Monthly Archives: 11月 2016

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野口塾ビギナーズ

野口塾ビギナーズでの、山中先生の道徳。
設定が面白く、私は大いに燃えました。

王様女王様がとある国を治めています。
国民はみんな「幸せの星」を一人1個持っています。
それを持っていると、幸せがずっと続くという素晴らしい星です。

いろいろあって・・・

国民が、自己責任で星を売買したいと陳情してきます。

ここで問題が出ました。
陳情に来た人たちに向かって、王様女王様になってどう言葉を返すか、それを考えます。
参加者の中で考えが決まった人たちが板書をしました。
その板書を読んだのですが、悲しいかな道徳が分かっていません。

この問いは、君子としてどう答えるかという問いです。
言い換えれば、人との対応で立ち位置の高い人は低い人にどう答えたらよいかという問題なのです。

学級経営の本を良く読んでいる先生なら、「先生は子供と同じレベルで考えてはいけない」と理解しているので、そこから答えを出します。
ビジネス書を読んでいる人なら、「上の者は一段高いところから答える」と理解しているので、そこから答えを考えます。
b7386道徳をよく学んでいる人は、「君子は義に喩り、小人は利に喩る」と考えます。
大義を考えればいいのです。
自然と答えは決まってきます。

私の書いた板書を読み、講師の山中先生の言ったセリフがさすがでした。
講師は人前に立って話しています。
気持ちが高まっているので、しっかりと考える余裕がありません。
それにもかかわらず、「これは授業のまとめに使う内容です!」と、ビシッと決めていました。
「できる先生は違う!!」と思いました。

また、今回の問題は「法と徳の違いを理解しているか」という内容も含まれていました。
これに関しては、ほぼ壊滅的でした。
学校で道徳を学んできていないのですから、致し方ありません。

b7473道徳を学んできていない先生が道徳の授業をする時代に入ります。
しばらくは、ハチャメチャな思考をする先生が出てくる時代が続きます。
そんな先生でも、「私は先生!」と自覚するように生活をしていれば、次第に良い道徳が身についていきます。

1月15日(日)は、実感道徳のセミナーです。山中先生のお話も伺えます。野口先生のお話も学べます。私も一こま講話をします。
道徳を学びたいと思う先生には、ぜひ参加して欲しいです。
日程などはこれから発表になります。
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野口塾ビギナーズ

野口塾ビギナーズに行ってきました。
今回で第9回目。
私が話を聞きたいと思っていた山中先生の道徳模擬授業は、予想を超えての収穫がありました。
どういう収穫かは、言葉に言い表しづらいものがあります。
とにかく、私にとって、喜びが大きく参加して良かったと思いました。

神部先生の講座で、石川啄木の短歌が出ました。
これの講釈は実に見事でした。
久々に、身震いしました。
啄木の持つ、卓越した心の表現の世界に触れることができ、大きな満足感を持ちました。
神部先生の解釈力、秀逸です。

松島先生は算数の発表でした。
縮尺の学習で、学習の筋道を明確にする手法が良かったです。
ただ、教科書が扱っている題材が、非常に苦しい場面設定になっています。
それを理解できて授業をするか、全く分からずに教科書に出てきたから教えるとでは、授業の豊かさに影響を与えます。

五十嵐先生の講座では、「あとかくしの雪」が登場しました。
短いストーリーです。
このお話では、お百姓さんが礼を失していることに気づければ、基本はOKです。
それが分かるには、道徳の素養が必要です。
そこまで達していない状態で授業をすると、どれもこれも大事に思えてきます。

会が終わり、五十嵐先生から、1月15日(日)に開催される「実感道徳研究会」の講師を依頼されました。
2月には、深澤先生から頼まれた2月18日(土)の「主張ある道徳授業を創る」の講座を引き受けています。
2ヶ月連続して道徳の講話をします。
そういう年齢になったのだと思います。
どちらも、簡単明瞭な道徳の話です。
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第4回 日本マナーマイスター学会大会

明石先生に誘われて、「第4回 日本マナーマイスター学会大会」に参加しました。
会場は、東京の目白にある学習院大学です。
午後1時スタート、午後6時終了。
少し長いと思えたのですが、途中に花嫁儀礼を模擬的に行ってくれたり、包丁儀式を実際にやってくれたりと、非常に盛りだくさんの楽しい大会でした。
シンポジウムもあり、司会は明石先生です。
日本の礼儀作法として、次の3つが大切と話して下さいました。
1、時間を守る
2、清潔にする
3、うそをつかない(正直でいる)

休憩時間には、明石先生がいろいろな方を紹介してくれました。
これから先、どのような交流があるのか分かりませんが、人とのつながりで世の中は動いています。
これをご縁に・・・と思いました。
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明日は、野口塾ビギナーズです。
東京未来大学。
楽しみですね。
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黒上晴夫先生、堀田龍也先生、木村明憲先生

◆今月の25日(金)は京都教育大学附属桃山小学校が熱い!
教育実践研究発表会の当日に、黒上晴夫先生・堀田龍也先生の御講演があります。

・黒上晴夫先生
「メッセージの生成・伝達の関わるシンキングツールの活用」
・堀田龍也先生
「情報・メディアに関する教育の現状と未来」

どちらも、気になりますね。

研究発表会のテーマです。
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『メディア・コミュニケーション科』教科書作成
誰でも指導できる
メディア・コミュニケーション科を目指して
~教科としての質を高め、普遍的に指導することができるように~
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次の指導要領で新しく入ってくる思考ツールを活用した研究です。
この方向は教科を超えて考える力をつける学習になるので、大いに学んでおきたいところです。

そうして、注目して欲しいのは付属桃山小のメディア・コミュニケーション科研究主任の木村明憲先生です。
木村先生は「情報学習支援ツール」を練り上げた先生です。
研究発表会に参加されたら、ぜひ、木村先生ともお話をしてみて下さい。

詳しいことは、ネットに公開されています。
<こちら>をご覧下さい。
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「特攻隊員に学ぶこれからの日本人の生き方」

b7387今日は驚きのニュースが入りました。
第721海軍航空隊護衛戦闘機搭乗員の野口剛(91歳)の御講演が、来年の1月14日と決まりました。
ひょんな事から野口氏を知り、千葉の渡邊先生に御尽力をいただいて講座開催となりました。
場所は、靖国神社です。

右の『特攻 最後のインタビュー』には、元特攻隊員11名のインタビューが載っています。
野口氏はその中の一人です。
連絡を受け、野口氏の所を読み返しました。
胸が熱くなりました。

フェイスブックには、「特攻隊員から学ぶこれからの日本人の生き方」というページが設けられ、「参加予定」のボタンが出ています。
さっそく、ポチさせていただきました。
講演会の会場は54名まで入れますが、今朝の発表で、すでに「参加予定」が19名となっています。
満員になることは間違いないだろうと思います。

詳しい申込先が分かりましたら、このブログでも御紹介していきます。
お見逃し無く!
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今週の土曜日は、野口塾ビギナーズに参加します。
会場は東京未来大学。
若い先生、ベテランの先生が持ち味を発揮して語ってくれます。
くわしくは、<こちら>からご覧下さい。
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来週の土曜日は、明石要一先生のSG会です。
場所は明石先生のオフィスです。
課題図書は『人工知能は私たちの生活をどう変えるか』です。
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信州大学

b7388信州大学の松本キャンパス。
「青年の海外ボランティア活動」という授業があり、そこで、ルワンダでの「ITを活用した算数教育の質向上」が語られました。

スクリーンに映っている授業風景は、ルワンダで英語版算数ソフト(IM)を使って行われた夏期講習です。
アフリカの貧しい国でも、こういう取り組みが始まっていること。
そこに係わっているのが日本人だということ。

そういうことをしっかり語ってくれたのは、松山氏です。
算数ソフト団のメンバーです。

このようにして、算数ソフトの海外進出の様子を大学で話をしてくれる先生がいてくれることが、とてもありがたいです。

思えば、自分が大学生だった頃、教養学部の授業にこういった国際的な授業はありませんでした。
もし、そう言う授業があり、途上国の喫緊の問題を映像で紹介され、そこに果敢に立ち向かう日本人たちが紹介されたら、心が動かされるだろうなと思います。

今の日本の教育の品質には非常に高いものがあります。
それを途上国で使いやすいように加工して持って行けたら、それは大きな国際貢献になります。
そういう大きな夢を描く若い者が、一人また一人と出てきて欲しいです。

私は会場にはいませんでしたが、写真をいただき、夢を描く若者を思い、心が熱くなりました。
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