Monthly Archives: 5月 2014

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中学1年の座標そのソフト

b8372今年中学へ移動された奥田先生が、ブログに中1の関数のソフトの画像をアップしてくれました。
座標の読み方を学ぶソフトです。
点Aの位置をどう言い表すのか、それを勉強するソフトです。

うれしいのは、「ヒント」ボタンです。
「ヒント」をクリックすると、赤線が出てきます。
左(マイナス方向)へ3.
下(マイナス方向)へ3.
なので、(-3、-3)となります。

ですので,赤線を見ているだけで、座標を読む順番がしっかり身に付きますね。

さらに、うれしいのは、座標の中にマウスが入ると、マウスを追いかけるように点Aが移動することです。赤線もつられて動きます。
赤線の規則が自然にインプットされますね。

奥田先生は、生徒が順番に問題を出して・・・と、授業展開のワンポイントを記しています。
座標を読む力が付きますね。
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b8385_200b8383_200中学1年のソフトは,2種類あります。
『スパイラル方程式1 関数1』(15000円+税)
『平面図形 空間図形』(9000円+税)
どちらも、メディアはCDです。
教科書を扱っている書店さんのみの取り扱いとなっています。
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話は変わりますが,ビッグサイトへ行ってきました。
教育のIT関連の展示会があったからです。
ハードもソフトも、工夫された素晴らしい出品ばかりで、学校はどんどん変わっていくのだろうなと思いました。

いつもながらですが,ビッグサイトは疲れました。
帰ろうと思ったのですが,いすがあったので,誘われるように一休みしました。
アイスコーヒーを飲んで・・・,元気復活しました。

有田先生の『年表』が増刷になりました

b8397_200有田和正先生の『歴史を楽しむ 年表』が,増刷になりました。とっても嬉しいです。

何しろ,この年表。
普通の年表とはひと味違います。
どう違うかというと,一言で言うと,「有田先生の教材(ネタ)年表」なのです。
見開きの左ページが年表で,右ページが全部「有田先生のはてな」です。
ここに授業に使えるネタが満載されています。
そんな嬉しい本が出たのが,昨年の4月です。

あれは発売になって,2ヶ月か3ヶ月ほどしてからでしょうか。
有田先生から,増刷になったら,「これを加筆してほしい」と原稿が届きました。
その中身を見て,びっくり。
結構なボリュームがあるのです。
通常,増刷時の修正は,誤字脱字などの簡単な微修正です。
そんなことは有田先生もご存じのことなのですが,それでも,この加筆をしてほしいと託されました。
それだけ,思い入れのある年表なのだと思い,スペースの許す限り加筆して,増刷をいたしました。

この増刷の本,有田先生に見ていただきたかったです。
お渡ししたかったです。
「先生,ここも,ここも,ネタが増えましたよ!」とご報告をしたかったです。
でも,もう,それもかないません。
残念でなりません。
できたというご報告だけでも,天に届いてくれたらと願います。
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3年生のわり算で平均点が94点でした

友達の平野先生から,とっても嬉しいメールが届きました。

平野先生の小学校は,目下,運動会の練習中のまっただ中です。
昨日も3時間もの練習が行われたそうです。
そんな中,3年生のわり算のテストが実施されました。
その結果,なんと,驚く無かれ平均点は94点だったそうです。

運動会で盛り上がっている中,きっと算数も運動会に負けないぐらい,大盛り上がりしたのだと思います。算数ソフトをバリバリに使ってくださる平野先生の教室だからこその快挙ですね。

平野先生のメールには,1時間の授業の流し方が書かれていました。
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「前時の復習」→「課題発見」→「自力解決」→「比較検討」→「適用問題」→「まとめ」→「練習問題」
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校内研修が充実している学校では,これに似た流れで授業が展開されます。
いわゆる問題解決学習ですね。
平野先生は,「どこの場所で、クラウドを使うのが効果的か……。いろいろと模索している状況です。」と記されていました。
平野先生の日頃からの授業への研究が,大きな成果を生み出しているのだなと感心しました。

問題解決学習は,伝統的な指導法なので,やり玉に挙がりやすいです。
1時間に1問しかやらないと批判を受けていたこともありました。
1問だからだめと考えるのは,利の通ったことです。
普通の小学校の公開研究会を見学させていただいていますが,目を覆いたくなる授業も展開されています。
1時間に1問となりそうな場合に,うまいことどこかに算数ソフトを提示したら,どうなるでしょう。
1時間の問題量が5問10問と一気に増えてきます。
授業内容がよりわかる状態になりますよね。

問題解決学習の持つ力で,私がもっとも重要と思っているのは,「問題把握」です。「課題把握」と言ってもいいです。
その時間に何を勉強するのか,それを明確にすることです。
若い頃は,「目的を明確にすることで,目的意識的に授業に臨むことができる」など,ちょっと気取って考えていました。
その本時の問題を子ども達が自ら見つけるように導くと,これが平野先生の書かれた「課題発見」といういい方になります。

次に重要と思っていることは,問題解決学習の流れを,その時々によって伸縮加減させることです。
自力解決を短くし,すぐに比較検討する場合があってもいいのです。
比較検討するほどでもない場合は、簡単にまとめて,練習問題に進んでもいいのです。
そういう斟酌できる力を持つことが大切と思っています。
平野先生は,きっと斟酌力が高いのだと思います。

ついでに,もう一言書くと,退職をした頃の私は,問題解決学習は,ちょっと疲弊しつつある指導法と感じていました。
ですが,最近は,その思いを変えています。
算数ソフトを活用している先生方の声に耳を傾けると,「問題解決学習+算数ソフト」でかなり鉄板的な授業が進んでいるからです。
大先輩が築き上げた問題解決学習に学びつつ,新しい教材・算数ソフトの活用で,流れを斟酌して展開する授業が,すこしずつ研究されているように感じています。

平野先生とお会いして,どんな風に授業をされているのか伺ってみたいと思っています。
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b83733年生のわり算のソフトです。
こんな風に,3こずつ分ける様子をクリックで示すことができます。
あまりの無いわり算の全部を,このソフトで見せることができるので,とっても便利でわかりやすいです。
こういうので5問,10問とやって見せたら,授業も生き生きしてきますし,わり算の意味もしっかり習得できますよね。

3年生の円のソフト

b83743年生で円を学習します。
これは,その円のソフトです。

点アから6cmの所に点をうちます。
点が増えると,どんな形になるでしょうか。

1点から等距離にある点の集合体。
平面なら「円」。
空間なら「球」。
大人には,「当たり前じゃん。そんなのもわからないの?」と感じ取れる所ですが,算数発展途上中の子ども達には,これは意味が通じにくい世界です。

点アから6cmの所に点を打つことは,2年生の長さの勉強でしています。
だから,それを2つ3つ4つと増やしても,大して問題なかろうと思うのですが,そうはいきません。
長さの時は,1つだけしか点を打たなかったので,「6cmの点は1つ」と自動的に思っている子がいるのです。
それを2つ3つ・・・・と打つと言われても,どんな風になるのかイメージがわきにくいのです。

そんな思いから作ったのが,このソフトです。
ご覧のように,右端にある桜スライダーを下に下げるだけで,点の数が次第に増えていきます。
見ているだけで,面白いです。
最大,点の数は360個まで増やすことができます。
小さな点ですが,360個も並ぶと,隣同士がくっついてしまい,円に見えます。

こういう点の数を自動的に増やしたり,減らしたりする様子は,普通見ることができません。
ですので,子ども達は驚きと関心を持って画面を見てくれます。
円はラインなのですが,実は,点の集合体なんだと感じ取ってくれます。
数学的な感覚が習得できますね。

何度か見た後,「同じようにしてみんなもノートに点アを書いて,そこから6cmのところに点を打って,円を作りましょう。」と授業をしたら,面白いでしょうね。
「大変だ!」と感じられてきます。
そうなったとき,コンパスの登場です。
「実は,こんないい物があるのです。」とコンパスを出すと,「コンパスだ!」と知っている子が声を上げてきます。
道具のありがたさが少し伝わりますね。

コンパスのことを江戸時代には「ぶんまわし」と呼んでいました。
行為がそのまま名称になった感じですね。
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算数ソフト
クラウド版(Aタイプ):インターネットに接続できるところで使うタイプです。
ダウンロード版(Bタイプ):1度ダウンロードしたら,ネットが無くても使えるタイプです。

3年生の「円と球」用のソフトは,7本収録されています。
どれもこれも,いい感じのソフトです。
算数ソフトで授業が大きく前進しますね。

6月は3つのセミナーでお話しします

6月は,珍しく3回もお話をすることになりました。

6月7日(土) 明日の教室東京分校 横山験也先生
6月14日(土) 授業道場「野口塾」~大阪Special~
6月21日(土) 「学級づくり」改革セミナー IN東京 ~復活!験久ライブ~

どれも楽しそうです。

21日の験久ライブは告知が早かったこともあり,すでに満席です。
14日の野口塾の参加状況は,よくわかりません。
7日の明日の教室は,どうも昨日か一昨日にアップされたようで,まだ,1名です。

私が一番長く話をするのは,明日の教室です。
3時間ほど,お話をします。
そんな話を先日のチーム算数でしたら,城ヶ崎先生が,「横山先生の算数鉄板ネタを・・」と言ってくれました。
事例として,3年生の円の導入などを・・・と話してくれました。

城ヶ崎先生の話を聞いて,そういえば,円の導入は面白くて盛り上がり,誰がやっても滑らないほどの展開だったなと思い出しました。
もし,円の導入の話をしたら,続いて,文章問題の話になるだろうなと思っています。
そこから,横にずれて,初めての頂点・角など図形の話。
そこまで行ったら,やっぱり分数の紙へとすすみ,展開図のヒケツ。
小数点以下,スイートポテト,カマキリライダー,四捨ヘビくん,立体君
そうして,かけ算大海戦。
こんなに楽しんで話してから,いよいよ本題です。
でも,これでは,ちょっと前振りが長すぎるように思います。
基本的に,算数のソフトの話が主になります。

14日の野口塾・大阪では,算数の授業のビデオを見て,私がコメントをします。
これも,面白いと思います。
私のコメントは,どうも普通の先生方と違うようで,一部の先生方には大受けしています。

皆さんと会場でお会いできることを楽しみにしています。
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明石先生の事務所でSG会

b8375明石先生のSG会に参加してきました。
会場は,前回と同じ,明石要一先生の事務所です。

前回もそうでしたが,参加している先生方が全員レポートを提案しています。
小学校が中心ですが,中学もあり,近隣の教育事情が手に取るように伝わってきます。

総じていえることは,かなりの苦境に立たされても,明石研の皆さんは乗り越えていることです。
自分自身が,苦境に弱いので,大いに勉強になっています。

私も僭越ながら提案をさせていただきました。
算数ソフトを開発している話です。
その具体事例として,6年の速さと,5年の体積をプレゼンいたしました。
皆さん,驚かれていました。
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レポートの提案が終わると,歓談の時間になります。
昔懐かしい,水島さんからご挨拶を受けました。今は文科省にお勤めで,大変びっくりしました。
お寿司やピザをつまみながら,若い石井先生と歓談。
時代の違いを感じます。
遅れて,金木先生が登場。歓談しました。
金木先生は本当に礼儀正しい先生で,感心させられています。
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