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6年の「変わり方」のソフト(旅人算ソフト)

 「算数・数学好きを増やす会」のMLで,6年生の変わり方の話題が出ました。
内容は旅人算です。

旅人算には,2つのパターンがあります。
1) 両方から迫る
2) 追いかける

話題になったのは,1)の両方から迫るタイプでした。
このタイプの悩ましいところは,両方から迫ることが,両方のダブルスピードになることに,頭でつながらないことです。

ですので,たいていは,図にして,あれこれ説明して・・・となります。
しかし,算数の思考で大事なのは,そのダブルのスピードになることに,子どもが気がつくことです。
気づかせるためには,両方から迫るアニメと,ダブルのアニメの両方が見えるような作りにすることが肝要と考えます。
それが表現できるソフトにしたいと,今,思っています。

完成には,まだ時間がかかります。でも,楽しく作っています!

※算数ソフトを使う先生がどんどん増えていて,とても嬉しいです。
算数好きの子を,増やしましょう!!

12月に北海道へ

飛行機のチケットがとれました。
これで,12月に北海道に行くことができます。

北海道へ行く目的は,学級見学です。
無理をお願いして,
算数ソフトを使っている渥美先生のクラスを見学させていただきます。
本当に,突然,お願いをしました。
それを快くお引き受けくださり,
感謝の気持ちで一杯です。
そうして,この目で渥美学級をしっかり見てきたいと思います。

授業を見学させていただいたあと,
私が少しだけ,子ども達の前に立ちます。
算数について,少しお話をして・・・と思っています。
夕食は, 渥美先生と御一緒です。
たくさんのお話を伺いたいと思っています。

渥美先生のブログ,時々見学しています。
http://ameblo.jp/k8m8y2/entry-11068478325.html
北海道のホットな話題に心が暖まります。

道徳に作法を!

城ヶ崎滋雄先生と久々の「チーム算数」が開催されました。

今回は,6年生の円の面積。
円が分割され平行四辺形になる,あのソフトを何度か見せている内に,
子ども達が半径が高さで,円周の半分が底辺で・・・と,
それが観念的に見えるようになったのです。
その話を詳しく聞いている内に,
もう少し,ソフトに手を加えたくなりました。
しかし,かなりやっかいな作業となるので,
時間を見て進めてみたいと思っています。

今回は,「立腰」の話題がでました。
城ヶ崎先生は,この指導をするようになってから,
子どもの生活の崩れが見つけやすくなったと話してくれました。

立腰の指導をすると,
クラス全体の姿勢が良くなります。
ところが,ある日,
えっと思うような崩れた姿勢をする子がでてきます。
その子と話をすると,
家庭内が不安定・・・。
何らかの心配事の話が出てきます。

心に心配事があると,
立腰を維持しすることは,ちょっと大変です。
なにしろ,立腰は「静の運動」です。
動かない分,心がゆるむと,すぐに崩れます。

立腰の指導は,姿勢を良くするだけでなく,
さまざまな効果があります。
子どもの心の不安,
そのシグナルをキャッチできること。
これも立腰の一つの効果です。
このような城ヶ崎先生の話。
私の実践からもかなり思い当たる所がありました。

最後は,「道徳の時間に作法の指導を!」
そんな話になり,閉会しました。

『蘭学事始』の志

江部満さんと上野で一献傾けました。
算数指導として有名な水道方式。遠山啓先生の指導法です。
学生の頃,偶然読んで面白いと思い,何冊か遠山先生や銀林先生の本を読みました。算数研究会のようなものを発足して,半年ほど勉強をした覚えがあります。
わかりやすかったのが,私には有り難かったです。
その遠山先生の算数指導法に「水道方式」と名前をつけたのが,江部満さんなのです。
江部さんと話していると,戦後教育の表話裏話が続々と出てきます。あっと言う間に時間が経ちます。

  道中,読んでいたのは『蘭学事始』
神田神保町の古本市を楽しみながら散策していたときに,目にしました。
医学は自分の道とは違うので,どうしようかなと思いましたが,とても有名な本なので,中を開き滑り出しをちょっと読んでみました。
「今時,世間に蘭学といふこと専ら行われ,志を立つる人は篤く学び,無識なる者はみだりにこれを誇張す。」
この書き出しは,非常に良いです。
その道に入る人と,外から見る人の違いが簡潔に書かれています。
瞬間,宮本武蔵の『五輪書』に似た世界を感じ,買うことにしました。

『蘭学事始』には,『解体新書』をつくったいきさつが書いてあります。『解体新書』は漢文で書いてあるので,読もうにも読めません。何で漢文で書いたのだろうかと思っていましたが,その理由がこの本に載っていました。
なんと,中国の医師も読めるように,ということで,漢文で表したのです。
医学進歩,それが日本だけでなく,中国でも進むようにと願っていたのです。
杉田玄白先生の強い大きな志を感じました。

算数,テストの点数は面白いように上がる! 算数ソフトで!

関田聖和先生からも,驚く知らせを受けています。
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テストの点数は、面白いようにあがりますよね。
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まさに,『子どもが夢中で手を挙げる算数の授業』
使いこなしている世界です。

算数ソフトは教材です。
職人さんが道具を 使うのと同じで,
使い慣れてくると,
授業での勘所がわかるようになり,
授業がグイグイと良い感じで進みます。

特に,この算数ソフトは「理解」に強く,
しかも,反復練習にも強いので,
その結果,関田先生のように,
点数が面白いようにあがるのです。

理解できて,それが定着すること。
それが「分かった!」の世界ですから,
テストも良い感じでできるようになるのは,
うなづけますね。

算数ソフトについては,大方,3つの段階があります。

A:使い慣れた段階。
B:使い始めの段階。
C:使わない段階。

関田先生は, 「A」です。
何年も使い続けている「A」です。
算数ソフトを使った授業のツボも心得ています。

関田先生とは冬休み中にお会いできるので,「関田流算数ソフトの使い方」を聞いてみたいと思っています。

算数,平均点97.4点/『子どもが夢中で手を挙げる算数』を使って!

北海道の渥美先生が,びっくりするテスト結果をfacebookに記されていました!
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2年生の「かけ算九九」 のテスト。
   平均点:97.4点
   人数 28人
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   渥美先生の言葉は続きます。
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『子どもが夢中で手を挙げる算数の授業』DVDブック(さくら社)のお陰様である。
私の実力以上の点数を子供たちがとってくれた。
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「私の実力以上」と記していますが,何を教材として使うかも,教師の実力です。

穴を掘るときに,棒を使うかスコップを使うか。どっちを選ぶかで時間と労力に大きな差が生じます。
道具は「仕事力」に大きく影響を与えます。

渥美先生は「授業力」が高まるように,算数ソフトを活用されたのです。

授業力の高まりは,子ども達に良い影響を与えます。授業が楽しくなり,九九の理解も進みます。テストの高得点がさらなるやる気アップを導きます。
良いスパイラルです。