「第3回 奇跡の算数セミナー」の開催日が決まりました。
11月23日(土)です。場所は,東京にある佼成学園です。
算数・数学のソフトに未来を感じている浜田先生が,ご勤務されている学校にお願いをしてくださり,開催できるようになりました。佼成学園に感謝です!
初めての学校での開催です。それも中高一貫校です。
張り切って開催していきたいと思っています。
定員は20名を予定しています。楽しみです。
公募が始まりましたら,ぜひ,お申し込みください。
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今日は,待合室で本を読みました。
気温が上がり,待合室はぼんやりとした空気となり,睡魔に襲われました。
それでも,面白かったので『西遊草』(清河八郎)を読み進めました。
関東と上方の人情の違いが記されていました。
関東は剛直にして人を憐れみ,
上方は柔弱にして人をあざむく。
なんとまあ,幕末にはこういう違いがあったのですね。
感心しながら読んでいると,上方での買い物の留意事項がでていました。
小さいお店では,正札そのものが怪しいとのことで,大店で買うと良いそうです。
こういう時代はとっくに終わってしまった現代ですが,飲み屋などのぼったくりなどにまだそれが化石のように残っているので,それなりに気をつけないといけません。
奥田先生が,『子どもが夢中で手を挙げる算数の授業』の3年5巻に入っている「02C,巻き尺/○m○cmにしよう/15m未満」を使って,算数の授業をされました。
そのことを奥田先生のブログに書いてくださいました。
ズバリ,「指定された長さのところに、赤いマークを移動させます。夢中になって操作をしていました」とのことです!
嬉しいですよね。
実際の巻き尺を使った授業も十分に行い,それに加えて,ソフト教材で勉強です。子ども達は,夢中で楽しくしっかり勉強したのです。
巻尺のすぐ下にサイがいますよね。
このサイ,なかなかいい働きをしてくれます。
クリックすると,巻尺中に赤文字で表示されている「8m」「9m」などm単位の数値が消えてしまうのです。
m単位が消えてしまうと,何mなのかわからなくなります。
なぜ,この機能を加えたのかというと,mを気にしないで,44cmだけに着目して位置を決定する子がいるからです。
どこの44cmなのか,そこを意識してもらえるように,わざと隠せるようにしています。
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今度の土曜日は,宇都宮の野口塾に参加します。
山中先生のお話も伺えるので,とても楽しみにしています。
明日から,かなり忙しい期間に入るので,多いに頑張ろうと思っているところです。
そんなところに,親友の先生方から,また,嬉しいメールが届いています。
奥田先生からは,3年生の「何倍の何倍」の新作ソフトは素晴らしいと高い評価をいただきました。とくに,2ページ目の特訓が1分で何問答えられるかなどと,競い合わせることもできるので,楽しさが膨らみそう,とのことでした。
次々に類題が出せることは,それだけで,頭にきまりが定着します。競い合わせるのは,その頭に定着したきまりを体に染み込ませるような役割になります。忘れようにも,忘れられない状態づくりを楽しんでできるということです。
こういうところに奥田先生が注目してくださったので,とても,嬉しい気分になりました。
関田先生は,5年生の「倍数とベン図」を使って,早速,授業をされました。
嬉しいことに,何回かやって見せている内に,倍数から公倍数へ,公倍数から最小公倍数へと理解が進んだそうです。
ベン図を繰り返し見せると,公倍数などがよく分かるそうです。
ベン図は視覚的に把握しやすいので,それを繰り返し見ると,スッキリと頭に入るのだろうなと思います。
関田先生が,理解が進むことを実践的に実証してくれたので,本当に嬉しいです。
藤本先生からは,ソフトを使うと奇跡が起こると言う趣旨のメールを戴きました。
授業中に席を離れてしまう子,退屈し手遊びをしてしまう子,そういう子が算数ソフトを使った授業になると,とっても熱中して取り組みます。そればかりでなく,数多くの事例をテンポ良く見せられるので,子ども達は算数のきまりにどんどん気がつきます。
こういったことを教室で実践的に実証を藤本先生もされているので,充実感を感じました。
ちょっと忙しくなりますが,立て続けに届いた3先生のメールで,忙しさに立ち向かえ!と背中を押された気持ちになりました。
友達と一緒に算数を研究できている今がとても嬉しいです。
倍数の方で,すでにベン図のソフトを見ていたら,どうなるかはすぐにピンと来ると思います。
そうして,24の方の[?]をクリックしたら,「思った通り!」と感じるでしょうね。
倍数とベン図の時と同様,こちらにも9例の組み合わせがセットされています。
そのどれにも,「公約数」と「最大公約数」と用語を学ぶように作られています。
ですので,6つめ,7つめと見ていく内に,共通しているところを「公約数」といい,一番大きい公約数を「最大公約数」ということが,頭にしっかり入ってきます。途中から,ノートに用語を書かせるということもできますね。
楽しんでいるうちに,用語も学べるなんて,最高ですね。
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DVDブックの『子どもが夢中で手を挙げる算数の授業』を使って,藤本先生が授業をされました。「倍数と約数」の単元です。
そうしたら,日ごろ手を挙げない子も熱中して答えていたそうです。これって,奇跡ですよね!
藤本先生曰く。
それだけ、「きまりを見つける学習は、楽しい。意欲的になる」ということでしょう。
私もそう思います。
きまりを見つけるのは,本能的な頭の働きです。うまくきまりが見つかるとスッキリします。
そのすっきり感が,また,続けて勉強したい気持ちを高めるのだと思っています。
ソフトを使って,この「すっきり感」を子ども達に味合わせて欲しいと願います。
このブログを開設してから,3年近くの年月が経ちました。いま,ブログを作るに当たり,ページ数を見たら前回がちょうど900ページ目でした。ですので,今日は901ページ目となります。まあ,よく書いてきたと思います。年が変わる頃がちょうど1000ページ目になりそうです。ちょとっと,めでたい気持ちになりました。
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今日は,5年生の倍数とベン図のソフトです。
ベン図が教科書に出てくるようになり,本当に良かったと思っています。
算数で正確にベン図を作るとなると,これはなかなか難しいものがあります。
たとえば,右の場合ですと,倍数が分かっていないとなりません。その上に,ベン図の意味を理解します。
ハードルが2つ重なっている感じです。
でも,大丈夫です。ベン図事例が9つも収録されているのです。6つめ,7つめ当たりから,先生,分かるよ!となる子が続出するように思えています。
そうなるには,先生はあまり解説をしないことがポイントとなります。
子ども達にベン図のきまりを気付かせること,これが重要なのです。
今,「2と3」が出ています。
下の方にある[?]ボタンを見ながら,これをクリックすると一体どうなるのか,そういう予想をさせます。
予想は大ハズレでもOKです。
クリックしてみてから,「へー」と思う程度で十分です。
好きな組み合わせに進み,[?]をクリックしたらどうなるか,予想をさせます。
さっきより,「もしかしたら」と思えるようになっています。
でも,大ハズレでOKです。
これを繰り返している内に,しっかりと正答できるようになってきます。
◎上にだけある数字は左に集まる。
◎上下に数字が出ているのは,中央に集まる。
◎下にだけある数字は右に集まる。
こういう単純なきまりなので,5年生なら気がつくのが普通です。
それからが,先生の腕の見せ所ですね。
どんなきまりなのか,説明してもらうのです。
その時に,「倍数」という言葉を使うように促すなど,算数的な方向へ導いていきます。
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このソフト,実際に自分でやってみて,とあることに非常に感動しました。
それは,「2と4」「3と6」などの組み合わせは,右側に数字が来ないのです。
それは当たり前なことなのですが,実際にそういう風に動くと,改めて,「おお,そうか!」と感動しました。
算数には,感動がとっても大切なので,ソフトで感動できた自分が嬉しくなりました。
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なんだか,良いソフトを作ったなと感心しています。
このソフトを作るきっかけを作ってくれたのは,私の親友,藤本先生です。ありがたいです。
2の3倍の2倍は,ようするにこういうことだよ!という意味を理解することを狙ったソフトです。
[?]をクリックすると,順次図などが出てきます。
そうして,「関係図(つながり図)」へと進んでいきます。
意味が分かったら,[2]へ進みます。
こちらは,トックンです。
2×(3×2)とやっても答えが出ることを,スピード感を持って体験していきます。
こういう算数体験をした子は,これに文章が乗っかった問題をみても,「ああ,そういうことね」と,スッキリ分かるのではないかと思っています。
このソフトの場合,ほんの5分程度見るだけでも,「何倍の何倍」の強力なウォーミングアップになるので,ちょこっとでも見ておくといいでしょうね。
学校でなくても,御家庭で見るだけでも,かなりの底力が付くと思います。
自分のお子さんに算数ソフトを使わせている先生もいらっしゃいますので,やる気のあるお母様なら,お子さんがかなりパワフルになるのではないかと思っています。
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