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チーム算数

  城ヶ崎先生,佐々木先生と3人で集まり,「茶話会」です。

  前半は,「算数ソフトを使った成果」の話で盛り上がりました。
  この内容は,実に濃いです。
  「使う先生の技量・好みなどによって,使い方を変えられる作りになっている」という佐々木先生の分析に,グッと強い力を感じました。
  いろいろな指導方法が,これから先も数多く発見されていくことが,明確に分かるからです。

  うれしさが高まると,話も弾みます。
  1年後には,算数ソフトから得られる大成果を本にまとめよう!
  その1年後には,~~~を作ろう!
  そうして,5年後には・・・・と,無謀な話をしました。
  その勢いで,「チーム算数」として,この先も集まり,前進することにしました。

  向こう10年ぐらいが,「算数大前進の時代」になると私は見ています。
  それを見ているだけで時を過ごす事も出来ますが,「チーム算数」は流れに入って流れを作るぐらいになろうと考えています。
  面白いことがたくさん見え,たくさん起こると,予感しています。
 
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  城ヶ崎先生のブログがオープンしています。とても内容が濃いです。ぜひ,お読みください。
  http://jyo12345.blog97.fc2.com/
  

茶話会は21日(土)

  総務省ICT絆プロジェクトで,埼玉県の毛呂山町役場の会議室へ。隣の席が,川角小学校の寄崎校長先生でしたので,会議終了後,寄崎校長先生,鈴木先生と短い時間でしたが歓談できました。これからはじまる最先端の取り組みに胸ふくらむものがありました。
  帰路は,いつものようにキーウエアの森下部長さん,栗原さんと一緒に池袋へ。道中,あれこれ話し,このプロジェクトから近未来の一つの方向が見えると良いなあと思いました。

  翌日は,大手進学塾の高橋さんと,人生の後半戦をいかに良好に生きるかという話で楽しいひとときを過ごしました。心のあり方を見つめるような話だったので,歓談しつつも,とても良い修養を得ることが出来ました。
  
  NSDの網野さんと打ち合わせ。10年ぶりに再び一緒に仕事をすることになりました。

  道中,『数学の視点』(上野健爾)を読みました。すっかり忘れている行列などの計算式にはついて行けません。それでも得るところが多いので,こういった数学の入門書は読むようにしています。
  面白さは「触発」という感じでやってきます。それが,たまたま乗換駅の前にやってきたので,一駅乗り過ごしてしまいました。それも楽しいものです。 
  このシリーズは面白そうなので,別の本も2冊注文しました。到着が楽しみです。

  数学の入門書をどっさり置いてあるのは,神保町の明倫館という古書店です。時々,寄っては,何か買っています。
    
  茶話会は来週の土曜日に開催されます。午後2時,いつもジョナサンです。算数ソフトを使った,ちょっとした成果の話を聞きます。これを繰り返していると,何か生まれるものが必ず出てきます。そのときを迎えるのも大きな楽しみの一つです。
  
   
  
  
  

佐々木先生と城ヶ崎先生

  偶然は重なるようです。
  佐々木先生から,新しくICTを使った役割の御下命があったと電話がありました。
  千葉県の情報をこつこつとサーバーに入れたり,自ら学習ソフトを開発したり,ネット上の有効なフリーソフトを数多く見つけ出したり・・・。なかなか人のできなことをやり続けてきた成果が認められたのでしょう。
  「近々,会って勉強をしましょう」と話した後,城ヶ崎先生から茶話会の話が届きました。
  24日(日)の午後,茶話会を開くことにしました。
  佐々木先生,城ヶ崎先生から,算数ソフトを使った授業のあれこれを伺います。時間があまるので,近況も聞きます。
  
  2011年は,地デジに完全移行です。
  どこの教室のテレビでも,写りに差があれ,算数ソフトを映し出せる環境が整います。
  この年には何かが始まると思っていましたが,自分の近しい先生方と,自分が一緒になって動き始める事になりました。
  時の流れが算数ソフトを使う先生方と私を強く結びつけ,動かし始めているのだと思います。

  木曜日には,千葉大学の大田邦郎教授の研究室を訪ねます。算数・数学教育で交流をしてきます。この訪問も,時の流れの後押しを受けているように思えています。

  6年生の文字式のソフト,明日の夜までには,「もっと!算数」サイトにアップできそうです。
  

奥田先生,佐々木先生,関田先生のメール

  高崎の講座に参加してきました。なかなか面白い講座でした。メインは深澤先生でしたが,間を受け持った4講座が実に良かったです。
  特に良かったのは,羽鳥先生の「日本人の心」の研究です。道集からこの方面の研究者が登場することがなんとも良い感じです。3年5年と研究の歳月はかかりますが,しっかりと学ぶと,不動の軸が生まれてきます。注目していきたいです。
  大田先生はいよいよ本論というところで時間でした。こういう終わり方は妙に惹かれます。なかなかやるなと思った次第です。2次会で少し前後を伺いました。骨のある話とわかり,話を聞いて良かったです。
  長谷部先生は研究者タイプです。三段階論で実践を語っていました。この先,論理を高めていくと,一つの思想として形成されていきます。楽しみな方です。
  神藤先生は,道集きっての勉強家です。今回は音読でした。映像を見て,その動きが多くの先生の学びの的になっていましたが,私の期待どころは特別支援のクラスを受け持つことで神藤先生が根源的な何かを見い出せるかです。期待度が高いです。

  道集に新しい動きがあり,講座に参加してよかったと思いました。

  不思議なもので,似たような動きが私の周辺でも起こっています。
  奥田先生は,管理職の先生から「算数について、コンピュータを活用した授業を研究してほしい」と頼まれました。
  佐々木先生は,教務主任の傍ら,算数少人数担当などとなり,「今年は元気算数(算数ソフト)をフルに活用して、ICT活用が学力向上にも効果があるということを証明できるように取り組んでいきたい」と決意をしています。
  関田先生は「算数は,様子を見ながらですが,早くも験也先生のソフト大活躍な予感がしています」とメールをいただきました。
  
  私自身,先月,ノートを一冊作り,算数ソフトを使っている先生から教えてもらった「嬉しい成果」の話を記録し始めました。そこへ,奥田先生,佐々木先生,関田先生からの嬉しいメールです。何か,未来へ向かっての動きが始まっているように感じています。
  
  なんというか,これまでの算数の指導は,かなり「疲れ感」を持っています。教える先生も,教わる子ども達も,ちょっとつらいのです。
  ところが,算数ソフトを使うと,「喜び感」に変わります。教える先生にはゆとりが生まれ,教わる子ども達は夢中になります。
  時代の流れが算数にも及びつつあると考えてよいのではないでしょうか。

『伝わる伝わる見える指導』山本正実先生の本

  腕利きの先生のお話を伺うと,「なるほど!」と唸るような指導が何度も出てきます。その話は,「子どもに伝わりやすい指導」であり,より具体的な指導なのです。

  そういったわかりやすい,伝わりやすい具体的な指導を満載したのが,この『伝わる伝わる見える指導』です。
  視覚的に「見える」指導もあれば,子どもの頭に「見える」ようにする方法もあります。そんなぐっと来る指導が71も載っています。お得感もありますし,役に立ちます。

  具体的に何をどうしたらいいのかを記した本は若い先生は数多く読んだ方が良いです。一気に,高いレベルでの指導が出来るようになるからです。
   また,経験が豊かな先生には,良い刺激を与えてくれます。なんというか,経験を積むと,次第に自分に馴染んだ方法での指導が増えてきます。そんな時に,こういう具体的な指導法の載っている本を読むと,フレッシュなひらめきが誘発されやすくなります。

  私は算数が好きなので,算数の項目があると嬉しくなります。この本にも算数の「見える指導」が載っています。読んでいて,「あっ!」と思った「見える指導」がありました。福嶋顕勝先生が積極的に指導されている「次元解析」が,平たい言葉で書かれています。「良いねェ」と,グッときました。文章問題は,式に単位をつけると,見えないことが見えてくるのです。それがとてもわかりやすく書いてあります。
  お薦めします!
   

スーパーホテル部

  24日の夕方から,スーパーホテル部が開催されます。
  開催場所は,千葉駅東口のスーパーホテル。
  中心の中嶋先生は,予定通り千葉に来ます。城ヶ崎先生も参加です。
  これに私の3人です。すごいメンバーです。
  
  どんな話に花が咲くのかわかりませんが,算数の授業についての話は確実にします。城ヶ崎先生も中嶋先生も,算数ソフトを使って算数指導をしている先進的な先生だからです。
  ソフトを使う授業者と,ソフトの開発者が,膝を交えて,あれこれ話すのです。新しい指導法への手応えがあるように思えています。
  特に,私が注目をしているのは,「無説明の指導」です。この指導法について話すだけでも,細かい発見があれこれ見えてくると推測しています。「無説明の指導」のイロハが形作られたら,これは歴史的な大前進となります。
  楽しみです。