Monthly Archives: 4月 2016

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4月のSG会。勉強になりました。

b7789昨日はSG会でした。
教育に関心のあるいろいろな職業の方が集まっているので,提案も多彩ですし,提案へのコメントもなるほどと思えるものばかりです。
今回,私が気になったのは「旨味」でした。
私にはこの味覚がわからないのです。酸味や甘味なら,小さい頃から経験しているのでよくわかるのですが,旨味は自分の小さい頃にはなかった括りなので,どう認識して良いのかがわかりません。
酸味や甘味には傾向があるのですが,皆さんの話を聞けば聞くほど,旨味には傾向がありません。わかりようのない世界なのかもしれません。
こういうときは,自分で旨いと思ったときが旨味があるときなのだと思っていればいいのでしょう。そんな気がしています。

SG会では明石先生のコメントが実に素晴らしく,一つ一つに驚かされます。
レポートを見る明石先生の視点が「ヒューチャー」なのです。
懇親会でもその視点は変わらず,城ヶ崎先生は目から鱗のアドバイスを受けていました。
人生経験を積まない限り持てない視点があると,つくづく思います。
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b7734SG会の後は城ヶ崎先生とコーヒーブレイク。
交差点にあるちょっと変わった店で,ややのんびりと語らっています。
今回は,明石先生に刺激を受けて,「これからをどうするか」というような話が続きました。
未来を夢見る年ではないように思えますが,幾つになっても未来を思えることはホットな気分になります。
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第3回 教育と笑いの会in東京

b7712「第3回教育と笑いの会 in 東京」の打ち合わせに参加してきました。
私の担当は,大喜利の司会です。
シンポジウムだったのですが,野口先生と玉置先生が話している内に,大喜利の方が良かろうと相成りました。
もしかしたら,座布団も出てくるかも知れません。
テーマは「職場の笑いの効用」です。
どんな話が飛び出すやら,今から楽しみです。

詳しくは,こちらへ。
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教育と笑いの会は午後からの開催です。
同日の午前中,野口塾ビギナーズのスペシャルが開かれるようです。同じ会場で。
なお,申込先が異なります。こちらです。
「海外の初等教育事情」というテーマで少しお話をします。
笑いと共に,海外の初等教育にも関心のある先生,ぜひ,お越し下さい。
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ルワンダ人のお客様

b7714さくら社にルワンダ人のお客様が来ました。
ハッピー ブザアバさんです。
日本の大学院に留学中で,目下,博士号取得に向けて頑張っています。

日本に留学する前は,ルワンダのIT企業に勤めていました。ですので,その方面は詳しいです。
そんな話もしましたが,私の関心事は,「指を使った数の数え方」です。
「日本ではこうやるけど,ルワンダではどうやるの?」と尋ねたら,1~10までの数え方を実演してくれました。
まずはてをグーにします。ここまでは日本と同じです。
日本では人差し指が立ちますが,なんと,ルワンダでは小指が立ちます。それが1です。
その次には薬指を立て,2となります。
以下同様にして,10まで数えます。
基本は右手で5まで数え,6からは左手となります。
初耳のやり方で,私は感動島倉千代子でした。

バングラデシュの20までの数え方をやって見せたら,「それはやらない」と言われました。その時のハッピーさんの顔が何とも言えずいい顔でした。

写真は,算数ソフトをクリックしているときのハッピーさんです。
楽しそうですね。
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昨年の4月のJICAのニュースに載っています

b7743前田先生が6月に東京に来られるというので,それなら前田先生のセミナーを!と思っていました。
それが,実現しそうです。
日時・会場など,後日お知らせします。

右の『まんがで知る 教師の学び』ですが,アマゾンのレビューが10を超え,どれも「星5つ」です。
レビューを読んでみると,それがまた勉強なります。力のある方々が書き込んで下さっているように思えます。
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去年の3月,JICAが「アフリカの若者のための産業人材育成イニシアティブ(通称:ABEイニシアティブ)」の一環として,アフリカの留学生とアフリカでのビジネス展開に関心を持っている企業との情報交流会「アフリカビジネスネットワーキングフェア」を開催しました。
お誘いを受け,そこにさくら社も参加し,算数ソフトを展示しました。
そうしたら,アフリカの青年がわんさかさくら社のブースにやってきて,てんやわんやの大盛況となりました。
その盛況ぶりを見て,会場にいたJICAの記者さんから,突然のインタビューを受けました。
その時の記事が,昨年の4月10日のJICAのwebニュースにアップされています。
そこに私のインタビューも載っています。(こちらです)

あれから1年。はやいものですね。
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JICAというのは国際協力機構のことで,外務省所管の独立行政法人です。
昨日も所用があってJICAへ行きました。昨日はテレビ会議室でのミーティングでした。いつもそうですが,大変勉強になります。
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算数ソフトのダウンロード版は海外でも

b7718算数ソフトを活用されている先生,今年度もバリバリと,楽しい算数の世界へ子ども達を導いて下さい!

私のお気に入りは,ダウンロード版です。
購入してダウンロードさえすれば,その後はネットにつながっていなくても使えるからです。
途上国へ行くときは,いつもダウンロード版を持って行っています。

とにかく便利なので,まだ考え中の先生は,とりあえず使ってみることで決断されることをお勧めします。
教室で子ども達に見せた瞬間から,子ども達は大喜びします。

バングラデシュへ行ったとき,5,6本のソフトをご披露しました。
右のソフトもその中の一つです。
ピンクの「クリック」ボタンをクリックすると,問題の数がどんどん変わります。
次々に数が変わる様子を見て,バングラデシュの方々は「びっくり!」となりました。

その後,「最初の数をなぜ800と読むのか」と問いを発し,少し間をもって,数を上にドラッグしました。
見ていた方々は全く予期できなかったので,数が位ごとのカードとして分かれた瞬間,呆気にとられていました。

さらに,このように仕組みが見えている状態で,「クリック」ボタンを押しました。
この状態で数が変わります。
「これなら,わかる!!」と,非常に感心していました。

途上国では,小学校に入学しても,卒業できずに,途中で退学をする子がたくさんいます。
その主な理由は2つ。
1,経済的理由
2,勉強についていけないため
特に2は算数がネックとなります。
積み重ねの学習のため,低学年で落ちこぼれるとその先は全くわからなくなります。

私が算数ソフトを途上国に広めたいと思うのは,2の理由で小学校をドロップアウトする子がいなくなるようにしたいからです。
国民全員が算数を理解すれば,算数に含まれる「数理的平等」「数理的公平」を国民が共有できるようになります。みんなが納得した状態で平等・公平を感じることが出来るようになるのです。
その先に見えてくるのは,平和です。
同じ国家を形成するなら,平和な国家が一番です。
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三宅貴久子先生が教えてくれた本

b7720三宅貴久子先生がご退職された,その初日。
「今,この本を読んでいる」と教えてくれたのが,この『国際協力と学校』です。
ちょうど,私もこの方面への活動を推し進めているので,早速,購入して読みました。

戦後の日本の国際協力について,わかりやすく書いてあります。
ざっと,歴史を知ることができるので,教育で国際貢献を・・・と心密かに思っている先生に,お勧めです。

「就学率だけ増えても,教育の質が低ければ必要な知識を学ばず,無駄に時間を過ごしてしまうことになるので,教育の質を重視するようになっている」(p68)
私の視察した途上国は,劣悪な教室でもPCやタブレットといった最新式の教育機器を使い始めています。巨大な充電器があったり,電源がどこにもない教室でもタブレットを使っていたり・・・。どう考えても,これは学校が独自に購入しているのではなく,国の政策だろうと思えてきます。
その思いが,「確かに政府レベルで推し進められている」とわかるのが,この本です。
途上国の教室を見て,この本を読んで,教育の質の向上を目指している大きな流れを感じました。
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b7821現職で超多忙中にインドの小学校と交流していた三宅先生。その事だけでも驚きですが,最後に受け持ったクラスの子,学年の子は,子ども達自身の手で本を出しました。『ナマステ! 会いたい友だちと』です。
海外へ実際に行ってみるとわかるのですが,世界に打って出るにはこういうエネルギーが必要なのです。

今週半ばに,三宅先生と歓談する一時があります。今から楽しみです。
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