,新しい算数授業の文化が生まれそうです。
算数ソフトを使っている先生方と,ネットで交流を深めて,ほんの少しでもいいから新しい算数授業の文化を作れたらいいなあと思っています。
中嶋郁雄先生のブログがあります。「叱り方研究会」という名称のブログです。
このブログに,中嶋先生が「算数を授業の核とすることに自信を持つようになりました」と記しています。さらに,「「算数ソフト」をどのように授業の中に取り入れるか・どのように使いこなすか・・・。これが、今私にとって重大な研究テーマとなっています」と記しています。
実に嬉しいことです。すでに,何冊も本を書いている中嶋先生がこのような姿勢でいてくださるのですから,私もますます励もうと思います。
「もっと!算数」のサイトがオープンしたら,それにまつわりながら,中嶋先生のような先生方と共に前進をしていきたいと思います。算数ソフトを使う算数の授業は,これまでとはひと味違う新しいタイプの授業となります。ですので,あちこちで躓きながらの前進になると思います。
でも,夢があります。未来があります。新しい時代の扉を開くロマンもあります。少ない人数でも歩んでいる内に一緒に歩む先生が増えてくると思います。子ども達を算数好きにする全国的研究が始まるような気がしています。面白くなってきました。楽しみが増えました。
目下,構築中の「もっと!算数」サイトは,藤原明日香先生が担当をしています。
オープンは,まだもう少し先ですが,各ページ各ページに力を入れて作り進めています。
藤原先生は,私と一緒にソフト開発をしていますが,最近はwebの勉強が進み,もう私が全く相手にされないほどの腕前になっています。
算数ソフトでは,私が作ったソフトを見て,さらにどうしたらいいか,サラッと意見を言ってくれます。この力は「算数の力」だけではなく,「見せ方の力」も必要となりますが,さらに,すごいのは「プログラムがこうなるんじゃない」と助言してくれます。たいていの場合,それが良い感じなのです。ここまでの助言ができる人は,私の周囲にはいません。
「実力」について,時々,ふっと思うことがあります。
元々実力のある人は珍しく,たいていの場合,一つ所の勉強を粘り強く続けた人が,結果的にそのジャンルの実者と言われるようになるのです。
藤原先生の伸びを見ても,自分の歩みを見ても,そう思います。
藤原先生のブログ → 藤原明日香のブログ
城ヶ崎先生とお茶しました。いつものように,ジョナサンで。話の内容は,主に授業のこと。話すのは城ヶ崎先生。それを聞いて,私はつたない感想を話します。その感想を聞いて,城ヶ崎先生は触発される物があるようで,あれこれノートのメモをしています。
今回は,なぜ良いのかを説明するのは難しい。そんな話でした。「良い物は良い」というのは,もっともらしい言葉なのですが,何ら理由になっていません。これでは何も伝わらず,これで伝わっているとしたら,それは誘導,強引と変わりません。では,とばかりに,良さを説明し始めると,これがややこしくなり,わかりにくくなります。だから,ちょっと勉強をしないとならないのです。
おしまいの頃は,私が今年推し進める「もっと算数」について話しました。たいへん面白い場が作れそうなので,オープン予定の3月楽しみです。
また,来月か再来月,ジョナサンでお茶をする予定です。今から,楽しみです。