Monthly Archives: 3月 2016

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「先生、1日中算数でもいいよ」

山中伸之先生が発行している「実感教育メルマガ」を,私も登録しています。
嬉しいことは,授業のレベルを上げるためのあれこれが,とってもわかりやすく記されていることです。
先輩の先生と,若い後輩の先生の会話をベースとした,臨場感あるメルマガです。
ちょっと読んでみたいという先生,こちらからメルアドを登録してください。
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「実感教育メルマガ」に,算数ソフトのことが載っていました。
ちょっと,引用しますね。
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b7752_2「それから、算数で盛り上がるのは、算数ソフトを使ったときだよね」
(「子供が夢中で手を挙げる算数の授業」)

「あ、この前紹介してくださったソフトですね。私のクラスの子供にも大人気で、算数は苦手であまり好きじゃない雄太君が、先生、1日中算数でもいいよって言ってたんですよ。うれしくってお母さんに電話しちゃいました」

「そうでしょう。子供は大喜びだよね。それに理解も深まるからすごくいいしね」
「今度、雄太君のお母さんにも見せてあげようと思います」
「うん。雄太君に限らず、学級懇談会などでお母さん方に見せるといいよね。
こんな勉強の方法もありますっていう感じで」

「そうですね。今度やってみます」
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驚きの内容です。
若い先生が算数ソフトを使ったら,「先生,一日中 算数でもいいよ」って言われたのです。
こんな嬉しい言葉,なかなかもらえないです。
算数好きの私も,現役の時に一回も言われたことがありません。
いかに面白い授業だったのか,それが良く伝わってきます。
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算数ソフトを使うと,一気に燃え上がり,「やる気200%」状態になる子が出てきます。
それが算数苦手,算数嫌いの子だったら,まさに,指導チャンスです!!

「もしかして,算数が好きなんじゃないの」と聞くのです。
すると,たいてい肯定してきます。
これで算数への心が変わります。

続けて,言いましょう。
「きっと,生まれつきかも知れないな。」
こうして生まれつき算数好きとセットされてしまうと,子どもの気質が変わります。

押さえで,「家でちょっとでも算数をやったら,見せてね」とでも一言言っておくと,明日がそれなりに楽しみになります。

心を変えて,気質まで良くしていける職業,それが先生なのです。
尊い仕事です。

算数ソフトを使って授業をすると,子ども達がとっても喜びます。
やる気もすごいです。
その流れに乗ってあげると,子どもも変わってきます。
『子どもが夢中で手を挙げる算数の授業』
お勧めです!!
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バングラデシュへ,来週!

b7837スウッと聞き惚れてしまう「語り力」を持つ,山中伸之先生のセミナーが大阪で開催されます。
「硬派な学級はこうつくる!!山中流学級経営~1年間の見通し~」
3月26日(土)。大阪のたかつガーデンにて。
大阪近郊の先生,是非,参加してみて下さい。語りが本当にすごいですから!
説得力を高めたい先生も,是非!
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今度の月曜日,バングラデシュへ出立です。
その日のダッカの気温は,最高気温35℃,最低気温25℃とネットに出ていました。
嬉しいですね。真夏です!

教育の関係の方とミーティングをして来るのですが,もしかしたら,現地の小学校を見学できるかも知れません。
そうなったら,これはたまらないですね。
ダッカの教室,見てみたいです。
ダッカの授業も見たいです。
できれば,算数ソフトIMを映し出して,ダッカの子の反応を見たいです。
そうして,子ども達に感想を聞いたり,学校のことを聞いたり・・・。
夢のようです。

帰りの飛行機はインドのデリー空港で乗り継ぎとなります。
ここで8時間以上の時間調整となります。
結構な時間があるのですが,チームIMの皆さんがあれこれ算段して下さり,インドに入国できることになりました。
そうして,とある方とお話をしてきます。

「いつかは,インドの小学校も!」と熱い夢を持っています。
「インド算数+算数ソフトIM=最強」といった思いも湧いてきます。
夢は広がります。
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野口塾の懇親会での盛り上がり話

4月3日(日),大阪でお話をします。
テーマは「笑いのバロメーターを吹っ飛ばせ!1年中大爆笑するクラスに」です。
笑いのある雰囲気作りに必要な力。
テンポとか,脱線とか,少しバカになるとか,役者になることとか,そういった通俗的なこともありますが,もし,本気で笑いの力をつけたいと思ったら,私は次の2つを身につけることをお勧めしています。
「実況」と「論証」です。
その方法をお話し,簡単に練習もしてもらおうと思います。
関心のある先生,是非,お越し下さい。
たいてい,おもしろいです。
勢い余ったら,道徳の話もするかと思います。こちらも,面白いです。
「道徳は明るいか,それとも暗いか」,このあたりから話すかも知れません。
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野口塾の一つの楽しみ。それは懇親会。
今回は若い人が多かったので,ちょっとかまってしまいました。

あれこれ話して,お開きになる頃に,「さくら社に就職したい」と言い出す青年がいたのです。
これは珍しいと思いつつ,すかさず,「予防注射をしても泣かないな」と聞きました。もちろん,にっこり笑いながら。
普通なら,元気よく,「泣きません!」と返ってくるところですが,彼は関西の出身なのでしょうか。「注射は苦手で・・・」と言ったのです。このかわし方,たいしたものです。

b7754_2予防接種や注射は,子ども達に「大事の前の小事」を教える好材料なのです。
大事な体の健康を維持するためにする,少々痛みを伴う予防接種。
ここから,何か大きな事を目指すときには,「恐そう」「痛そう」「無理そう」など怖じ気づくような壁や穴が自分に向かってくることが,伝わりやすくなります。
本当はビビッていても,そこをちょっと突っ張って笑顔で腕を出すから,前進できるのです。

そんな事をふっと思いだしたので,青年に注射と言いました。
ですが,青年にはこの文脈が見えていません。
それなのに,良いかわし方をしていました。
好青年です。
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若い人たちとテーブルを囲んだので,道徳の話をしました。
その中で,かなり強いインパクトを与えたのは,「“生きる”とはどういうことか」でした。

生きるには「困難」と「習得」の2つの種類があり,その裏が1つ。
合計3つを押さえておけば,大方ぶれない話ができるようになります。
そうして,押さえで「正しく生きた人はどうなるか」までがわかれば,ほぼ完璧です。
今回は,押さえの話はしませんでしたが,「正しさ」の話などもしたので,皆さん喜んでくれました。
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野口塾で驚いてしまったこと

b7755南平小学校で開催された野口塾。
濃厚なお話が続きます。こういう話に触れることができるので,私も相応の本を読む気になり,ちょっとはマシな方向に歩めているように思います。

この会場で,『詩歌の鑑賞 授業の教科書』が発売になりました。
教科書に出てくる詩歌の発問づくりの考え方がぎっちり書かれています。
購入された先生,好かったですね。
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参加者の中に大学生が結構いました。
せっかくなので,何人かの大学生に,「自分の部屋に本が何冊ある?」と尋ねました。
多い学生は60冊。
少ない学生は10冊。

何とも唖然です。
同じ話を,20代の須永先生にしました。
「6000冊」

本が自分の部屋にたくさん並んでいたら,学ぶ方向への雰囲気が自然とできてきます。
読んでない本がたくさんあっても,本が並んでいれば,その気になって進んでしまいます。
「雰囲気は人の歩みの原動力」です。
気がつくと,本を読んでいる側の先生になっています。

大学時代,空手部に入りました。
新人ですから,空手に必要な体ができていません。
先輩から,足腰を鍛えるよう言われました。
土台をしっかりさせないと,突いても蹴っても威力が出ないからです。
空手を学ぶ場に入った新人に,「鍛えなくても良いよ」という先輩は一人もいません。

野口塾という学びの場に来ている学生に,「本は無理して買わなくていいんだよ」なんて言う先輩がいたら,それは滑稽です。
「無理をしてでも,本は買え」「一食,二食抜いても,本を求めろ」と強く進めてこそ,まともな先輩というものです。

伸びて欲しいと思えば,刺激的な言葉が自然と出てきます。
「卒業するまでに,最低100冊。
100冊以下は数の内に入らない」
と,話しておきました。
100冊は並んでいてほしいです。
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バングラデシュへの関心事

3月19日(土)SG会。課題図書は『日本人と漢字』。漢字の深みを知れるいい本です。
3月26日(土)チーム算数。午後2時から。いつものジョナサン。
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b7764『詩歌の鑑賞 授業の教科書』が本日開催される野口塾で並びます。私も午後から参加します。
国語の授業をしっかり展開したい先生に,お勧めです!
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バングラデシュのダッカに行くのですが,そこに向けてミーティングが開かれました。
会うべき人とは会いますが,私自身の関心事もありますので,それも合間を縫って確かめてきたいと思っています。

その中の一つは,現地教科書の購入です。
カンボジアではシェムリアップナンバー1の書店に行き,そこで購入しました。ついでに,お土産用に世界地図も3冊購入しまいした。お土産だったのでもう私の手元にはありません。

ルワンダでは書店で教科書は手に入らないので,唯一存在している古本屋に行き,購入しました。
若い人が先頭に立ってお店に案内してくれたので,実に円滑に購入できました。
バングラデシュでも若い人と会えるので,本屋か古本屋を案内してもらおうと思っています。

b7759もう一つは,現地の人たちは日本人をどう思っているかです。
「カンボジアの人は日本人を神様のように思っている」という人もいます。
実際,小学校へ行ってみると,本当に至れり尽くせりでした。何しろ,額に入った感謝状までいただいたほどです。

バングラデシュと日本。どんな関係なのでしょうか。
国旗は「日本の日の丸を参考にした」という話がウィキペディアにも載っています。
また,「日本はバングラデシュにとって重要な開発援助相手国となっている」とも記されています。
肌感覚で情報を収集してきたいと思っています。
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バングラデシュへ行きます

b7761いよいよバングラデシュに行くことが本決まりになりました。
飛行機の予約も終わり,明日はビザの取得となります。
予防接種は受けてあるので,後は荷造りです。

どうも直行便が無いようで,行きはタイのバンコクを経由します。
帰りは,インドのデリー空港経由です。

行きの移動時間が13時間20分。
帰りは18時間05分です。
経由地で行きは3時間50分,帰りは8時間05分過ごします。
繰り返し読んでも飽きの来ない本を持って行こうと思います。
たぶん,『論語』になると思います。

目的地はバングラデシュの首都ダッカです。
先方の方が私を歓迎してくれることが,何より嬉しいです。
大いに語り合ってきたいと思っています。
街の空気にも触れ,できれば本屋にも行って,あれこれ語らいつつ,何か一緒にできることを模索してきたいと思っています。
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b7764野口先生の『詩歌の鑑賞』の本が発売になりました。
実に良い本です。
この本を世に送り出せて,とても嬉しいです。
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