Monthly Archives: 1月 2011

You are browsing the site archives by month.

藤原先生が担当しています

  目下,構築中の「もっと!算数」サイトは,藤原明日香先生が担当をしています。
  オープンは,まだもう少し先ですが,各ページ各ページに力を入れて作り進めています。

  藤原先生は,私と一緒にソフト開発をしていますが,最近はwebの勉強が進み,もう私が全く相手にされないほどの腕前になっています。
  算数ソフトでは,私が作ったソフトを見て,さらにどうしたらいいか,サラッと意見を言ってくれます。この力は「算数の力」だけではなく,「見せ方の力」も必要となりますが,さらに,すごいのは「プログラムがこうなるんじゃない」と助言してくれます。たいていの場合,それが良い感じなのです。ここまでの助言ができる人は,私の周囲にはいません。

  「実力」について,時々,ふっと思うことがあります。
  元々実力のある人は珍しく,たいていの場合,一つ所の勉強を粘り強く続けた人が,結果的にそのジャンルの実者と言われるようになるのです。
  藤原先生の伸びを見ても,自分の歩みを見ても,そう思います。
    
  藤原先生のブログ → 藤原明日香のブログ

5年生の算数ソフト/立体図形

  「立体のソフトはないんですか」
  思いもしていかった質問を受け,びっくりしつつ,「立体のような3次元の物をPC画面という2次元にしても,効果は無いと思い,作っていません」と答えました。
  でも,もし,作るとしたら・・・と考え始めたら,もしかしたら,立体でもソフトの方が伝わりがよいことがあるかも知れないと思えるようになり,ちょっと試作してみました。
  特徴をお話しします。
【特徴1】
  頂点をドラッグすると,立体の形が変わる。
【特徴2】
  辺や頂点をクローズアップできる。(右にある[辺]と[頂点]ボタンで)
【特徴3】
  手前の側面と上底辺が透ける。(右にある[桜]スライダーで)
【特徴4】
  「学習」をクリックすると,名称の問題が出てくる。(右にある[学習]ボタンで)

  かなり,あれこれ使えるように作りました。 
---------------
  特徴1の形を変える機能。これは,まさにPCならでは威力です。実物の三角柱で伸縮する物は,まだ見たことがありません。紙などで自作したというのも,私は知りません。実物の伸縮は,実に難しいと思います。

  「三角柱」の「柱」,柱は細長いというイメージがあります。でも,上のような薄べったい形でも,算数では「柱」とみなします。ここを理解することは「実物」と「算数用語」とを結びつける大事な部分となります。画面の三角柱を平べったくして,「これでも柱なんだ!」と力強く言っていただけると嬉しいです。

  そうそう,昔は三角柱といっしょに,三角錐を学んでいました。ですので,両方を比べながら,「柱」と「錐」の違いを授業したことを覚えています。
  
 
  このソフトも,「もっと!算数」にアップしました。無料で使えるので,算数ソフトファンの先生,どんどん使ってください。 

収録してきました/TBSラジオ

  赤坂のTBSラジオへ行ってきました。
  スタジオに案内されると,すぐに収録です。えのきどいちろうさんがナビゲーターをされていて,秋沢淳子アナが話を盛り上げてくれます。
  えのきどさんは,とにかく博識です。呼ばれた私の方が勉強になりました。
  収録は,とっても楽しかったです。話が脱線しても,奇っ怪なことを言っても,後できちんと編集をしてくれるというので,気持ちが楽でした。編集のプロの方がついていてくださることは,本当にありがたいことなのだと思いました。
  何はともあれ,最初から最後まで,実に楽しかったです。
  最後に記念撮影がありました。えのきどさんと秋沢アナがピースを出したので,ここではピースを出すのが作法と思い,久しぶりのピースをしました。
----------------------
     番組名:村田製作所 Presents ミミガク
     放送日時:毎週日曜 21:00~21:30(録音番組)
     ナビゲーター:えのきどいちろう(コラムニスト)
     アシスタント:秋沢淳子(TBSアナウンサー)
     内容:毎週、様々なジャンルの専門家をお迎えしてお話を伺う番組です。
         http://www.tbs.co.jp/radio/mimigaku/
----------------------
  この本がきっかけで,このようなすてきな収録を体験できました。
  デスクを見て驚いたことが一つ。私以外に3人の方が座っているのですが,その机の上には,みなさん『明治人の作法』が置いてありました。このような歓迎の仕方は,心にしみます。ありがとうございました。

1年算数ソフト_かたちをつくりましょう

  点をクリックして,かたちを作るソフトです。
  赤い枠の中にはいると,鉛筆(小さく緑色に見えているのが鉛筆です)がマウスについてまわります。
  点をクリックすると,その点を起点として青い直線が出てきます。また,点をクリックすると,起点→終点を結ぶ青直線ができます。
  これを繰り返して,形を作ります。

  一応,「1つ戻る」と「この形で決定」と「はじめから」ボタンがあります。

  ちょっとした,「図形かき」ができます。

  このソフトを使うときに大事なことは,算数用語を意図的に使うことです。「点」「線」は自然と使います。これだけでも,良い勉強になります。おまけ的に「直線」も言葉にしておきたいです。
  できれば,「点」には,「頂点」や「端点」という仲間があることも,何かの拍子に話してあげると良いです。
      「頂点」は2つの直線が交わる点です。
      「端点」は直線の端の点です。

  三角,四角を超えて,五角・六角を作る子も出てきます。そんな良いタイミングの時に,「オッ,これは6角形じゃないか! すばらしい!」などと,言葉かけをします。褒められて,嬉しくなると,脳はパカッと開きます。先生の言葉が耳から脳と体全体にしみこみ始めます。良い状態になります。

  このソフトも,さくら社の『子どもが夢中で手を挙げる算数の授業』をお使いくださる先生方のために,「もっと!算数」サイトにアップします。嬉しいことに,無料です。
  でも,まだ,オープンしていないので,申し訳ありませんが,今しばらくお待ちください。

ソフト開発の合間に,中国古典

  来る日も来る日も,ソフト開発をしています。面白くてしかたがありません。こんな面白い世界があり,その道を自ら歩んでいるのですから,私は恵まれています。
  それでも,頭がプログラム漬けになると,自然とリフレッシュをしたくなります。そんなときに役に立つのは本です。
  兵庫の講座で知り合った森實先生からご紹介いただいた『日本の10大新宗教』(島田裕巳著/幻冬舎新書)も面白かったです。貧困からの救済,困ったことからの救済。そこに宗教が芽生える基があるようです。お金の困り事,心の困り事,頭の困り事,体の困り事・・・。今は,心が貧困な時代なので,心を満たしてあげることが,現代の宗教なのかも知れません。そんなとりとめもないことを思いつつも,こういうことをしっかり研究している人がいることに驚き,自分も算数ソフトの世界を構築しつづけ,子ども達の算数思考を満たしてあげられるようになりたいと思います。こんな感触が得られたのも,教えてくださった森實先生のお人柄に,読書中包まれつつ読んでいたからです。森實先生に感謝です。
  読書傾向は,あまりはっきりしていませんが,中国の古典は好きです。今,『荀子』を読み始めています。「青は藍あいより出でて藍より青し」がすぐに出てきます。そこから論が進み,「だから,勉強しましょう!」とつながっていきます。福沢諭吉の『学問のすすめ』も似ています。「天は人の上に人を造らず人の下に人を造らず」から始まっていますが,そこから論が進み,「だから,勉強しましょう!」とつながります。
  でも,どんな風に勉強をしたらいいのかわからない,という方とまれに出会うことがあります。勉強をし始めれば,やるべきことが多すぎて,こんなのんきな言葉は消えていきます。好きな事の本を10冊・20冊と読み,自分でも本を書くつもりで記述してみることです。たくさんのやるべき事が見えてきます。

学年別配当漢字チェッカー

  「1年~3年で習う漢字は,どれかな?」
  これを簡単に表示するソフトです。

  使い方は,2通り。
  【使い方1】
   ・白い所に文章を貼り付ける。
   ・調べたい学年のボタンをクリック
      (何学年分クリックしてもOK)
         これで,赤くなります。

  【使い方2】 
   ・調べたい学年のボタンをクリック
       (何学年分クリックしてもOK)
   ・白い所に文章を貼り付ける。
   ・「チェック」ボタンをクリック。
     これで,赤くなります。

  クラスで配布するプリントなどを作るとき,案外使えます。
  
  このソフトも,「もっと!算数」のサイトにアップしました。どうぞ,ご活用ください。