Monthly Archives: 5月 2015

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学参イタリック体のフォント

b8065モリサワフォントの学参イタリック体を購入しました。
エックスの字形がいいですよね。
「ヒュイ,ヒュイ」と書く,あの雰囲気が実に良く表現されています。

この学参のイタリック体は太さが,10,20,30,40,50,60と6種類あります。
右はその一番太い60です。
画面に1問ずつドーンと映し出すときには,このぐらいの太さがあるとメリハリも立ち,良いのかなと思っています。

退職して,算数ソフトを作るようになって気を遣ったのはフォントです。
何しろ,商用としてソフトを開発しているので,数千円で売っているようなフォントは全部使えません。
少ししか入っていないのに,何万円もするフォントを購入して使います。
そうでないと,フォントの著作権侵害が発生するからです。

そのフォントが数年前からクラウド化され,年間契約タイプになりました。
そこで,モリサワフォントとイワタフォントの両方で契約をしました。
そうしたら,フォント数が多すぎて,逆に使いたいフォントまでたどり着くのに時間がかかるようになってしまいました。
そこで,あまり使っていなかったモリサワフォントの方を,単品で購入するようにしました。
お陰様で,フォント数が半減し,目的のフォントがすぐに見つかるようになりました。
何事も,過ぎたるは・・・です。

それにしても,こうしてフォント一筋に作り続けて下るメーカーさんがあることに,感謝せずにはいられません。
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円の面積ソフトは16本!

b80666年生の円の面積。
円を分割して「平行四辺形」に変形していくソフトを,ビッグサイトのVERSION2ブースで展開しました。
8分割から120分割,200分割と楽しく見ていくと,円の面積を求める公式が,どうして「半径×半径×3.14」なのか次第に分かってきます。

このように分割して変形するやり方は,「平行四辺形」の他にもあります。算数ソフトでは「三角形」に変形していくタイプも入っています。
これも面白いです。

平行四辺形タイプでしっかり勉強したら,三角形タイプでも考えてみると,一層,「ああ,なるほど!」となります。

また,円の面積を求める問題もソフトに入っています。
右にその中の2つ示していますが,色のついた部分の面積をどうやって求めるかが,たちどころに分かります。
基本的な考え方は
1,等分割されている
2,重なっている
3,回転している
この3つです。

これらの学習で大事なことは,「分解」「重なる」「回転」の現象を動きで見るようにすることです。
すると,右の下から2番目の問題は,黄緑の円の上に,白い正方形が重なっているとすぐに分かります。
こういう「重なっている」という視点を持つことが,円の応用問題を
解き明かしていく力になるのです。

繰り返し見て,ばっちり理解すると,他の面積の問題へも興味を持って取り組めます。ほぼ,パズルを解く感覚になるからです。
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塚田先生から,嬉しいメールを頂きました。
何回も映像で焼き付けられたので、円の面積の計算公式をすぐに覚えてしまいました。
楽しかったのだと思います。
だから,何度でも見たくなり,気がついたら目に焼き付いて,そうして公式マスターです!!
良いですよね。こういう勉強。
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6年の円の面積のソフトには,16本もソフトが入っています。
授業でバリバリに使えますね!!
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ビッグサイト,VERSION2さんのブースで!

b8067ビッグサイトでわすれたカメラ。
VERSION2さんの皆さんが保管しておいてくださっていました。ありがたいです。
たくさんの人がブースに来ています。その中の忘れ物。
それを持ち主の手に戻るようにと心配りをしてくださるVERSION2さんに感謝です。

お陰様で,ブースで撮影した写真を取り出すことができました。
VERSION2さんのブースは,ご覧のように緑を基調としています。伺ったら,会社も緑を基調としているそうです。
そこに80インチのモニター。大きいですね。
このぐらいあると,授業も快適ですね。

「円の面積の求め方」を考える場面で使えるソフトを映し出しました。
ソフトも快適に動きます。
このソフト,円の分割を8分割から200分割まで変更できます。
分割数を次第にアップしていくように何度か見ていくと,次第に,円の面積の公式が「半径×半径×3.14」になることが分かってきます。
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VERSION2さんのブースで,北海道大学の河合剛准教授の授業がありましたので,それを拝聴しました。
北大生に教えている英語の授業の話です。3つお話があり,その中の2つめは,レストランに電話して会話をテンポ良く行うという話でした。
PCの中に模擬電話があり,それを使って電話をかけると,模擬レストランにつながります。あらかじめ数百種類の会話が用意されているので,出てきた模擬店員さんは何らかの言葉掛けをしてきます。その言葉に学生はすかさず対応していきます。

この仕組み,実に面白いと思いました。出てくる言葉が少なくなれば,小学生でもこういう仕組みで英語の学習ができますね。とても良い勉強になりました。
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ビッグサイトでVeRSION2!

ビッグサイトへ。教育ITソリューションEXPOです。
ビジネスパートナーのVeRSION2さんがブースを展開しているので,その見学に行ってきました。

VeRSION2さんの会場に着くと,たくさんのお客さんが集まっていて,スタッフの皆さんが笑顔で対応されていました。
グリーンを基調としたすてきなブースです!!
社長さんもブースにいたので,早速ご挨拶。
まだ30代のバリバリの社長さんです。
教育現場の未来を構築している姿が,私にはとても頼もしいです。

VeRSION2さんのブースでは,大学向けの「ソリューションカレッジ」が展示されています。
出欠の管理,授業,フォーラム,オンデマンド・・・・
多彩なシステムで,たくさんの大学で採用されています。
大学の先生による授業もありました。
英語の学習でしたが,その取り組み方がなかなか面白く,私も学生の時にこういうシステムで学びたかったと思いました。好奇心の強い生徒にうってつけと感じました。

ブースの中央には80インチのモニターセットが設置されています。
算数ソフトも映し出してくれました。
その写真を撮ったのですが,蛍光灯の点滅によるフリッカー現象が出てしまい,良い感じに撮影できませんでした。
家に帰り,ネットで調べたら,シャッター速度を 1/80 以下にすると良いことを知りました。
「なるほど」と感心しつつ,カバンからカメラを出そうとしたらカメラがありません。
どうも忘れてきたようです。こういうこともあります。

会場を歩いていたら,さくら社がお世話になっているワタナベ流通さんに声をかけられました。
しばし,歓談。嬉しい一時でした。
そうしたら,その後,熊本の桑崎先生と遭遇。嬉しいことは続くものです。
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集中力の高まりと、達成感

b8068事前学習法の藪田代表のブログに,「算数ソフトは1年生でも大活躍!」と記事が載っていました。

右の1つめのソフトと2つめのソフトを,1時間の中で使って,とってもナイスな授業が展開されました。

子ども達の机の上には,算数ブロックが並んでいます。
そうして,ソフトをクリック!
カードを見て,同じ数のブロックを机に並べます。

これを何回か楽しんだら,ソフトのカードを「数図」から「数字」に変更します。
今度は,数を見てブロックを並べます。

藪田学級の子ども達は「8だ!」「簡単!」「できた!」と声を上げて喜んだそうです。
1年生から,こうした楽しい授業で,10の合成分解にもつながる学習をしっかり行っています。この力は,先に待っているたし算ひき算で,ジワッと出てきます。

藪田先生は,次のようにコメントを書いています。
子ども達の集中力の高まりと,
達成感を得ているのが見て取れました。
嬉しいですね!
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次に,何回鳴ったか聞いて答えるソフト(右の上から2つめ)を使って授業が進みました。
これは,藪田先生のブログからそのまま引用いたします。

「カン!・・・カン!・・・」と、音がなります。子供は一言もしゃべりません。
始めは耳だけで聞き取ろうとしていましたが、次第に指を折ってカウントする子、机上に置いた数カードを指差す子が出てきます。こういう動きが、「わかろうとしている動き」「できるようになろうとしている動き」だと褒めました。

しっかり聞くために,子ども達は誰一人一言もしゃべりません。
1年生の5月です。
藪田先生は20代の若い先生で,しかも,初めての1年生です。
その先生が,算数の授業でここまで子ども達を集中させています。
力のある先生だとつくづく思います。
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数の合成分解は,この後,「いくつといくつ」という単元でしっかり勉強しますが,ここでも算数ソフトをバリバリ使っていただきたいです。
なにしろ,この考え方が計算を論理的に理解して進めていく大きな力となるからです。

ソフトはクラウド版・ダウンロード版に入っています。
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特別支援級に通級している子がハマって100点!

b8069SG会に参加している石井先生。
小学校の特別支援級を担任しています。
その石井学級に,3年生の子が算数の時間に通級をしています。
その子が,わり算のテストで100点を取りました!
非常に驚いています。

何しろ,算数の時間にだけ石井学級に通級しただけです。
ですので,算数の学習時間量は他の子と同じです。
それなのに,テストで見事100点です。

その子は,石井学級で算数ソフトを使ってから,俄然やる気になったそうです。ソフトにはハマってしまったそうです!
家に帰っても,「わり算の問題出して!」とお母さんに言うそうです。
今まで,そんなことを言ったことのない子でしたので,お母さんも嬉しい驚きでした。

夢中になって,面白がって,わり算の勉強をした結果,テストで100点という大成果につながりました。もちろん,石井先生の名サポートがあってのことです。
石井先生がこの話をしたら,明石先生がすかさず,「レポートにしなさい」とアドバイスをされていました。
石井先生は大変忙しい状態ですが,書き進めてくださることになりました。ありがたいことです。
私は石井先生のサポートの仕方が気になっています。先生の役割の重要な点が見えてくるように思えているからです。
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ところで,わり算の計算は,たし算・ひき算・かけ算とは根本が違っています。
たし算・ひき算・かけ算は,答えが常に1つです。ですので,「的中タイプ」と言えます。答えが決まっているので,基本をしっかりマスターしていれば,的にしっかり当たります。この状態なら,計算途中であれこれ悩むことはありません。

これに対して,わり算は「探索タイプ」の計算なのです。
42÷6の答えを見つけるために,「6かな」「7かな」「もしかしたら,8かな」と,少し探索をして,どうやら「7のようだ」などと答えを見つけていきます。

的中タイプは,「暗記」することが必要です。
探索タイプは,「暗記」の上に「根気」が必要なのです。
「暗記」+「根気」という少々手間のかかる探索タイプのわり算を,石井学級に通ってきた子は,所定時間できちんとマスターしました。この子の算数力はまだまだどんどん伸びますね。嬉しいことです。
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