Monthly Archives: 2月 2014

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ジュンク堂本店で野口先生の模擬授業が開催されます!

野口芳宏先生がジュンク堂の本店で模擬授業をされます!!
4月3日(木)19:30~
場所は,ジュンク堂の池袋本店4F。
参加費は,1000円! ドリンク付き。
詳しくは,↓をご覧ください。
http://www.junkudo.co.jp/mj/store/event_detail.php?fair_id=4267
お申し込み方法も↑に書かれています。

この日,野口芳宏先生の新刊『道徳授業の教科書』が全国に先駆けて,発売になります。
全国発売は4月7日です。
それに先駆けて,本を手にすることが出来ます。
その上,野口先生の骨太の道徳の模擬授業を受けることが出来ます。
これは,楽しみです。
私も会場に足を運びます!

5年生の円周率の学習

85555年で円周率の学習をします。
関田先生が,算数ソフトを使って円周率の学習をしました。
その時の様子を,フェイスブックに載せてくれています。
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本日もこちらのソフトで!
直径4cmの円を転がすと……。
子どもたちは、教科書の付録で、
「12.5cm!」
と、子どもたち。

先生は、パソコンしか持ってないからあ。と、クリック。
12.56cm と、表示。
「さすが、パソコンやなあ。」
と、小数第2位まで、表示されることに驚く。
わたしは、にんまり(笑)

順に、5cmは、15.7cmと表示。
子どもたちは、
「合ってたあ。」
と、喜ぶ。しかけは、次。

6cmは、18.84cm。
ここで、つぶやきや歓声は、減った。
2人の子どもが計算を始めた……。

7cmを転がすと、と、クリックしようとすると、21.98!と、声がする。

10cmまでに、円周率の3.14を理解した。

4から10cmのボタンを順にクリックするだけで理解。

やはり算数ソフトは、授業に必須です!
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ソフトで4cmの円から順に,5cm,6cmと,円を転がしていったら,途中から子ども達は3.14倍することを理解したのです。
素晴らしいですよね。
関田先生の記事を読んで,感心したのは,4cm,5cm,6cmと3つの円を転がしたあたりから,円周の長さと推理出来る子がでてきたことです。

このことに関しては,山口の周南でも話しました。
1つの例からわかることは,想像的内容です。
2つの例を見ると,そこから頭は推理的になってきます。どうやら,こんなことが言えているななどと,頭が働き始めます。
3つの例を見ると,推理が確定し始めます。

関田先生のように事例を1つずつ示して行く指導法は,子ども達に算数的推理をうながす,実に優れた指導です。
こういう指導がどんどん行われて,「算数のきまりを発見する面白さ」を子ども達に体験させて欲しいです。
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8554また,藤本先生からも嬉しいメールが届いています。
藤本先生は,子ども達が実際に計った円周の長さから,ソフトの表に記録をしていく学習をしました。
その授業をしながら,藤本先生は,「一生懸命に測定して,計算した児童が報われる」と感想を伝えてくれました。
嬉しいですね。

ソフトは教材ですので,使い方にきまりはありません。
ですが,関田先生や藤本先生がされたような,事例を3つ以上見せていくという方法は,実によい方法です。
算数の学習でもっとも大事とされる,「きまりを見つける体験」が出来るからです。

3月2日(日)は,野口塾ビギナーズセミナーです!

b8462山口の周南への道中に読んでいたのは,『続 ふところ手帖』。宇佐美寛先生の御著書に出ていたので,読むことにしました。
やくざの親分,大前田栄五郎の日常。
すりと同心とのやりとり。
あれこれ,勉強になりました。

すりの話しの中に,「余り話しが面白すぎる。小説の伝説化したものだろう」というセリフが出てきます。
道徳の読み物資料とダブってしまい,妙に納得しました。

帰路は,関東地方の大雪の影響で,たっぷりと待ち時間をいただきました。
カバンに入っていたもう一冊の本を3回も読んで,楽しむことが出来ました。連続して3回も読むなんて,こういう時でないとできません。足に影響は受けましたが,頭には良い勉強になりました。
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3月2日の日曜日は,東京で野口塾ビギナーズセミナーです。
私も少しお話をします。
卒業式の行儀作法について,話します。
椅子の座り方,礼の仕方,証書の受け取り方・・・。
なぜ,そうするのか。
考え方や背景も交えて,お話しする予定です。

行儀作法は道徳の一部です。本来なら,道徳の先生がお話すべきところです。
しかし,道徳は戦後見向きもされない時代が長く続きました。
その間に,道徳の先生も入れ替わり,行儀作法についてよくわからない時代になってしまいました。
そこを,少しでも学んでいただけたらと思います。
ぜひ,ご参加ください。

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┃5┃第3回「野口塾ビギナーズセミナー」プラス
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「野口塾ビギナーズセミナーとは」

☆野口芳宏先生の
○教育論・授業論をやさしく具体的に学びたい
○国語の授業、道徳の授業を明日からやってみたい
○深い教材分析・鋭い発問の技術を身につけたい
○国語授業・道徳授業・学級経営・学校経営を
根本・原点から見直したい

という先生方におすすめのセミナーです。

野口先生の元で長年学んできた全国の実践家が、具体的な実践を通
して、野口先生の教育観・授業観を分かりやすくお伝えします。

また、今回は野口先生、横山先生にも特別にご登壇いただきます。

これからの授業にすぐに役立つ内容ばかりです。
どうぞ奮ってご参加ください。

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●期日:平成26年3月2日(日)
●場所:池上会館 第3会議室
〒146-0082 大田区池上一丁目32番8号
http://www.city.ota.tokyo.jp/shisetsu/ikegamikaikan/
●定員:40名
●会費:教員3000円/学生・一般2000円
●日程
10:20~10:40 受付
10:40~11:20 講座1「説明文の素材研究」………………山中伸之
~「イルカのねむり方」を素材に~
(休憩5分)
11:25~12:05 実践発表・模擬授業1
(1) 「6年 野口流俳句指導」………松尾英明
~俳句指導は素材研究の深さで決まる~
(2) 「6年 子どもに俳句を作らせよう」……城ヶ崎滋雄
12:05~12:35 昼食・休憩(お弁当などをご持参ください。)

12:35~13:15 講座2「説明文の読解指導」………………照井孝司
~3年 「かるた」~
(休憩5分)
13:20~14:00 実践発表・模擬授業2
(3) 「6年道徳 佐久間勉」…………丸岡慎弥
~銅像授業シリーズ5~
(4) 「2年国語 『ことこ』」………早川広幸
(休憩10分)
14:10~15:00 講座3「卒業式の作法とその教え」………横山験也
(休憩10分)
15:10~16:00 講座4「授業力向上の方法論」……………野口芳宏

16:00~16:30 交流会……………………………………事務局

17:00~    懇親会
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★講座の内容は変更になることがあります。予めご了承ください。
★昼食・休憩が短時間ですので、会場で食べられるものをご準備く
ださい。会場近辺にはコンビニを含めてお店があまりありません。
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※電子辞書などの辞書類があると便利です。お持ちください。
※セミナー修了後、京急蒲田駅周辺で懇親会を予定しております。
ご参加の皆様には改めてご連絡いたします。
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●お申し込み
・電子メールでお申し込みください。
事務局 山中伸之 まで。
yama-san@par.odn.ne.jp
・メールの「件名」に
「第3回 野口塾ビギナーズセミナー参加」とお書きください。
・次の事柄をお知らせ下さい。
(1)お名前 (2)ご勤務地又はお住まい(都道府県のみ)
(3)教員の方は校種 (4)連絡用電子メールアドレス
●会費は当日お預かりいたします。
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田谷先生から嬉しいメールが届きました!

b8463山口の周南でのセミナーで出会った田谷先生から,嬉しいメールが届きました。『CD-ROM付き[奇跡のソフト]で小学校の算数がスッキリわかる!』(扶桑社)を御家庭で使った様子を教えてくださったのです。

ご覧ください。3年生のお嬢さんが棒グラフのソフトで勉強しています。
聞くところに寄れば,算数が苦手とのことです。でも,写真から感じ取れるのは,苦手という雰囲気より,楽しげに取り組んでいるように見えますよね。実際,楽しかったようです。

お嬢さんに苦手意識があるようなので,お父様としては,ソフトを見せても,ちょっと心配があったそうです。
それは,何も考えずにボタンを押してしまうのではないか,という心配です。
実際にソフトを前にしたお嬢さんは,そんなパパの心配もどこ吹く風。
慎重に間違えないようにボタンを押していたそうです。

元来,子供は勉強が好きです。出来ると頭が心地よくなるからです。
考えずにやったら,ソフトでも間違えばかりが続きます。その状態は頭に心地よくありません。
写真を見ても,丸が3つも続いています。ここまできたら,最後まで丸を続けたくなります。
完成させたいという気持ちが出てくるからです。

私がさすがだなと思ったことがメールに書いてありました。
お嬢さんがソフトに取り組む姿から,田谷先生は日ごろの算数の緊張感のようなものを感じたそうです。
授業をしているときのようなモードでソフトに向かうお嬢さんの姿に,田谷先生の教師眼が光ったのでしょうね。
嬉しい光景です。

b8464そうして,あっと驚いたのは,お嬢さんです。
棒グラフの次に取り組んだのは,なんと中学の方程式のソフトです。
これは難しいです。ですので,お父様としては,Xの意味を伝えてから,取り組ませたそうです。
そうしたら,お嬢さんは一気に真剣モード!どうすれば,Xがわかるのか,ジックリと考えていたそうです。
こういう姿勢が嬉しいです。

お嬢さんが「算数って意外と面白いね!」と思ってくれたら,うれしいです。

各地のセミナーでお話ししていますが,クラウドを使うと,ご家庭でも学校の勉強のような算数を学ぶことが出来ます。
1日に取り組む時間を決めて,パパやママが「今日は,これね!」と示して取り組むと,きっと良い成果に結びつきます。

周南で田谷先生と出会えて,とてもありがたく思いました。
田谷先生のブログは「たやらっぱの学び場」です。ぜひ,お読みになってください。

「第13回 元気!授業・学級づくりセミナー」に参加してきました。

「第13回 元気!授業・学級づくりセミナー」に参加してきました。
算数の実践とソフトのオンパレードで,非常に感動しました。

さすがだな!と思ったのは,藤本先生です。
ソフトを熟知しているだけでなく,使い方が非常に上手いです。
パッと見せたかと思うと,サッと隠すなど,効果的に学習を進める工夫が満載でした。

私は,浅村先生の図形の面積の実践を紹介しました。
授業をキッチリやっても,理解がしっくり来ない子が出てきます。
そういう子に目を向けなくても,授業は先に進みますが,それでは付けがたまるだけです。
それなりに経験を積んだ先生は,たいてい自分の腕でそういう子に対応しようとします。
対応するだけでも,実に,素晴らしいことなのですが,算数はなかなか手強いです。
これまでの指導では手に負えない場合があります。
浅村先生の指導された図形の面積もそういった場面だったので,浅村先生はソフトを子ども達に見せました。あっという間に,しっくり来ない子全員に「わかった!」を体感させました。
腕のある先生というのは,こういう先生のことを言うのだと痛感したので,セミナーでお話ししました。
その浅村先生がセミナーにお越しくださっていました。
お願いをして,お昼を御一緒させていただきました。
家庭科の話しを中心にお話を伺えて,充実しました。

今回は,藤本先生の計らいで2時間ほどお話しさせていただきました。
実践提案が4講座もあったので,それと関連した話しから始めました。
スタートは「単位数の重層構造」です。
この構造は教科書に「0.1が3こで0.3」などと示されていますが,重層化という形でのビジュアル化までは示されていません。
残念な所です。
セミナーに参加された先生には,整数と小数の場合を話しましたが,たぶん,分数でも同様に考えればいいと,きっと理解できると思います。
「単位数の重層構造」の元にあるのが「数の重層構造」です。
これらを知ると,「数が痩せて見える授業」と「数が豊かに見える授業」の差が見えるようになります。同じ教わるなら,豊かに学びたいですね。

重層構造は四半世紀も前から,私は使っています。もしかしたら,このビジュアル化は私の発明かもしれないと,フッと思うことがあります。
そんな昔から使っていたので,ソフトにはふんだんに入っています。
藤本先生もその幾つかをセミナーで紹介してくれていました。

話しをしつつ,イマイチだったなと思ったのは,「数直線の話」です。
算数の最大の発明とまで言われている,大変な価値のある数直線なのですが,その価値をしっかり示しきらずに,次の話に移ってしまいました。ウームです。

そうして,算数の「考える(思考)」ということのちょっとした体感授業をしました。
・知らないことは考えても出てこない。
・知らない人同士が相談しても,考えは出てこない。
・少し見せる(知らせる)と,考えは出てくる。
こういう授業の思考構造を体感してもらいました。
かなりよく伝わっていました。

その後,極めつけの体験をしてもらいました。
・話し合ってわかるレベルと,ソフトを見てわかるレベルは,大きな差がある。

話し合ってわかるレベルは,わかるという世界の中ではまだ痩せているレベルです。
豊かなレベルにまで頭を運ぶには,ビジュアル化された内容を見るに限ります。
言葉では示しきれない圧倒的な情報が頭に入り,非常に納得感が高くなります。

この「2つのわかるレベル」を私に気づかせてくれたのは,浅村先生です。
感謝しつつ,ソフトを映し出しました。
会場からどよめきが起きました。
こういう瞬間が,痩せたレベルから豊かなレベルに移行した瞬間です。
とても嬉しい瞬間でした。
ありがたいと思いつつ,ソフトをお分けしました。

このソフト,本邦初のお披露目です。藤本先生の山口・周南は忘れがたい場になりました。
22日の大阪でもご披露したいと思います。

5年生の文章問題に役立つ「図から式を考える」ソフト

85565年生,6年生の文章問題で役に立つ,線分図から式をつくるソフトです。

高学年の文章問題は,基本的にかけ算・わり算で解く問題になっています。
問題文を読んで,すんなりと式が立てにくいので,一旦,線分図にしてから,それから式を書きましょう,と言う流れになっています。

文章→図→式

この「図→式」の部分に特化したのがこのソフトです。
図の数を見て,式がサッと出てくるように練習をします。
この練習で,「図がかければ,式はわかる!」というレベルに達すると,ありがたいことになります。
計算ミスさえしなければ,確実に答えが出るという安心感が出てきます。

教室で15分もレッスンすれば,たいていの子は図を見れば「式は任せて!」という状態になります。
クラウドの5年生に入れる予定です。
入りましたら,クラウドにお知らせが出ます。
今しばらくお待ちください。

★クラウドの2年生には,たし算・ひき算のテープ図の「図→式」ソフトが入っています。
「2年_図をつかって考える」に入っています。こちらもとっても良いソフトです。

ところで,この図を見て,もしかしたら「三数法?」と思われた先生,いますか?
かなりの算数通です。その通りです。正三数法です。
なかなか良い方法なのですが,小学校では,普通,教えません。
それでも,算数の本をよく読まれる先生の中には,「こういうのもあって,いざというときに考える一つの方法として知っておくのも良いですね」と教えてくれています。