流し素麺野口塾で出会った,中島先生から,お便りが届きました。
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横山先生、先日は本当にありがとうございました!
先生のお話を伺って、子ども達に話しました。
一生懸命問題を読み始める子どもがいました!
すぐに休みに入ってしまったので、夏休み明け、また取り組んでいきたいと思います!
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「一生懸命読み始める」というのは,算数の文章問題です。
1年生の子が,算数の文章問題を一生懸命に読み始めたのです。
とても良い方向に向かっています。
こういうの,良いですね。
文章問題には,2つのタイプがあります。
1,概念理解の文章問題
2,生活応用の文章問題
文章を読めばこの区別が付くのかというと,そういうことではありません。
新しい概念を理解してもらうために設定された文章問題が,1なのです。
基本を学んだあと,もっと各方面に使えますよと設定された文章問題が,2なのです。
今回の中島先生からの相談は,「2の生活応用の文章問題」でした。
「2」の文章問題は,基本的に,
◆ 子供が自分から取り組む世界
に位置しています。
ですので,先生はどちらかというと,導く人ではなく,応援をする人になります。
「一つ一つの問題をどう解いていくか」に力を入れるのではなく,「どういう姿勢で取り組ませるか」に力が入る,ということです。
真っ正面から,文章を読み取ろうとする姿勢を身につけさせるのです。
ここが理解できたら,後は,算数の学びの基本に従います。
「桃太郎の繰り返し」です。
つまり,「3回読む」ということです。
繰り返し読む行為が,極めて偉い行為なのだと価値付けていくことです。
中島先生にはそういう所の話をしました。
夏の暑い日でした。
2学期が楽しみですね。
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野口塾の流し素麺。その第2回目に参加できなくなり,電話でほんの一瞬,参加しました。
予定では,座る場所も決めていて,そこから野口先生のお写真を,少々多めに撮影する予定でした。
また,山中先生のお弟子さん達と,ちょっと交流して,小山のサークルにも1回参加することを伝える予定でした。
そんなあれこれを思いつつ参加して,充実した一日を過ごす予定でした。
が,そうは行きませんでした。
そこで,電話で少々話をしました。
そうしたら,臺野校長先生から校内での若手の研修に来て欲しいとの依頼を受けました。
その場でOKをしました。
こういう場合,たいていはかなり経ってから,次の連絡がやってくるのですが,翌日には,学校から依頼メールが届きました。「臺野先生はできる校長先生だ!」と思った次第です。見習おうと思います。
また,山中先生から小山でのサークルは10月3日(土)を教えてもらいました。この日,参加予定です。
参加する先生方の印刷物を読むのが楽しみです。
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8月16日(日)は,事前学習法セミナー全国大会です。
発表者がぐんと増えました。それだけ,成果が大きいと言うことです。
素晴らしいです!
実に楽しみです。
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写真で様子を簡単にお話しします。
まずは,会場です。
白い素敵な空間。ここは,教育同人社さんの社内です。ここをお借りしての開催で,非常に良い気持ちで学べました。
この素敵な会場でマイクをにぎってお話くださったのは,3先生。
一番上の写真は,松田寿雄先生です。
二番目の写真は,佐藤正寿先生。
三番目の写真は,元気はつらつの古川光弘先生です。
朝から夕方まで話を聞いていたのですが,一気に有田社会を吸収した気持ちになりました。
社会の授業を今より盛り上げたい,追究させたいと願う先生は,この継承セミナーがお勧めです。
第5回目もどこかで開催されるそうですので,古川先生のフェイスブックをチェックしてください。
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この日,会場で立腰をしていた印象的な先生がいました。西野宏明先生です。若い先生ですが,良いですね。
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夕方からは千葉へ戻り,明石要一先生のSG会に参加しました。
異業種の方の提案などもあり,とても勉強になります。
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そうそう,古川先生が手にしているのは,有田先生の日めくり『子どもを育てるための有田和正追究』です。古川先生の語りが有田先生に似てきているので,その事にも驚きました。継承セミナーがもう少し続いたら,有田先生が古川先生に乗り移りそうな気がしています。
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駒井先生から写真をいただきました。
私が手に持っているのは,松澤先生編著の,野口先生の『教師の覚悟』です。
この本について,少し,熱く語らせていただきました。
私の隣のメガネの先生が丸岡先生です。銅像教育の第一人者です。
黄色の服の先生は,須永先生。山中先生のお弟子さんです。
須永先生は,この日,発表をしました。とても良い内容で,少し,彼に根本の話をしました。立ち話だったので,どこまで飲み込めたかは,分かりかねます。
須永先生は,月に1回,サークルを開いています。そこには,山中先生が顧問として入っています。
須永先生の実力が高いので,私もいつか1回ぐらい,顔を出してみたいと思っています。
この写真をくださった駒井先生が,一大決心をされました。
「素読については,私が本を書く。」と宣言されたのです。
松澤先生も2年前に「野口先生の伝記は私が書きます。」と宣言されました。
良い影響が出ていますね。
このスナップは,城ヶ崎先生に撮影していただきました。
私の隣の女性は,城ヶ崎先生のお友達です。コーチングの学習仲間だそうです。中島先生です。
バックの建物は観音堂です。これも野口家の敷地内にあります。
中島先生から,受け持っている1年生の子が,どうにも算数の文章問題がイマイチなので・・・と,文章問題への取り組み方の相談を受けました。
聞けば,文章を読まずに絵を見て答えようとするそうです。
拙い話をしました。
基本は,文章を3回読むことです。
3回繰り返し読む子は,誤読しにくいです。
授業中,良い感じで勉強していたら,100点コースになります。
ですので,3回読みたくなるように,何か,意識付けをすればいいのです。
ただ,苦手克服に取り組むときには,うんと褒められる点をまず子供達に伝えた方が良いです。それから,「3回読みにも挑戦できる子いますか」など,やる気をぴっぱる形で進めると,円滑になります。
もちろん,「条件2つを見つける」「求答を見つける」といった方法もありますが,まずは,自力で読めるようになってからです。
基本は,文章に真っ正面から向き合う子にすることです。
そこそこ納得してくれました。
大阪の野口塾でもそうでした。
講座がスタートしたので,私は今回のテーマ(算数ソフトと事前学習)を,板書しました。
それから,算数ソフトについて知っているかどうか,手を挙げてもらいました。
「知っている人」と問うと,半数以上の先生が手を挙げました。
「知らない人」と問うと,少なめの先生が手を挙げました。
知っている先生の方が多いという結果になりました。
ここまでは,誰も笑いません。当然です。ただ,質問をして手を挙げてもらっただけだからです。
この状況を受けて,私は一言言いました。
この一言で,会場がクスッとなりました。
何と言ったかというと,
知っている人が多い中,「余り知らない人が多いようですね。」と言ったのです。
会場はこれでクスッとなりました。
手の上げ率と私の言葉が一致しないからです。
予期している方向とは違う一言が出たで,心が少しくすぐられたのです。
続けて,事前学習についても聞きました。
「知っている人」。大半の先生が手を挙げました。
「知らない人」。ほんの少しの先生が手を挙げました。
こちらも知っている先生が多いとなりました。
そこで,さらに追い打ちをかけるように,「大方の先生が知らないようですね」と言いました。
笑いが大きくなりました。2度続けて,状況とは異なる言葉を発したからです。
これで空気が暖まってきました。
こうなると,私は元気になります。
間髪を入れずに,語気を少し強めて私は言いました。
「今日は,算数ソフトと事前学習の“入門”の話をします!」
会場には笑いの渦ができました。
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講座の始まりですから,いわゆる「つかみ」というものです。
会場の人々の心を,スタートでつかむことができたら,後は良い流れになります。
でも,こういう笑いは些末なことです。
大事なことは,話の中身です。
事前の準備をしっかり行い,確かに納得という話ができれば,随所に笑いを入れることができます。
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大阪に,阿部先生という明るい笑いの得意な先生がいます。
若い先生ですが,かなり先が楽しみです。
阿部先生が,転がるように楽しんでくれた話を一つ記します。
野口塾ですから,「・・・はマル,・・・はバツ。」という指示がよく出ます。
私もそのように言って,会場の皆さんが,○・×を書き始めました。
その瞬間,私は「○の筆順が分からない人は・・」と言ったのです。
これが,阿部先生に大受けしました。
学級でも,やったそうです。
笑いは誰にどう響くか分かったものではありません。
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大阪の野口塾へ出立する前に,平先生の御縁で知り合った,名古屋の櫻井木材グループの櫻井社長さんと歓談しました。
東京に用事あり,わざわざさくら社までお立ち寄りくださいました。ありがたいことです。
会社で話した後,いつものカレー屋へ行き,しばし歓談。
話していて,桜井社長の体格の良さが目に付きました。水泳を長くやっているので,まさに逆三角形です。
そこで,一言,「腰骨を立てるといいですよ。」と話しました。
そうしたら,櫻井社長はスッと姿勢を正し,それからずっと立腰をされていました。
伺えば,座禅をされているそうで,修養が行き届いているお方と分かりました。
及ばずながら,「背中から気力が抜け,背中から後光が射す」,「辛抱我慢も七日か十日,己に克つ」など,立腰にまつわるお話などをしました。
櫻井氏のようにお立場がある方は,良い姿勢をするだけで世の中に良い影響を与えます。
修養を日頃から行っている方とは,また,お会いして歓談したいですね。
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昨日,プロの映像マンの髙橋 暢氏と打ち合わせをしました。その後,仕事の準備のための撮影がありました。そこに私も入り,その写真を分けていただきました。
手元のPCは,昔使っていたレッツノートです。
この姿勢・顔向きも,全部,髙橋氏の指示です。指示通りにやったら,こんなに良い感じに撮影していただけました。
プロの一枚は,違いますね。
良い写真だったので,フェイスブックでも使うことにしました。
雑談で,髙橋氏からカメラのことを少し伺いました。
お持ちのカメラはハイビジョンでムービーが撮影できます。
視力が悪くても,カメラのファインダーでピント調整できます。
カメラも日進月歩がすごいですね。
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