Monthly Archives: 8月 2015

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ディレクターがバージョンアップするかも!!

b7980久々に,ディレクター(アドビ)の嬉しいニュースが届きました。
まだ,うわさ段階だそうですが,ディレクターがバージョンアップするそうです。
しかも,この10月頃です。

ディレクターというのは,私が算数ソフトを作るために使っているソフトウェアです。
右は,今,作業中のディレクター画面です。
横に長すぎる感じがしますが,これはディスプレイを2台使っているからです。
そのぐらいのスペースがあると,非常に快適にディレクターを操作できます。

左端,キリンの絵が映っているコーナーが「ステージ」です。
ステージでは,どんな動きになるのかを見て確認できます。

左から2番目のマス目は,「キャスト」です。
作っているソフトに登場する絵や数や命令書などが収まっています。

その右隣は「スクリプト」です。全部横文字で書き込む命令書です。
このスクリプトにプログラムを書けるようになると,思った通りの動きをしてくれるソフトを作ることが出来ます。

その隣は「スコア」です。
習いたての人は,このスコアが横へ横へと長くなります。
プログラムが書けるようになってくると,縦に長くなってきます。

このディレクターがどのようにバージョンアップするのか,肝心な情報は届いていません。
願うことは,数多くの形式にはき出せるようになって欲しいことです。
また,アドビのクラウドにディレクターも入って欲しいです。
そうしたら,ディレクターを使う人口が増えて,良い作品が世の中にたくさん出回るようになります。

うわさ段階ですが,とっても気持ちが良いです。
やっぱり,私は算数の教材を作るのが大好きなのです。
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ルワンダ語の算数,1年生の問題が難しい!

b7979ルワンダ国の公用語はフランス語から英語に変わりました。
ですので,学校では英語で算数を教わっています。

ですが,今日,私が手にした1年生の教科書はルワンダ語で書いてありました。
ローマ字のような文字群です。読みやすそうですが,意味はさっぱり分かりません。

面白そうなので,数字と読み方を線で結ぶ問題をやってみました。
全部で10問あるのですが,私ができたのは次の組み合わせだけでした。

0 ←→ zeru

他は分かりませんでした。
100点満点のテストだとしたら,私は10点です。

さて,この場合,私は数が理解できていないのでしょうか。

もし,文字が「いち」とか「ろく」と書いてあったら,私は満点です。
たまたま,ルワンダ語で書いてあったので,その言葉の意味が分からないために,10点なのです。
日本にいる限り,0~9までの数で私が間違えることは,基本的にありません。
しかし,ルワンダへ行き,ルワンダ語を使う人たちといっしょにいたら,私は0~9の数すら分からないのです。

ここから明確に分かることは,数の理解には地域性(言語異存)があると言うことです。

ところが,面白いのは,地域による言葉の違いはあるのですが,言葉の違う文化圏の人でも,「2」は「2」として同様に理解しあえます。
「6」を見て,互いに指を出せば,同数出せます。

ここが,算数・数学の極めて面白いところです。
具体的な言葉の世界では互いに分からないのですが,抽象的な数の世界では理解し合えます。
ですので,算数・数学は学べば学ぶほど,国境が無くなるのです。

ルワンダ語の文字の中に「gatatu」「gatanu」と似た言葉があったので,これは一方が倍の数など,何らかの数的関係のある両者なのだと思いました。
ところが,gatatuは3で,gatanuは5でした。
全く関係性が分かりません。
ルワンダに行くことになりそうですので,その時に,ルワンダ語が分かる人に聞いてみたいと思っています。
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新田先生が取り組んだ「校内立腰研修会」

b7983大阪の新田先生から,嬉しい知らせが届きました。
「校内立腰研修会」が無事に終了したとのことです。

学校の研修会のテーマに,「立腰」が取り入れられることは,すこぶる重要なことです。
子ども達の受容力が次第に高まるからです。

また,姿勢が良くなると,他の礼儀作法にも関心が高まります。どんな礼儀作法があるのか,知りたがる子が出てきます。
少しずつ,分かる範囲で教えていけばよいのです。

右の写真は,新田先生のクラスの正面黒板の上にある掲示物です。
・もたれない!
・おへそ前!
・足ピタ!
どれも良いですね。

特に重要なのは,「おへそ前!」です。
これが立腰の具体的な指示になっています。
おへそが前に出れば,腰骨が立ちます。
すると,背中が背もたれにふれなくなります。
「もたれない」が自動的に実行されてきます。
それでも,「もたれない」と示すことは重要です。
腰よりも,背もたれに触れる背中の方が意識しやb7982すいからです。

立腰と言えば,森信三です。「立腰道」を唱えていました。
私も立腰を心がけていますが,森先生には遠く及びません。
その森先生の指導言が右の本に載っています。
ご紹介しましょう。

一,尻を思いきり後につき出すこと
二,反対に腰骨をウンと前へつき出す
三,そして下腹に力を入れると,肩のキバリがスカッととれる
(『立腰教育入門』p11,p12)

森先生の指導言は腰に集中しています。
さすがは「立腰道」の宗家です。

新田先生の指導言は伝達力が高いです。
わかりやすさへの英知が,教育現場で実によく高まっていることを感じます。
新田先生の取り組みが,少しずつ広がって欲しいと願います。
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「正直」の反対は「○○○り」

メールマガジン「ぼうけん」(無料)の山本編集長から,嬉しいメールが届きました。

その昔,スクーでお話しした「二分の一と六分の三は同じだが,違う」を,三育の全小学校長にお知らせしたそうです。
その後,校長先生方の会議があり,「勉強になった」と嬉しいお言葉をいただけたそうです。
お役に立てて,良かったと思います。

その山本校長先生が編集する「ぼうけん」の読者が増えていました。
1200部発行です。
熱血ティーチャー奥田先生,社会とITの佐々木先生がこれからますます活躍してくれます。
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b7984花咲じいさんや舌切り雀。
登場してくるのは,正直じいさん・正直ばあさん。
それと,正反対のじいさんとばあさん。
この正反対のじいさん・ばあさんは,意地悪じいさん・意地悪ばあさんであり,欲張りじいさん欲張りばあさんです。

思うのですが,このような昔話は「正直」の正反対の意味をお話付きで教えているのではないでしょうか。

「正直」の反対は「いじわる」であり「欲張り」です。
私は,どちらかというと,「欲張り」の方がジャストフィットしていると思っています。
この欲張りというのは,もちろん「物欲」です。

欲張りはごまかしたり,だましたりと下落していく利己の道を歩みます。
結果,泥棒など,人様に背を向けて生きることになります。
物欲が無いと,嘘ごまかしのない正直な道を歩みます。
この正直な道というのが,利他の道であり,「仁」の道です。

「仁」は「人が二人」ということで「親」を意味しています。
親,御両親を思いつつ生きる道,御両親に背を向けない道。
それが正直の道,つまり,「正しく真っ直ぐな道」なのだと,私は思っています。
今まではともかく,これからは少しでもこの道をと,昔話を読みつつ思いました。
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深澤久先生の語り

b7985深澤久先生。
若い人向けのメッセージを語っていました。
会場の先生方を少々いじりながらの語りは,さすがに他の講師の先生はできません。
場数を踏んでいる事もありますが,教員時代の子ども達とのやりとりに妙味があったのだと思いました。

ところで,深澤先生の服装。
猛暑の中,長袖です。さらに,上着も用意していました。
きちんとした服装で登壇!とも思えますが,私の知っている深澤先生には,その線はありません。
ですが,もしかしたら,礼儀作法を意識し,修養を高めているのかも知れません。
そうだとしたら,これはとても喜ばしいことです。

b7986修養と言えば,この日,一番良い感じだったのは,姿勢の良い千葉県の先生がすぐそばに座っていたことです。
ご覧のように,受付の椅子はセミナーと逆を向いていました。
体の向きを変えて座っているのですが,そのような時でも,姿勢よく座っているのです。
日頃から修養を積んでいる先生のこうした姿は,見ているだけで良い気分になってきます。

「気をつけ」と号令がかかった時だけ良い姿勢をする人。
普段から良い姿勢の人。
皆さんは,どちらの人に好感を持つでしょうか。
私は,断然,写真のような普段から良い姿勢を心がけている人に好感を持ちます。

かつての道徳には,こういった我が身を修める内容がたっぷり入っていました。今は,ほんの少しです。
当然の結果として甘えん坊が増え続けます。
信じられないよう事件が起こり続けるのも頷けます。

それでも,私の周辺には姿勢を良くしている先生がたくさんいます。
少しずつですが,子ども達にも伝わり,辛抱我慢の出来る子が増えます。
それがとても嬉しいです。

立腰を意識している先生。
ぜひ,セミナーなどに出かけたら,姿勢の良い先生に「先生は姿勢が良いですね」と一言声を掛けてみてください。
その一言が,良い姿勢の先生を増やすことになります。
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道徳のチカラに参加してきました

◆10日(月)は江戸川大学です。
教員免許更新研修の必須講習で,算数ソフトのプレゼンをします。
◆16日(日)は大阪です。
事前学習法セミナーです。全国大会です。
◆30日(日)は東京です。
野口塾ビギナーズです。「姿勢の良い人になろう」がテーマです。
◆31日(月)は茨城です。保育園の先生方の研究会です。
「礼儀作法と算数の初歩」がテーマです。
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b8015土曜日に,道徳のチカラのセミナーに参加してきました。
会場に着くと,すでにセミナーが始まっていました。
ひっそりと受付をしたのですが,最後列に座られていた宇佐美先生がすぐに気がついてくださいました。握手をさせていただきました。

深澤先生はじめ,道集の皆さんとも会ってあれこれ話が出来ました。

懇親会が面白かったです。
吉田先生という女性の先生と話しました。
彼女の話が実に良い内容で,吉田先生は「親孝行の道徳」を語れる先生なんだと思った次第です。
道徳の根幹は「親孝行」です。ここに軸足を置くから,その内容に重みが出てくるのです。

合田先生とも話しました。
地道な先生と思っていたのですが,どうしてどうして,素晴らしい企画者でした。
話を聞いたら,そのスケールが大きく,合田先生は良いなあと思いました。

羽鳥先生ともお話しできました。
日本を誇りに思う教育を3年,4年と続けています。
ここまで続ける先生は,根っこがしっかりしています。
これから先も,届いてくるメールを楽しみに読ませていただこうと思います。

終わり頃,平塚の牧野先生,熊本の植村先生,新潟の大淵先生と歓談しました。
植村先生は中学の先生なのですが,小学校で2年間指導されたとき,算数ソフトを使っていたそうです。「割合がとってもよく分かった」と話してくれ,それが何より嬉しかったです。
大淵先生は,昔の私のことを知っている先生でした。楽しさを第一にしている先生と映っていたそうです。懐かしいあの頃の話もして,楽しい一時になりました。
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