今年の夏の流し素麺野口塾の案内が、山中先生から発表になりました。
今年は、
【1回目】 2017年7月16日(日)
【2回目】 2017年7月23日(日)
となっています。
楽しみです。
事務局を担ってくれている山中先生は、明日、東京でセミナーです。
内容は、
聞く力でクラスがみるみる落ち着く!
学力がぐんぐん高まる!
聞く力を高める指導のポイント
です!
良い内容ですね。
もう、ぎりぎりですが、お申し込みは、<こちら>です。
--
少し、道徳のことで頭を巡らしました。
次期指導要領の「C 主として集団や社会との関わりに関すること」の中に「公平」が出ています。
1年・2年向けには「自分の好き嫌いにとらわれないで接すること。」とあります。
これは、良いですね。
好き嫌いで接すると、不公平が生じます。
では、「好き嫌いにとらわれない」という状態は、どういう状態なのでしょう。
こういうことを考える時に役立つのが、「公平」という漢字です。
「公」は「きみ」「おおやけ」です。
「平」は「たいらか」「たいらげる」「やすらか」「ひとしい」です。
「おおやけ」の前では、みな「たいらか」「ひとしい」ということになりますね。
要するに、「おおやけ」を意識することが、公平の基本なのです。
ちょっと昔風に言えば、「義」です。
では、公平の反対は?
「好き嫌い」ですから、「ひいき」です。「仲間びいき」ですね。
この「ひいき」は漢字が実に痛快です。
「贔屓」と書きます。
貝はお金のことですから、お金がちらつく(損得が気になると)と「ひいき」が始まるとも感じ取れます。
これは「利」ですね。
洒落て言えば、好き嫌いをするのは、「大やけ」ではなく、「小やけ」ですね。
意識している集団が極めて小さいということです。
論語を読んでいると、こういう道徳への思いが巡ります。
巡り巡って、「公平」の反対は「贔屓」という所にたどり着きました。
日めくりの『教室論語』は、良いですね。
--
関連記事:
今週の土曜の「第7回いつも上手くいく先生の学級経営・授業づくり講座」が、もうすぐ満席です。
まだ、お申し込みできます。
講座1「聞く力を高める指導のポイント(1)」(山中伸之先生)
講座2「聞く力を高める指導のポイント(2)」(山中伸之先生)
講座3「聞く力を高める指導のポイント(3)」(山中伸之先生)
徹底して、聞く力をつけることにこだわったセミナーです。
国語に、「話す」「聞く」「読む」「書く」と4つがあります。
この中で、マイペースでできないのは、どれだかわかりますか。
話すのはマイペースです。
読むのもマイペースです。
ノートに書くのもマイペースです。
しかし!
人の話を聞くのは、相手のペースです。
相手のペースに自分を合わせる力がないと、聞くことはできません。
デューイは次のように書いています。
ものを聴くという態度は、比較的にいえば、受動的の態度であり、ものを吸収する態度である。(『学校と社会』p46)
端的に言い表されていますね。
山中先生は具体的な内容として、次のことを話してくれます。
----
・話を聞かないクラスの共通点
・聞くための構えの作り方
・動かない、しゃべらない、じっと見る
・「注目指示」の原則
・「一時一事」の原則
・「指示確認」の原則
・集中力を高めるワーク
・ワーキングメモリを鍛える
・集中して聞かせるワーク1
・集中して聞かせるワーク2
---
私はセミナーには参加できませんが、若い先生、聞く力を付けさせたいと思う先生、ぜひ、足を運ばれてみて下さい。
遠方で行かれない先生、所用で行くことができない先生。
こちらの本も良いです。
『3ステップ 「聞く」トレーニング』(上嶋 惠著)
この本は、評判がよく、トレーニング・スタートアップキットも発売されています。
『3ステップ「聞く」トレーニング スタートアップキット』
「その道の専門家は違う!」とうなったことを覚えています。
--
関連記事: