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楽しく教える先生,父母のよう

b8130修養セミナーの準備がほぼできました。
文献からの話なので,あれこれページをめくりました。
そうして,これを使おうといくつか定め,ほぼ終了です。

読んだのが古典だったので,いろいろと勉強になりました。
その中で,『孝経』に出てくる一節「愷悌(がいてい)の君子は,民の父母」という言葉が,良い響きで心に残りました。

「愷」は楽しむ。
「悌」は易(やわ)らぐ。
楽しくって,和らいでいる先生に教わったら,子ども達にとってその先生は父母のようになりますね。

楽しくて,懐が深い先生は良いですよね。
少々の失敗をしても,ガハハと笑って,一言言って終わりにしてくれます。
良い感じでクラスは前進します。

昔,有田先生がセミナーでイソップ童話の北風と太陽の話をしてくれました。
旅人のコートをどちらが脱がすことが出来るかということになり,北風が最初にチャレンジ。
風をビュービューと送ると,コートは飛ばされそうになります。
でも,旅人はコートが飛ばないようにしっかりとにぎっています。
とうとうコートを脱がすことは出来ませんでした。
次は太陽です。ホカホカと暖かくしていきます。
すると,旅人は次第に暑くなってきて,コートを自分から脱いでしまいました。

楽しくて懐の深い先生は,太陽のような先生なのだと思います。
子ども達が先生の願った方向に自分から歩み始めるからです。
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明後日は,修養ツアーです。とても楽しみです。
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