Monthly Archives: 11月 2014

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第1回 事前学習法セミナーは,すばらしかった!!

事前学習法セミナーが大阪で開催されました。
これは,もしかしたら・・・・
と力強く感じました。
詳しいことは,藪田先生のブログに記されています。
ぜひ,お読みになって下さい。

若い先生の方の講座が6つもありました。
その中の一つは,新卒2年目の清寺先生です。
2年生の算数,かけ算九九を事前学習法で授業したら,安心して授業ができ,スピーディ。
余った時間でしっかり事後学習をして,平均点は90点越えでした。
こんなビックリすることが,現実に起こっています。

事前学習法は,普通の指導法とはちょっと視点が違っています。
もっとも重要なことは,「事前に何をするかしっかり決めましょう」ということなのです。
事前にはこれをこうして,そこにこれを加えて,押さえでこうして・・・・などと,あれこれ細かい規則があるわけではありません。
自分で考えていると,何をどうしたらいいのか,頭に浮かんできます。
ですので,6つの講座のどれもこれもが,その取り組みが似ていませんでした。
それでいて,どの先生も非常に前向きで,かつ,取り組みに充実感を感じていました。

こういう状態は,まさに,望むべき状態です。
取り組む先生が,「小さな研究者」になっているからです。
言われたことを言われたとおりにする生徒型の授業ではなく,自分で道筋を構築していく「研究者型の授業」になっているのです。

6人の先生方の講座や,フロアの先生方の感想がとても刺激的でした。
これから先も事前学習の仲間とともに,前進したいと思いました。
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「第2回 事前学習法セミナーIN東京」が,東京の八王子で開催されます。
自分の頭を快適に使って授業構想を立てていく,そんなやり方に関心のある先生,ぜひ,お越し下さい。
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今週末の土曜日は,「算数ソフトのセミナー」です。
算数ソフト大活用中の先生方による充実したセミナーです。
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有田先生の新刊『今こそ社会科の学力をつける授業を--有田式授業づくりに学ぶ』がアマゾンに出ました!

有田和正先生の『今こそ社会科の学力をつける授業を』有田和正先生が御生前に御提案下さった本『今こそ社会科の学力をつける授業を--有田式授業づくりに学ぶ』がアマゾンに出ました!!

半分は有田先生御論文。
半分は,有田先生の御提案を引き継いだ11名の先生方の御論文で構成されています。

「一時間に一回も笑いがない授業をした教師は逮捕する」
有田先生に逮捕されたいです。

「鉛筆の先から煙の出るスピードで書きなさい」
有田先生に煙を見ていただきたいです。

予約をして,本が届くのを楽しみに待っています。
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小学館さんからも,『人を育てる:有田和正追悼文集』がアマゾンに出ました!

有田先生を追いかけている先生,有田先生から学びたいと考えている先生,ぜひ,両方の本を読まれてみて下さい。
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そうして,今週の日曜,「有田和正継承セミナー」が東京の四谷で開催されます。
私も一こまお話しさせていただきます。
満員御礼となりましたが,事務局の計らいで定員が10名増えました。ぜひ,お申し込み下さい。

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『特別支援教育対応さんすうセット』ができました!!

特別支援教育対応さんすうセット算数ソフトに新しい仲間ができました!
『特別支援教育対応さんすうセット』です。
上原淑枝先生が監修です。
新しく作った20本強のソフトと,これまでの1400本強から上原先生がセレクトしてくれたソフトで構成されています。
非常に内容の濃いソフト群になっています。

 

私の教員生活のスタートは,今で言うところの特別支援学級でした。その担任をした3年間の体験は,その後の私の教育観に大きな影響を与えてくれました。
退職して,算数ソフトを開発するようになってからも,いつか特別支援の子が喜んで勉強してくれるようなソフトを世に送り出したいと思っていました。
それが,このたび,上原先生のご尽力でついに実現したのです。
もう,嬉しくてなりません。

特別支援学級でも,算数ソフトが画面に映し出され,子ども達がマウスを楽しんで操作してくれるのです。感慨無量です。

このソフトのチラシ,教科書を販売している教販から,各学校に配布されています。
ご関心のある先生,ぜひ,チラシをご覧になって下さい。定価は20000円+税です。
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野口先生から電話をいただき,感激

b8382野口芳宏先生から電話をいただきました。
年明けの野口塾IN木更津が1月17日になったことを知らされました。
その1週間前は,相模原で開催されます。
野口塾は新年早々,燃えています!

野口先生から,「卒業式の作法,儀式とは何か」を話してほしいと頼まれました。
このテーマを聞いた時,背筋が伸びました。
これまでも,各地で作法の話をしてきましたが,「儀式とは何か」と卒業式の原点に立ち返るテーマをいただいたのが初めてだったからです。
『教師の作法 指導』を思い出し,しっかりとお話ししなければと思った次第です。

「卒業式の作法」は何をどうするという行為の様子を話すにとどまると,たいていは,「そんなの,知っている!」となります。
大なり小なり,多少の差はあっても,体験してきているからです。
ところが,なぜそうするのかと,改めて問われるとハタと困惑します。
何となく,慣例で行ってきた一つ一つ作法にもそれなりの意味歴史があります。そこをお話していきたいと考えています。
もちろん,事前学習法での指導法もちょっと実演したいと思っています。

少々難しいのは「儀式とは何か」です。
もちろん,卒業式という前提での儀式ですから,広義に考えても小学校における儀式とは何か,ということになります。
あれこれ考えると,どんどんひろがり,止め処がなくなります。
そこをズバリ一言で言い表すようにするのが,野口塾です。
これが軸足になって,話の筋が通りやすくなります。
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平先生の『究極の説得力』,イチ押しです!

『究極の説得力』平光雄先生の『究極の説得力』が今ぐんぐん売れています。
この間ずっと,アマゾンで在庫切れが続いています。

在庫が無くなるとアマゾンから何冊送って下さいと連絡が来るので,それに従って本を送っています。
送った本がアマゾンに届くと,「在庫あり」とか「5点在庫あり」などと表示されます。
ところが,『究極の説得力』は,届いたその日に,また在庫切れとなってしまいます。
連絡が来て,郵送している間に,注文が入っているのです。
それだけ,この本を求める方が増えているのです。

表紙にも示されていますが,この本は教育書には珍しい「自己啓発書」です。
しっかりした自分作りを行いたいと本気で思っている先生が増えてきているのでしょうね。
いろいろと新しい問題が増えている教育界です。
自分をしっかりさせる修養が,今の時代に求められる大事な事柄となっているのです。

この本の価値を決めているは,「はじめに」に書かれているこの言葉にあると私は思っています。

「説得力は,話の技術だけの問題ではなく,教師の生き方,人間性の問題である」

同じ話をしても,聞き手の心に響くかどうかは,話の技術だけでは決まらないのです。
聞き手の心に響くような人になるよう,自分を磨くことが,遠回りのようでも実は最大の近道なのです。

ちょっと,章立てをご紹介します。

第一章 人を育てる仕事に就いたのだ
1 教師の基本は「与える」精神にあり
2 まず「受け止める」器の大きさが必要なのだ
3 こだわりの学級経営は意外と弱い
4 アドバイスほど安易なものはない
5 土台づくりはスキマ時間に

第二章 つまるところ説得力勝負だ
第三章 人間としての幅と深み
第四章 見た目も磨かねばならない
第五章 「手っ取り早く」はあり得ない

目次を見ても,普通の教育書とは違うことが分かりますよね。
与え方を知るだけでは,不足があるのです。
受け止め方を知るだけでは,不足があるのです。
手っ取り早い方法を知るだけでは,不足があるのです。

何が大事なのか。
その道を歩んだ平先生の人生観・教師観にふれてみると,なるほどと腑に落ちるところが多々出てきます。
人に教える立場の方,自分の話が伝わりにくいと思っている方。
この本,お勧めです!
ぜひ,ご一読ください。
『究極の説得力』←イチ押し!
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平先生は致知出版から『道徳の話』を出しました。
こちらも,すばらしい内容の本です。
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久しぶりのチーム算数

久しぶりにチーム算数を城ケ崎先生と開催しました。
しびれるようないい話が城ケ崎先生からでました。
600×8=
という計算で,さっと四千八百と答えが言えない子がいました。
このとき,城ヶ崎先生は「六八48だから,48ゼロゼロ」とまずは答えても良いと対応したそうです。
そうしたら,これはかなり分かり易かったらしく,その子は,その後,スイスイだったそうです。

この話で盛り上がったら,城ヶ崎先生は,さらに良いことを教えてくれました。
答えを書く時,まずは六八48を書き,続けてゼロゼロと書くので,その通りにまずは考えて,それから数を読めば,記述と同じになって,分かり易いんです,とのことでした。
大したものだと思った次第です。

私の方からは,5年生で学ぶ大きさの等しい分数が,数の概念が極めて大きく変化する所だと言うことを話しました。
そういうことを自覚していると,力のいれどころがちょっと変わってきます。
そんな話ですが,かなり深く納得してくれていました。

後は,近況です。
昔は,普通に近況を話していたのですが,最近は,この近況がワールド話になっています。
これがなかなかの面白さを持っているので,これから先もチーム算数は盛り上がりそうです。
来週の22日(土),東京の水道橋で「算数ソフトのセミナー」を開催します。
ここでも,ワールド話をちょっとすると思います。
算数ソフトに関心のある先生,ぜひお越し下さい。
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