Monthly Archives: 7月 2014

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8月2日(土)は,広島です!

8月2日(土)は,広島県福山市で算数の話をします。
「第22学 教師力向上セミナー 授業づくり今、むかし~ICTと作法・和算~」です。

10:00~10:30   開会行事 講座1・山根 僚介氏「ICTで徹底反復!」
10:35~11:35   講座2・横山 験也氏「模擬授業 『図形』」
11:35~11:50   講座3・藤本 浩行氏「横山験也先生の模擬授業を解説!」
13:00~14:10   講座4・横山 験也氏「大好き算数!和算からICTまで」
14:20~15:20   講座5・藤本 浩行氏「藤本実践全部話します!算数DVD&ブラックボックス」
15:30~16:10   講座6・横山 験也氏「小学生から先生まで~作法のはなし」
16:30~16:50   Q&A 「横山氏・藤本氏・山根氏が質問にお答えします」

ICT有り,和算有り,ブラックボックス有り。
かなり,おもしろい内容が飛び出しそうです。
玉手箱的セミナーであり,目から鱗的セミナーとなりそうです。
お近くの先生,ぜひ,お越しください!!
お申し込みは,こちら

徹底反復研究会が,中村堂から本を出しています。
『日々の指導に生かす「徹底反復」』です。
この本,徹底反復研究会の双書です。シリーズとして続々と出るそうです。
その中心人物が第1講座を受け持つ山根僚介先生です。
ICTでどのように徹底反復されるのか,しっかり拝聴したいです。
非常に,楽しみです。

そうして,期待しているのは,藤本先生のブラックボックスの使い方です。
なにしろ,ブラックボックスはおもしろいです。
子ども達がはまります。
藤本先生の巧みな使い方,こちらも楽しみです。
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ところで,中学へ異動された奥田先生が,数学のプリントを作られています。
その中に,「まちがいを見つける」というコーナーがありました。
これが,実にいいのです。
方程式を解く文章問題なのですが,文章問題のすぐ下に,式も答えも出ています。
そこをよく見て,間違えているところを見つけ,説明をしましょう,という出題です。

連なる式のどこかにミスが埋め込まれています。
その場所は,「移項」の所でした。
一番重要な所なので,ここにミスを埋め込んでいることに,グッドな気持ちになりました。

こういう間違い探しは,ちょっと変わった問題という程度に見られています。
ですが,私はかなり重要な内容を含んでいる出題方法と思っています。

「間違いだ!」と判断するには,「規準」が必要です。
ある規準から見て,基準外だから間違いとなるのです。
その基準に気づかせ,その基準の立ち位置から,「ここは間違えている」と指摘させるのが,間違い探しなのです。

ありがたいのは,この規準が,算数・数学は極めて明瞭なことです。
もともと,きまりで成り立っている勉強なので,例外がありません。
基準外は全部間違いになります。
ですので,単元の重要なきまりにスポットを当てると,「間違い探し」の学習は,非常に有効な指導方法となります。

奥田先生のプリントを見て,「なるほど!」と思った次第です。

墨子の中の算数

仕事の合間に,『墨子』を読み返しました。b8352
孔子の100年ぐらい後の人です。
言葉の定義で算数に関することも書いています。
そこを,もう一度読みたいと思って,この本を開いたのですが,この本には少ししか載っていませんでした。
そこで,平凡社の東洋文庫の『墨子』を読みました。
これは,本ではなく,ジャパンナレッジで読みました。
読み下し文しか載っていないのですが,文章が実に読みやすく,藪内清さん,最高!なんて思いました。

それでも,算数の定義は,やっぱり少しでしたが,そういう論理的なことを書いていること自体に驚きます。
倍も自在に使われていました。分数も1カ所出てきました。
たいしたものです!

2300年ほども前に,これだけのことを考えていた人が中国にいたことが,驚きです。その当時の日本は・・・。文字で残っている情報がありません。
日本書紀ができたのは,墨子の1000年後です。
日本書紀の内容と,その1000年前の墨子を比べても何にもなりませんが,日本は文章での表現・論理で,ものすごく出遅れていた国だとわかります。

出遅れていても,江戸時代以降,学問の振興策がとられていたので,今やすばらしい状態になっています。
「学問の出遅れは,跳ね返せる」のです。
1000年の出遅れが日本なんですから,今,出遅れている人は,極めて日本的といえます。
今からでも,自らの学問振興を実行しましょう。
きっと,大きな力がついてきます。

奥田先生が次回希望者数をカウントしてくれました!

b8353奥田先生がカウントしてくれました!
「また,みたい!」と書き込んでくれた方々の総数は18名だそうです。
書き込んでくださったことも嬉しいですし,それをすぐにカウントしてくれたことも嬉しいです。
スクーを実際に視聴してくださった方は,126人だったそうです。予想を超えていたので,これにも驚きました。

次回をどうするか,あれこれ考えて,7月末に第2回をやってみようか,という方向で話が進んでいます。
第一候補は,7月27日の日曜日です。
開催されたら,ぜひ,受講してください。
次回は,皆さんのコメントを読めるように,もう少し特設スタジオの環境を整えます。
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自分の放送がどんな風なのか,私にはまったくわかりません。
ですが,スクーから無料配信を開始したと連絡が届いたので,早速,見てみました。

自分の話を自分が受講するのも妙なのですが,これがなかなかおもしろいです。
皆さんの書き込みも生放送のように出てくるので,これもいい感じです。
語りは,ちょっとたどたどしいです。
でも,許せる範囲です。
算数関係の情報が多めに入っていたので,私自身が飽きることもなく聞くことができました。
「やるじゃん!」というのが私の感想です。
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これを10回ぐらいやったら,本1冊になるのではないか,と思っています。
スクーで話したことを,書き言葉に整理して,ページの右脇には気の利いたコメントを抽出して入れて・・・。

そう思ってくると,こういう場に友達を誘いたくなりますね。
何回か話していただいて,評判が良ければ,それが本になって・・・
こんな流れができたら,楽しいでしょうね。
新しい教育文化の発信スタイルになります。

これまでは,雑誌に載って,連載をして,それから単行本。
それがネットの普及で,HPやブログへの記述から,雑誌・書籍へという流れも生まれました。
そうして,ネット回線が太くなり,動画の配信が可能となりました。
新しいスタイルの教育文化発信が始まるのも自然な成り行きです。
多少,文章を書くのが下手でも,中身がグッドで,それを語れたら,そこからテキスト化は何とかなります。

こう思うと,フェイスブックやツイッターなどと連動した,自前のネット教育放送「さくら」を創りたくなってきます。
夢ですから,好きなように広げられます。こういう時間も楽しいです。