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『論語』の学而第一は良いですね

b7486暑い夏ですが,ひょいと『論語』の本を開いて,ちょっと良い気分に浸っています。

一番最初の章,「学而第一」のトップに書いてあるのは,「学びて時にこれを習う また説ばしからずや」です。

私の場合,その昔に学校の先生をやっていたので,学んだら,時々復習をして・・・と学習方法に目がいきがちになります。
職業柄,学び方も教えるので,自然と力がそこに向かってしまうことが,自分でよくわかります。

論語を読んでいると,方法の素晴らしさらもあるのですが,やはり心のありようの素晴らしさに感動をします。

「説ころばしからずや」というのは,喜ばしいですねぇという意味です。
勉強して,復習をして,そうしていることが楽しいということなのです。

やらされている勉強では,いやいややっている感が高まり,この喜ばしいという気持ちがなかなか湧いてきません。
学び事に自分から向かっていく心があると喜ばしいという気持ちも一緒にやってきます。
ましてや,志を持って学んでいれば,その道全体に楽しい世界が浸透します。

この喜ばしい気持ちですが,自分一人で喜ばしいと思うときには,「悦」となります。
友達と一緒に分かち合うときには,「楽」となります。
論語のこの場面は,一人での学習ですので,「悦しい」の意味で把握しています。
「自分で楽しめる」「自分で喜んでいる」という気持ちになると,一人でもその道を進んでいこうとする強い原動力になるのだ!と,私には思えています。

「悦しいですね」「楽しいですね」
これ,私のちょっとした口癖です。

b7877私の友達には,道徳を勉強している先生が多いので,時間のあるときに『論語』を読むといいことを,たまに話すことがあります。
その気になって読んでいる先生もいますが,すっかり忘れる先生の方が多いようです。

日めくりになっている『教室論語』もいいですね。
私でも,これをめくって見ているだけで,勇気が湧いてきます。そうして,ありがたいことに,気持ちが前向きになります。
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