Monthly Archives: 12月 2016

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宇佐美寛先生の新刊、1月に出ます!!

宇佐美寛先生の新刊が、1月中に発売になります!
書名は、『議論を逃げるな! 教育とは日本語』です。
非常に楽しみです!
アマゾンにもまだ出ていません。
出たら、ダッシュで注文です。

詳しいことは、また、書きます。

『私の作文教育』は、さくら社から初めて出した宇佐美先生の本です。渾身の力を振り絞って世に送り出しました。
すこぶる良い本です!
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『第10回 実感道徳研究会 全国大会』の申し込みが16名に増えていました。
道徳を学ぶ先生がいてくれること、実にうれしいです。

今の先生方は、学校で道徳をまともに教わってきていません。
当然のごとく、道徳の知識に不足が生じています。
不足している知識で教え続けると、道徳は衰退します。
必然的に、荒れる国民が少しずつ増えてきます。
内部からの国難に向かうことになります。

私の話は、「道徳読みの力を付けよ! 題材『あとかくしの雪』」です。
「道徳読み」を、『あとかくしの雪』を題材にして、実際に授業のように行います。
受講した先生は、きっと、次のようになります。

1、道徳の面白さに気づく。
2、教材文を読む力が急激にアップする。
3、マイ道徳の不足に気づく。
4、もっと、道徳を知りたくなる。
5、子供たちに道徳を教えたくなる。

「道徳を道徳として教える」そういう立派な先生になって欲しいと願います。

教室に「道徳という善玉菌」をジワーッと広げましょう。
教卓に『日めくり 教室論語』を是非。
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関西大学初等部の研究発表会、申し込みが始まっています

関大初等部の第7回研究発表会の「第二次案内」がアップされていました!
<こちら>です。
三宅先生がこの春に退職をされたので、その後、どうなっていくのか気になっていましたが、驚きの方向に向かって研究が進んでいます。
もう一段レベルアップするために、研究テーマが
「6年間の実践を基に再考した思考スキルを用いた授業デザイン」
となっています。
これは、「アウフヘーベン!」かもしれません。
気になります。

関大初等部の公開は、申し込み締め切りまでに満席になっているので、参観される先生、早めのお申し込みをお勧めします。
お申し込みは、<こちら>です。

9月に、関西大学初等部監修の『デジタル思考ツール』が発売になりました。
学校全体での取り組みにぴったりです。

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第10回 実感道徳研究会 全国大会」(1月15日開催)
日曜日にコクチーズにアップされたのですが、すでに「12名」のご参加となっていました。
道徳が教科になる今、しっかり学んでキッチリ授業できる腕を磨くことはとても大切なことです。申し込まれた、12名の先生方のため、私もしっかり準備をして取り組みます。
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「ブランコ乗りとピエロ」で

SG会終了後、城ケ崎先生といつものピザ屋へ。
2時間ほど、道徳談義。
話は読み物教材の「ブランコ乗りとピエロ」からスタートし、「ブランコ乗りとピエロ」で最後まで進みました。

2時間ぶっ通しで道徳について話し合ったので、城ケ崎先生に一つ、質問をしました。
「道徳の話は楽しいですか?」
「楽しいです。」

よかったなぁと思います。
道徳は、基本的に明るい方向を目指す学問です。
正常な道徳は、楽しいに決まっています。
もしも、道徳が不愉快だったら、それはその人の心根が曲がっているのです。

ところで、ブランコ乗りです。
◆ブランコ乗りは、この先も似たような問題を起こすだろうか。
◆もし、似たような問題を起こしたとき、ブランコ乗りは今回のことを教訓として生かせるだろうか。

似たようなことは、「あとかくしの雪」のお百姓さんにも感じます。
◆このお百姓さんは、次に似たようなこととがあったら、また、盗むのだろうか。

こういうところが、道徳で扱うべき、大切な一つなのです。
そこをしっかりと、より明確に学ぶのが、「道徳読み」です。
道徳の根本的なところに関心のある先生は、講座に参加されるといいですね。
1月15日(日)の「実感道徳研究会全国大会」で、「道徳読み」のお話をします。
題材が「あとかくしの雪」ですから、かなりいい勉強ができます。
楽しい道徳を一緒に学べるといいですね。

『日めくり 教室論語』が教卓の上にあると、道徳という善玉菌が教室にジワーッと広がります。
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SG会 伸びる子の3条件

「第10回 実感道徳研究会全国大会」の申し込みがコクチーズにアップされていました。<こちら>です。
アップされたばかりだったようで、参加者の数は0でした。アップされる前にお二人の先生から「参加します!」とお声をいただいていたので、近々、2にはなります。
午後からの私の講話で、「道徳読み」を実際に行いますので、関心のある先生、ぜひお越し下さい。
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土曜日は、明石先生のオフィスでSG会が開催されました。
オープニングは、いつも、明石先生の話題提供です。
今回も良いお話を伺うことが出来ました!
伸びる子の3条件」です。
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1,返事
2,挨拶
3,素直
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子どもの頃、私に欠けていたのは・・・と思いめぐらすと、妙に、反省の気持ちになります。
もう少し返事をしていれば・・
もう少し挨拶をしていれば・・
もう少し素直でいたならば・・
人生が大きく変わっていたように思えます。
悔いても始まりませんので、せめて「これからは」と思います。

今回はモンゴルの先生が参加していました。
今現在、東京の八王子に住んでいて、そこから、千葉までやってきたのですから、これは「すごい!」です。
また、日本語が流暢。
第1部の「勉強会」が終わり、第2部の「懇親会」で少しお話が出来ました。
うれしいことに、算数ソフトに興味を持ってくれているとのことでした。
SG会にはこういう珍しい交流があるので、ありがたいと思っています。
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「道徳読み」の「社会の道徳」「自分の道徳」

仕事がはかどり、気分は上々。

道徳の教材に「ブランコ乗りとピエロ」というお話があります。
偶然、ネットで目にしたので、読んでみました。

少々不思議な教材ですね。

すでに、指導をされたことのある先生なら、お気づきのことと思いますが、道徳が途中でずれるのです。
「社会の道徳」の話だったのが、途中から「自分の道徳」になっていきます。

これは、きっと、「社会の道徳」も「自分の道徳」も、しっかり考えましょうね、ということだろうと思います。
「自分の道徳」については、それなりに情報が記されているので、道徳としてどうなのかと考えることができます。
でも、「社会の道徳」については、肝心なことが書かれていません。
この作品なら、「訓」と「会」について記してほしいと思いました。
そうでないと、せっかくの教材なのに、「社会の道徳」という大人の道徳について学べません。残念だなあと思います。

不思議に思ったのは、最後に王様からのプレゼントが登場しています。
これは、いかがなものかと思います。
心の教育をするのが道徳なのです。
王様が仮にプレゼントをしていたとしても、それをわざわざ記す必要はないと思います。
これを、王様の粋な計らいなどと考えてしまうと、せっかくの道徳が物品に押されてしまいます。一歩間違えると「私利」の世界へ引き込まれていきます。

そういう教材ですが、「道徳読み」をすると、学ぶべき点が多々見えてきます。
私は、ブランコ乗りの姿から、しばし反省させられました。
やはり、自分でじっくりと「道徳読み」をするのが良いなぁと思います。

ところで、「日めくり論語」が教室の教卓の上に置かれている学級だったら、ブランコ乗りに対する道徳も根拠をもって話す子が出てきますね。
さらに踏み込んで、「諭される前に改める力を持てば、なお素晴らしいですね。」といった思いも出てくる可能性があります。
「ブランコ乗りとピエロ」は、「道徳読み」をすると、味わい深い作品になります。

◆1月15日、実感道徳研究会全国大会。
◆2月18日、主張ある道徳授業を創るセミナー。
楽しみですね。
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「道徳読み」 3つの道徳

「道徳読み」をチーム算数で軽めにお話ししました。
話の伝え方は、テーブル模擬授業です。
資料を見ながら、考えてもらい、言葉を交わしました。

城ヶ崎先生の感想です。
横山先生の「道徳読み」は長年疑問に思っていたことを解決させてもえました。

続いて、佐々木先生の感想です。
前回のチーム算数での道徳読み,めちゃめちゃ面白かったです。
個人的に,今までのモラルジレンマ型の道徳教材で,束ねがうまくできずすっきりしなかったのですが,「あとかくしの雪」のここを押さえておけばよいという肝の部分がわかってすっきりしました。

両先生はベテランの先生です。
道徳の授業も何度も行っていますし、若い先生へアドバイスもしています。
その両先生が、驚きの感想を持ったのですから、「道徳読み」のパワーはかなり大きいと判断できます。
たぶん、力のある先生ほど大きく驚くのが「道徳読み」と思っています。

「道徳読み」の力量は、学ぶことでどんどん高まっていきます。
その高まりを自分の心に落とすことで、深まりがでてきます。
その学びの一つとして、「3つの道徳」があります。

人を3つに分けて考えたように、道徳も3つに分けて考えます。
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1、自分の道徳

2、社会の道徳
3,歴史の道徳
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この分け方は、野口先生の教えである、「自分→社会→歴史」の話と同じです。

好きか嫌いかは自分が決める。
しかし、自分が好きと思っても、
良いか悪いかは社会が決める。
その社会が良いと決めたことでも、
それが正しいかどうかは歴史が決める。

道徳として「良い」あるいは「悪い」と判断した理由が、自分の狭い世界での判断なのか、社会の通念としての判断なのか、歴史をふまえての判断なのか、それによって重みが違ってきます。
特に、歴史をふまえての判断は学ばないとわかりません。
孔子は言っています。
「故きを温ねて新しきを知る。もって師となるべし。」
よくよく心に染みこませるべき言葉ですね。

「自分・社会・歴史」の3つの道徳があることを伝えているのも、孔子なのです。
論語を読めば、次第に分かってきます。

論語の入門に最適なのが、『日めくり論語』です。
教卓に置いている先生もいます。
歴史の道徳を自然に伝えているのです。
学級もしっかりしてきますよね。
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