Monthly Archives: 1月 2011

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2年生「1万までの数」の算数講座


  2年生の算数で,「1万までの数」を学習します。

  左は「1万までの数」の中の「算用数字を漢数字に直す」学習で使う算数ソフトです。

  「3789」と示されていますが,このような数字を「アラビア数字」とか「算用数字」と呼びます。

  この「算用数字」を「三千七百八十九」といった,漢数字に直す学習が,この単元の中では出てきます。

  「3789」は「さんぜん・・・」と読むから,「三千・・・」と書きます。と教えるのが普通の教え方です。

  これを一歩豊かに教えたいと持ったら,ソフトの「3789」の数字をドラッグして下さい。

  ご覧の通り,「3789」の数が,まるでカードが重なっていたかのように,分かれていきます。

  見ただけで,「3」は単なる「3」ではなく,「3000」の「3」だったんだとわかります。同様に,「7」は「700」の「7」。「8」は「80」の「8」なんだ!とわかります。

  「3000」「700」「80」「9」の数カードが重なって「3789」を形成しているのです。

  漢数字に直す学習をしながら,算用数字の表し方が,実は数の重なり(「数の重層構造」と言います)によって形成されていることがつかめたら,これは算数を豊かに学んだことになります。
  このソフトは,『子どもが夢中で手を挙げる算数の授業』の2年3巻に収録されています。お持ちの先生,ぜひ,算用数字をドラッグして,子ども達に数の重層構造を見せてあげて下さい。この豊かさは,3年生で学ぶ「かけ算の筆算」で大いに力を発揮してくれます。

M&Mパワーアップセミナー

  兵庫の相生で開催されたセミナーに参加しました。内容の濃いセミナーで,充実感を感じました。

  古川光弘先生は学者のようです。築地学級と鈴木学級とを分析されていて,なるほどと思いました。俵原正仁先生はぶれない先生です。プロレスなどを素材にして担任のあるべき姿を語ってくれました。笑いっぱなしでしたが,しっかり腑に落ちました。森 康行先生は体験を大切にして下さり,楽しく学ぶことができました。

  懇親会では,森實伸一先生とお話ができました。穏和な先生で堰八先生のことや,気配りのお話しなど,たくさん伺うことができました。素晴らしい先生です。翌日,駅の改札口前で,森實伸一先生と偶然お会いし,ご挨拶を交わすことができました。嬉しい一瞬でした。

  波多野直美先生と木島由紀子先生ともお会いでき,懇親会でもたくさんお話しできました。切れ味のよいお二人です。また,お会いしたとき,あれこれ話したいと思いました。波多野直美先生,木島由紀子先生とも,翌朝,駅の改札口前でお会いできました。一瞬のご挨拶でしたが,楽しい一時でした。

  金川秀人先生と,森先生のロールプレイの時間に,同じグループになり,役割演劇をしました。当たりの柔らかい,良い感じを出して下さり,さすがだなぁと感じました。懇親会では,速さのソフトをフラッシュで作られたと伺い,本当にすごい先生だと思いました。

  新納昭洋先生もお会いできました。この夏,山口でお会いしたとき,算数のV字回復のお話を伺っていたので,お会いしただけ,さらなる前進を自分に!と思いました。こういう刺激を与えて下さる先生は,珍しいです。

  関田聖和先生は,この夏に開催する講座に向けて話してくれました。活動は場の広い先生で,先々が楽しみです。私の仕事にも積極的に協力をしてくれる数少ない有り難い先生です。

  岡田先生や佐藤先生とも懇親会で面白くお話しできました。

  私も算数ソフトのお話を少しさせていただきましたが,スピーチの後,岡山の松森先生・吉田先生,京都の吉川先生,和歌山の松島先生などたくさんの先生に「算数ソフトはどこで売っているのか」などのご質問や,「今使っていてとてもいい」というご感想などを頂きました。ありがとうございます。

  来週の土曜日は,東京の三鷹で「もともと日本人はどんな人々だったのか」というお話をします。この話は,作法研究の一角に位置するお話です。たくさんの先生方とお会いできることを楽しみにしています。

新年の集会

  東京で新年の集会があり,参加してきました。お世話になっている方から,ブースを進められていたので,僭越ながら1スペースをお借りし,さくら社の作品を並べさせていただきました。
  いったい,どんな集いになるのだろうかと思っていたら,これが超満員。関係筋の会社の方々がたくさん集まっていました。昨年,たいへんにお世話になった方々もあちらこちらにおられ,皆さんとご挨拶ができました。感動の連続でした。

  思ってもいなかった出会いもありました。
  学事出版の方々とお会いし,名刺交換をしました。その時,教育書を出版している出版社の組合があるから・・とお誘いを受けました。さくら社は新参者ゆえ,知らないことばかりで,そういう仕組みがあることを教えていただけたことにありがたさを感じました。驚いたのは,学事出版の取締役の方が,私の名前をご存じだったことです。ますます,良い仕事をしなければと思いました。
  取締役といえば,学研の取締役の方ともお話をしました。「さくら算数ソフト」 に関心を示して下さり,良いソフトを作ってきて良かったと感じ入った次第です。

  さくら社を立ち上げたことで,ほんの時々ですが,このような集会などに参加させていただいています。出会う方々が,お一人お一人,驚く方々ばかりで,精進に精進を重ねて,前進しなければと,思います。
  とても良い集会に参加でき,有り難いやら,嬉しいやらで,心が一杯になりました。 そうして,私は私の築くべき未来に向かって,力の限り前進することが使命と,心が熱くなりました。

城ヶ崎先生と一休み

  城ヶ崎先生とお茶しました。いつものように,ジョナサンで。話の内容は,主に授業のこと。話すのは城ヶ崎先生。それを聞いて,私はつたない感想を話します。その感想を聞いて,城ヶ崎先生は触発される物があるようで,あれこれノートのメモをしています。

  今回は,なぜ良いのかを説明するのは難しい。そんな話でした。「良い物は良い」というのは,もっともらしい言葉なのですが,何ら理由になっていません。これでは何も伝わらず,これで伝わっているとしたら,それは誘導,強引と変わりません。では,とばかりに,良さを説明し始めると,これがややこしくなり,わかりにくくなります。だから,ちょっと勉強をしないとならないのです。

  おしまいの頃は,私が今年推し進める「もっと算数」について話しました。たいへん面白い場が作れそうなので,オープン予定の3月楽しみです。

  また,来月か再来月,ジョナサンでお茶をする予定です。今から,楽しみです。

淮南子「愚者にも脩き所有り」

  淮南子(えなんじ)は,別名「淮南鴻烈(わいなんこうれつ)」。香港ドラマを見ていたとき,よくこの名前が出てきていました。
  
  「愚者にも脩(なが)き所有り,知者にも足らざる所有り」(第十一巻 斉俗訓)

  人のどこをどのように見るかで,人は愚者にも見え,人は知者にも見えます。同じ人であるのに,あるときは知者にも見え,ある時には愚者にも見えてくるのは,自分に都合よく見ているからであり,人が自分の都合に合うかどうかが大事な線となっている状態に自分があるからです。
  自分と人と未来をよく見つめると,人は次第に知者に見えてきます。

ストップウォッチのタイマー

  今朝から,少し,ソフト作り進めています。ストップウォッチでありながら,タイマーにもなるというソフトです。

  秒針の動作,ストップ,再始動,戻すなどは,それ程の困難もなく作れたのですが,周辺の画質がかなりお粗末になってしまい,ここは何とかしたいと思っています。ですので,ドーンと画像を出すこともできません。残念です。
  60秒までのストップウォッチで1本作り,その先は,その先にまた工夫をする予定です。60秒のストップウォッチを,タイマーとしても使うために,針を2本セットしました。1本は,タイマーの時に設定した秒数の位置に出る針です。23秒と設定すれば,23秒の所にまず1本目の針が現れ,スタートさせると,もう1本の針が23秒まで進んで,止まります。

  こういう基本の所を作り終えたら,その先,あれこれさらなる工夫をしたいと思っています。それは,作り込んでから,また書きます。

  年賀状で「もっと算数を楽しみにしてます」と書いて下さった先生がおられ,とても嬉しくなっています。ありがとうございます。お役に立つサイトを作っていくのだと,改めてやりがいを感じています。