Monthly Archives: 12月 2014

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「忠実に働く」と言う言葉を手帳に書いています

事前学習法セミナーin東京の様子について,藪田副会長がブログにアップしてくれています。
ぜひ,お読みになって下さい。
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今週の土曜日は,明石先生の事務所でSG会です。
久しぶりに参加してきます。
23日(祝火)は,神戸で開催される野口塾に参加してきます。
神戸では,事前学習法についても少しお話しすることになるような気がしています。
お近くの先生,ぜひお越しください。
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「忠実に働く」
手帳には自分の好きな言葉を書き込んでいます。
この言葉は,この1年間使っていた小さな手帳の裏表紙に書いてあります。

宴会文化の席で,希に手帳を出すと,この言葉が目に付きます。
近くの若い先生に,「これ,なんと読むか?」と問うと,
たいていは,「ちゅうじつに働く」と返ってきます。
意味は,そういうことなのですが,読みはちょっと違います。

この言葉,別の書き方をすると,「老実に働く」とも書きます。
「忠実」も「老実」も読み方は同じで,意味も同じです。

「忠実に働く」は,「まめに働く」と読みます。

なぜ,忠実がまめなのかは,分かりかねます。
忠実な姿はまじめな姿なので,「まじめ」という言葉とつながりがあるのではないかと,憶測しています。

まじめにやっていれば,良いことはあります。
できれば,それを一貫してやり続けることが大切と思っています。

「吾道は 一以て これを貫く」(論語)
この言葉も好きです。
一貫です。

忠実に一貫して仕事をすることが,その人に相応しい未来を作ってくれるのだと思っています。
算数の道を歩み続けてきて,今,なんだか良い感じです。

事前学習法の格言

事前学習法セミナーin東京でお話しした中に,次の項目がありました。

3,事前学習法の格言

私が紹介したのは,中庸(ちゅうよう)に載っている一節です。

凡そ 事は予めすれば則ち立ち,
予めせざれば則ち廃す。

事前の大切さを,見事に言い表していますね。

小さな事でも研究をしていく時に,心の支えになってくれるのが,お気に入りの格言です。
ですので,事前学習法に関連して,あるいは自分が小さな研究を進めるに当たって,力が湧いてくるような,支えになってくれそうな,そんな言葉を各自が座右の銘として,持っておくことが必要であることを話しました。

山﨑先生の発表そうしたら,アニキ(佐々木先生)が,事前学習法研究会のFBにリンカーンの言葉を書き込んでくれました。
これが実いい言葉なんです。
なるほどと思い,私の手帳にメモしました。

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右は山﨑敏哉先生の発表です。
①に書かれていることを,格言風にすると,「仕込みが決まれば,授業も決まる!」となるのでしょうか。
意気込みを感じる発表でした。

若い先生は本気を出すと急成長します。
セミナーへ向けての努力が,その急成長を推進します。
将来が楽しみです。

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《事前学習法セミナーの予定》
6月頃 第3回 事前学習法セミナーIN大阪
夏頃  第4回 前学習法セミナーIN千葉
??  第1回 事前学習法セミナー全国大会IN大阪
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事前学習法 三大効能

佐藤先生事前学習法に関心を持ってくださる先生方が少しずつ増えていることが,今,とても嬉しいです。

セミナーの最後に,「事前学習法の可能性」についてお話をしました。
その可能性の前に,いくつかのことを話しました。

1,なぜ,事前学習法に行き着いたのか
2,事前学習法の3大効能
3,事前学習法の格言

これらの話をしてから,

4,事前学習法の可能性

について,お話をしました。

普通の授業法との違いの一つが,「3大効能」です。
【第一効能】格差が縮まる
【第二効能】不明・不足が減る
【第三効能】能動的になる
この1つ1つに大事な内容が込められていますが,そのことと同じぐらいに大事なことは,この3つの効能が絶対ではないということです。
大事なことは,事前学習法を学んでいる先生一人一人が,どんな効能があるのかと,束ねていくことです。

事前学習法は,「これはこうする」とか「あれはああやる」と,手取り足取り教えていく指導法ではありません。
事前に何を教えるのかを自分で考え,実践する指導法なのです。
ですので,人によって効能が微妙に違っていて普通なのです。
私は3大効能と考えていますが,丸岡会長はもっと数が多いかも知れません。
写真に写っている佐藤先生には,違う項目が立っていると思います。
論理的に実践を振り返りつつ,実践が進んでいくのが事前学習法の特色です。

なぜ,こんな風に考えるのでしょうか。
それは,事前学習法を実践している先生方一人一人が「小さな研究者」のように育っている現実を見ているからです。
小さな研究者集団。これが事前学習法研究会の姿です。
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写真は,算数で驚異的な成果を上げ続けている佐藤先生です。
20代の先生が,こんなすばらしい大成果を上げています。
小さな研究を続けることが大切なのだと,つくづく思います。
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野口先生と忘年会,良寛様の書

割烹嶋村にある良寛様の書野口先生と忘年会を開きました。
場所は,東京駅の八重洲口近くの,割烹「嶋村」です。

まかないさんについて行くと,「さくらの間でございます」と!
偶然とはいえ,嬉しいお言葉でした。

部屋に入ると,立派な額がありました。
しばし見ていると,「良寛」と書いてあるではありませんか。
ただならぬ部屋と思いつつ,しばし,野口先生が語るこの書の意味を堪能しました。

頑愚信無比

野口先生との忘年会左の写真は,良寛の書,良寛についてお話下さっている野口先生です。
その語りは,講座そのものでした。
なるほどと感心させられる話の連続でした。

良寛の書の話題で盛り上がっていたら,まかないさんが「嶋村のこと」というしおりを持ってきてくれました。創業が嘉永3年ですから,そのしおりには,桜田門外の変や伊藤博文や井上馨などの名前も記されていて,味わい深い一時となりました。

夕方5時から9時頃まで,実にくつろいて野口先生とお話が出来ました。
心が洗われる気持ちになりました。

さて,お食事です。
出てきたのは「幕末会席」
名前からして,グッと来ました。

23日には,神戸でまたご一緒させていただけます。
ありがたいことです。

通された部屋は和室でしたが,テーブルと椅子が置いてあります。
和洋折衷の部屋は,歴史の一こまを見ている気持ちになります。いいお部屋でした。

来年も,嶋村になりそうな気がしています。
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第2回 事前学習法セミナーは熱かった!!

第2回事前学習法セミナー東京の八王子で第2回事前学習法セミナーが開催されました。
どの話も熱い内容で,事前学習法への期待度がグイグイ高まりました。

写真は,副会長の藪田先生のお話です。
事前学習法を取り入れて,先生が変わったのですが,同時に子供達も変わったというお話の一こまです。
感動しました。

この日は,会長の丸岡先生と,会長補佐の紀先生が大阪から駆けつけてくれました。熱いものを感じます。
また,小出先生の師匠筋に当たる佐々木先生も駆けつけてくれました。
その佐々木先生が,「事前学習は簡単だけど,奥が深い!」とズバリと評価してくれました。
「いいものは,いい」という立ち位置を一貫して守っている佐々木先生の評価です。素直にありがたいと思いました。
佐々木先生は,事前学習法研究会のアニキになりました。

発表はどれも驚くほどの良さでした。
その中で,異彩を放ったが河邊先生の校外学習の事前学習法でした。
内容があまりにいいので,事前学習法の校外学習部の部隊長に任命しました。即,引き受けてくれました。

懇親会では,この先の取り組み発表がありました。
「事前学習法セミナーIN千葉」を来年開催します。担当は小出先生。佐々木アニキが補佐をしてくれます。
「事前学習法 全国大会IN大阪」を来年の夏開催します。東西の20代,30代の先生方が渾身の指導を提案します。熱い大阪になりますね。
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若い先生,ぜひ,事前学習法セミナーにご参加下さい。
大成長が期待できます!
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「6-3」をすっと出来るようになりました!!

1年 ひき算のソフトとても嬉しいメールを村井先生からいただきました。
特別支援学級のAさんが,「6-3」をすっと出来るようになったのです!!

Aさんは,書いた○を手がかりにして,ひき算をしていました。
それが,算数ソフトを使って,グイッと楽しんだら,なんと手がかりの○無しで出来るようになりました。

こういうお知らせ,本当に嬉しいです!

Aさんは,言葉が出ないお子さんなのだそうです。
算数の学び初めに,言葉が出ないというのは,かなり厳しい状況となります。
入門期の算数は,具体物と数詞とを同じと認識する力を付けます。「△△△」が「3」と同じだとみなす力です。
この「△△△」と「3」は,実は直接には結びつきません。

間に,「さん」という数唱(音声)が必要なのです。
「△△△」も「さん」。
「3」も「さん」。
どちらも「さん」だから,「△△△」と「3」は同じと認識していきます。

言葉が出ないお子さんは,聞き取りも弱くなっています。
「△△△」と「3」をつなぐ大切な役割を果たす,音声の「さん」が普通の子のようには頭を通りません。
結果的に理解が遅れ,この子には算数は無理かも知れないという思いが湧いてきます。

でも,メールを下さった村井先生は,あきらめるような先生ではありません。
機会を生かして,少しでも・・・と取り組んでいます。
そうしたら,「6-3」が分かるようになったのです。

もしかしたら,Aさんの頭の中に算数の論理が生成されはじめたかもしれません。
そうしたら,北海道の渥美先生が指導されたあっちゃんのように,かけ算九九も習得できるようになるかもしれません。

ハッキリ分かっていることは,何回も何回も大量にひき算を体験したら,出来た!と言うことです。
「楽しむ」「動きを見る」「大量に繰り返す」
これが特別支援の子にとって大切な取り組み方なのかも知れません。
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明日は野口先生と忘年会です。楽しみです。
そうして,翌日は八王子で事前学習法セミナーです。こちらも楽しみです。
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