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東京で某嬢と

  東京のIT大手の会社からお声を掛けていただき,打ち合わせに行ってきました。
  受付で電話をして待っていたら,なんと某嬢が入って来たのです。何というか,びっくりするやら,久しぶりやらで一気に盛り上がってしまいました。
  某嬢から元気をいただいたので,その後の取締役の方との打ち合わせは円滑に進みました。

  打ち合わせの合間の雑談の時に,faceBookの話題が出ました。
  badooの話題です。これがなんと出会い系サイトなのです。しかも,外国の。
  取締役の方が言っていたのは,学校の先生が気がつかないで登録してしまったら,信用が一気に落ちると言うことでした。
  ネットは気をつけるようにと指導する先生が,出会い系サイトに顔写真が出ていたら,シャレになりません。
  この話を聞き,ネットは町と同じで,妙なところには顔を出さないことが大事なのだと思いました。

  道中,『日本書紀』を読んでいました。
  気分が舞い上がっていたせいか,大きな誤読をしました。
  欽明天皇の章に,仏教伝来のことが載っています。その近所に「教」という漢字が出てきます。これのルビが「みのり」なのです。
  「教」が「みのり」。
  これは,できすぎ!と思うほど喜んで,何とも良い気分になってしまいました。
  でも,これは誤読でした。天皇の言動には「み」がつくので,「みのり」は「み・のり」なのです。仏教の法(のり)は尊いので「みのり」とルビがついていたのです。
  
  そんな誤読をしましたが,なんだか良い気分であることには変わりません。

  
  
  

福山先生のメーリングリストで

  山口県の福山憲市先生が主催するミス退治というメーリングリストに参加しています。
  このMLは非常にレベルが高いです。参加している先生方のやる気がどんどん高まっていく魅力あふれるMLです。
  そのMLに福山先生が次のように書かれました。
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4年の先生に話しました。
●一 十 百 千  十万・・・・・
こんな風に子どもたちが読んでいたので、
●一 十 百 千 一万 十万・・・・・
ぜひ、一万と読んでくださいとお願いしました。

「何の位ですか?」というテストの問題に、一万の位と書けない子がいるのです。
万の位と書いてしまうのです。
●一億や一兆は一とちゃんと言っています。
万もちゃんと一万と・・・・。

そう思う福山です。
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  子ども達がつまづくところが,フッと話題として流れてきます。
  読むだけで,刺激を受けます。

  「一万」と読ませるには,言葉の区切り目を下のようにするのがコツです。

   一 十 百 千  一万 十万 百万 千万  一億 十億 百億 千億  一兆 ・・・・・

  「いち じゅう ひゃく せん まん」と続けて言うのは,江戸時代に大流行した『塵劫記(じんこうき)』の影響です。
  
  塵劫記には,右の通り,大きい数のことが出てきます。それも,いの一番に出てきます。
  また,昔は書いて覚えるのではなく,声に出して何度も繰り返して覚える「口頭学習」が主でしたので,ズラズラと読んでいきます。繰り返し読んでいると,自然とリズムが生じてきます。リズムは五七調が基本。「いち じゅう ひゃく せん まん」が一区切りのようになって,今日に伝わっているのです。
  これが日常的な言い方になってしまい,今の学校でも「いち じゅう ひゃく せん まん」となっているわけです。

  算数は,見方を変えると「日常に密着した数学」なのです。ですので,日常的な言い方が算数には随所に見られます。
  たとえば,三角形・四角形・五角形と,3,4,5に漢数字を使って表記するのも日常の密着です。「三角形」「四角形」「五角形」が熟語として成立してしまっているので,その表現に合わせているのです。
  算数的には,「3角形」「4角形」の方が表現として良いのですが,今の時代はまだ日常優勢です。(国語的表現が優先されているとも言えます。算数ファンとして口惜しいところです)

  話を戻しますが,「一 十 百 千,  一万 十万 百万 千万, ・・・」と区切り目を変えると4桁で単位が変わる学習にも結びつき,より,算数的になります。

  福山先生のMLの記事を読んでいると,こういうことが頭に走ることが多々あります。私にはとても魅力的です。関心のある先生は福山先生にご一報ください。
   ( 2822640601◆jcom.home.ne.jp 半角の@のところは◆に変えてあります。)

  

石川へ行きます!

  来月の26日,石川県で開催される野口塾に参加します。その先,7月には山口県と兵庫県のセミナーに参加します。
  お近くの先生,どうぞ,お誘い合わせの上,ご参加ください。
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  第91回 授業道場 野口塾 in 石川 に参加します。
  6月25日(土)石川県です。
  詳しくは,↓をご覧ください。
  http://www.geocities.jp/mymmtuba/nogutizyukuisikawa23.html
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  第6回 元気だ!授業・学級づくりセミナー
  7月23日(土)山口県です。
  http://edublog.jp/dutch/archive/405
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  第4回教材・授業開発研究所全国大会in兵庫
  7月30日(土)兵庫県です。
  http://edublog.jp/jd-n/archive/392
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  どの講座も,私の話は算数です。
  子ども達がどんどん手を挙げて,算数のきまりもどんどん見つける,これまでにない新しい感覚の算数のお話をします。
  特に,算数ソフトを使って授業をされたことのある先生は,気合いを入れてご参加ください。先々の事もあるので,懇親会でぜひ先生のソフトを使った実践の成果を教えてください。
  

沖縄の数学

  沖縄の数に関する本の2冊目です。
  
   神保町の明倫館で購入しました。この本,定価の上にシールが貼ってありました。「1000円(税込)」と書いたシールです。
  なんというか,懐かしいです。
  発売された後,消費税が導入されたのです。ですので,定価修正のシールが貼ってあるのです。
  しかも,元の定価は700円です。それが,シールを貼って1000円(税込)になっています。
  この当時は,狂乱物価の時代だったのです。ですので,紙代・印刷代もどんどん値上がりし,ついに,本の定価が途中で値上がりするという今では考えられないことが起こっていました。
  そういう懐かしさもあり,この本は良い本になりました。

  早速読んだのですが,前回本に比べ,難しいです。最後まで読んでも,難しさが先行してガツンと来るものがありません。ちょっと,残念と思いつつ,奥付を見てみました。著者の須藤先生は東大の教授だった先生で,どうも,大学の研究仲間向けに書いたような本なのです。
  こういう難しいと感じた本は,また,日を改めて読むと,少し理解が進みます。それを楽しみに,本棚に並べました。

  

Facebookをはじめました

  よく分かっていないのですが,「Facebook」を始めました。参加されている方々の顔写真や勤め先などが記されているので,安心できます。
  
  一番驚いたのは,ケンチャコでお世話なった桔梗さんから友達リクエストが届いたことです。いろいろな方と,どんどんつながっていくので,インターネットは奥が深いと感心しました。

  その桔梗さんから「第19回ザボハウス展」が開催されていることを知らされました。今週の月曜から始まっています。
  www.zabohouse.com
  今日,見学に行く予定です。
  
  この展覧会には,本の挿絵などが描ける方がたくさん出品されているそうです。ありがたいですね。

  ついでに,古本屋に行って,沖縄で昔使われていた算術について記してある本を買おうと思っています。
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  もっと算数サイト向けに,5年生の「分数×整数」の練習ソフトの開発を進めています。
  
  約分がないタイプ
  約分があるタイプ
  約分すると整数になるタイプ
 
  いろいろと細かいステップがあるので,それに対応した問題が出るように作ろうと考えています。
  かなり,複雑ですので,仕上がりは来週となりそうです。

  なぜ,「分母」というのでしょう。
  なぜ,「分子」というのでしょう。
  この答えは,もはや誰も分かりません。中国からの輸入語だからです。
  でも,この用語には,教育の一つの工夫が見えます。「母」「子」と,比喩表現がなされていることです。抽象的な概念を人に伝えるのは,難しいです。わかりやすくするには,例える必要があります。2000年以上も前の中国の学者も例えていたのですから,小学校現場では,大いに例えてほしいです。例えることが指導の工夫になるのです。
  例えられた「分母」「分子」という言葉ですが,2000年以上も昔の言葉です。子ども達に分かりにくかったら,それをさらにわかりやすく「分母は,入れ物の目盛り」「分子は,中身」などと「見える化」をするのも,良い工夫となります。
  

6年の算数ソフト/点対称

  点Oを中心に,180度回転させて,ぴったりと重なるのが点対称です。
  [?]ボタンをクリックすると,回転が始まり,重なるかどうかの確認が出来ます。
  SNWの3問へのチャレンジが終わったら,用語の勉強が出来るようになっています。
  また,[2]の部屋に入ると,さらに4問登場します。
  合計7問出来るので,点対称かどうかの感覚はそれなりに高まると思います。

  線対称も,点対称も,どちらにも大切なのは,動く前の残像が残っていることです。紙の教材を作るとき,この残像の用意まで気を配れると,良い教材になります。
  この「残像」の考え方は,展開図にも適用されます。同じ展開図を2枚用意し,1枚だけを組み立て,1枚は開いたままにしておきます。ビフォー,アフター。この両方を同時に見ることで,そのつながりがつかめるからです。

 
  このソフトも,来週中には「もっと!算数」サイトにアップします。6年生の先生,もうしばらくお待ちください。