Monthly Archives: 4月 2014

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さくら社が6年目に入りました!

今日は,さくら社設立6年目の記念日です。
満5年が過ぎ,今日から6年目に入ります。
ここまで来れたかと思うと,ちょっとジンワリしてきます。
それもこれも,皆さんの応援のおかげと感謝しています。
これからも,さらにお役に立てるよう,多いに頑張っていこうと思っています。

ときどき,どうして出版社を作ったのか,尋ねられることがあります。
出版不況と言われる今日です。
わざわざ選んで起業しなくても・・・と思うのが普通ですよね。

一言で言えば,「ご恩返し」です。
誰でも,ある程度の年齢が行けば,漠然としながらも何か「感謝の念」が出てきます。
お世話になった先輩への感謝。
後から追いかけてきた後輩への感謝。
そうして,自分の人生の仕事として勤めさせていただいた教育界への感謝。
いろいろな方面への感謝の気持ちが,少しずつでてきます。
それが出版社という形になったのです。

不思議なことに,思わぬ幸運に恵まれました。
たくさんの先生方との交流が始まったのです。
きっと,これから先にも,新しい交流が待っていると思います。
少しずつですが,形にして,教育界へのご恩返しを続けたいと思っています。
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8507さて,昨日の4年生の平行のソフトです。
少し作り込みを進めています。
ですので,ベータ版以前の,アルファー版になってしまいました。

右端のボタンをクリックすると,該当位置の角度が表示されます。「平行線の同位角は同じ大きさになる」ことを,こういうソフトを見ることで,スッキリと理解できるようになってほしいと思います。
優秀な子は,教科書の図でスパッとわかります。
でも,教室には,そうすんなりと行かない子もいます。
そういう子でも,ソフトを動かして,ジックリ「算数体験」すれば,理解できます。ぜひ,使って欲しいです。

このソフト,今月中にはクラウドにアップする予定です。

4年の平行のソフト

85084年生の垂直・平行の学習で使えるソフトです。
2本の平行線と,それを横切る赤い直線が角をつくっています。
この2つの角が同じ大きさだということを見て学ぶソフトです。
いわゆる「同位角」の勉強です。

大きな特徴は,アとイの点をつまんで動かすことが出来ることです。
点アイを動かすと,それに合わせて,赤直線の傾きが変わり,自動的に,黄緑の角の大きさが変化します。
どのように変化しても,2つの角の開き具合は,常に同じです。

アイをいろいろと動かしてみると,それが,貴重な「算数的体験」となります。そうして,「平行なんだから,当たり前じゃん!」なんて感じられるようになれば,素晴らしいです。

このソフト,分度器も登場します。
さらに,「角度」も表示できます。
図としての「角の開き」と,数値の「角度」。
この2つを同時に見ることが出来ます。これも,学習として重要なことです。

このソフトは,すでにクラウドにも入っているソフトを,ちょっとグレードアップしたものです。
でも,まだ,ベータ版です。
微修正などをして,なんとか,今月中にはクラウドにアップしたいと思っています。
クラウドを活用してくださっている先生方,今しばらくお待ちください。
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今週の土曜日は,明石要一先生のSG会に参加してきます。
相棒の城ヶ崎先生も一緒です。楽しい勉強会になりそうです。

平均点も上がり,みんな幸せ!

土曜日に開催されたセミナーで,参加された先生方からの感想をいただきました。
その中に,算数ソフトをすでに使っている先生がいました。
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先生のソフトで私のクラスは大喜び。
算数の平均点も上がり,みんな幸せです。(女性の先生)
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算数ソフトを授業で使った感想です。嬉しいですね!
平均点が上がるという「学力的効果」に加えて,「幸せ効果」もでています。
きっと,前向きなホットなクラスなのでしょうね。そんな気持ちになりました。

他にも,算数ソフトへの関心が高い感想が多数有りました。
◆今年,研究が算数です。図の部がまさにタイムリーでした。ぜひ,そのソフトを使ってやれればと思います。
◆基本と理解が大切!算数の教材,ぜひ使いたいです!
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皆さん,ありがとうございました。
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b8408森毅先生の『数学的思考法』
水道方式が爆発的に広がったころの本が,91年に再度刊行されたのがこの本です。
ですので,中身は,私が教員になる前の時代の内容です。
数学の本ですが,算数教育に関しての記述も多く,とても勉強になります。
また,森毅先生の算数・数学への考え方には共感の連続でした。
あの当時,よくここまで思考が進んだものだと思います。
この本に出てくる,「現代化」は行き過ぎと言うことで幕を閉じていますが,量の体験をソフトで出来る時代になった今,「新現代化」を考えていく必要もあるだろうと思いました。

平先生の『究極の説得力』売れ筋の棚に並んでいます!

b8411嬉しいお便りが届きました。
平光雄先生からです。

平先生が,今年の1月に出した『究極の説得力』が,地元,名古屋の正文館書店さんで,とっても目立つところに並んでいたそうです。
『究極の説得力』は,画面の棚の中程で表紙を向けて,ならんでいます。
この棚,百瀬尚樹さんや浅田次郎さんなどベストセラーの本が並ぶ棚なのだそうです。
通行中の人々にバシッと見える棚なのです。
そんな素晴らしい棚に,表紙を向けて並べられています。

教育書がどうしてこのような素晴らしい棚に並んでいるのでしょうか。
小手先のあれこれを学ぶ事とは別に,人間としての堂々たる姿勢を学ぶことの大切さを,自らの人生を通して語っている本だからなのだろうなと,思っています。
「自分磨き」,誰でもしたいですよね。
そういう方々が,手にとって購入されているのでしょうね。
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友達の先生の本が,素敵なポジションに並んでいるというのは,それだけで,嬉しいことです。

平先生とは,来年お会いする約束になっています。
1年も先のことですが,骨のある話しをまた伺えるかと思うと,今から楽しみです。
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渡邊先生,河邊先生のセミナーに参加してきました

船橋の渡邊先生,河邊先生のお計らいで,海神公民館でお話しをしてきました。
一番楽しみにしていたのは,渡邊尚久先生のお話です。
数年前に小学生向けの七つの習慣の話しを拝聴しました。
この時,こんな濃い内容を小学生向けに分析し,サラリと指導している渡邊先生にとても驚きました。
そうして,今回,お話を伺って,子ども達とのつきあい方にも納得の連続でした。

河邊昌之先生は30代の先生です。15分ずつ3度にわたりお話しを伺うことが出来ました。
一番印象に残ったのは,そのサービス精神です。
切り口もいいですし,指導をいつまでやるかなどへの配慮もいいです。
そうして,それを上回る参加者の先生方へのサービス精神。
師匠筋にあたる萩谷高史先生の教えが浸透しているように思いました。
こういう先生は,伸びます!

萩谷高史先生の鉄棒ビデオ,圧巻でした。
会場は,その事実に感動のどよめきです。
「そういう指導を私もしたい!」という熱望の声が聞こえてくるようでした。
萩谷先生の鉄棒指導,最高です!

土作先生のお話もありました。
人気絶頂の先生ですので,登場しただけで会場はホッとなムードに包まれました。
土作先生が語り出すと,そこは笑いの渦です。
土作先生に教わっている子は,毎日が楽しいだろうなと思います。

講師の先生方のお話の他に,私には,もう一つ,大きな楽しみがありました。
若い20代の佐藤先生が,講座に参加すると知らされていたからです。
佐藤先生は,その実力が評価され,優秀な私立の小学校の先生になりました。
今年の研究予定など話しを聞くことが出来ました。これから先がとっても楽しみです。

b8412私は,算数の話しです。
若い頃に勉強したことを,ちょっと整理して,話しました。
「理解」場面の構造は,右の図のように,3段階になっています。

どの段階の指導も大事なのですが,特に力を入れるのは,どこかと問われたら,それは「図」のところだという話しです。
図は別の角度から見ると,それは「構造」「しくみ」になっているので,理解がグイグイ推進される段階なのです。

しかしながら,その図が一番表現しづらい状態になっているのが,算数なのです。
でも,嬉しいことに,コンピュータの発展により,図がソフトという形で表現できるようになり,あっという間に理解できる学習が進められるようになりました。
8509その事例として,5年の体積のソフトを見ていただきました。

体積の「しくみ」が分かる「図」は,例えば左のような図なのです。
体積の意味がよく分かります。
これを,縦・横・高さのサイズをあれこれ変更して,繰り返すように何度かみることで,理解がスッキリすすむのです。
見ていても楽しいです。
マウスで操作してみたくなります。
ワイアレスマウスで,子ども達にもさわらせていると,とっても楽しい雰囲気になります。その上,さわった子ども分だけ,回数多く仕組みを見ることになります。
気がついたら,みんな体積の「通」になっているでしょうね。

この続きのような話しは,6月7日(土),東京で開催される明日の教室というセミナーで時間を取って,もう少し詳しくお話しできるかなと思っています。

3年の小数,「0.1を65こ合わせた数は?」のソフトをグレードアップ中です!

85103年生の小数。
文科省の『小学校学習指導要領解説 算数編』には,次のように書いてあります。

数についての感覚を豊かにすること

これは,本当にその通りだと思います。
そういう授業が簡単にできる時代へ向かってほしいと願います。

「6.5」を,
「1が6こ,0.1が5こ」と考えることができ,
「0.1が65こ」とも考えることも出来る。

こういう,位取りの単位量で考える力が付けば,「感覚」が「豊か」になったと言えます。
さらに,そこに,量感を重ねることができたら,確かに「感覚を豊かにする」学習を保障できたといえます。

そういうちょっと良い感じの授業が出来るように,クラウドに入っているソフトを1つ,グイッとグレードアップしています。
3年,小数「05B,□の中は,どんな数でしょう/合成して小数にする」です。
現在,クラウドにアップされているソフトでも,量感がつかめるようになっています。
現状のままでも良いのですが,藤本先生からのアドバイスを戴き,0.1が合わさっていく様子をアニメーション化してみました。
そうしたら,これがとっても感じがよいのです。
これで,指導要領の期待にもしっかり応えられるソフトになったと思っています。

来週中には,3年のクラウドにアップする予定です。
小数の学習が,ちょっといい感じになりますね。ご期待ください!