Author Archives: 横山験也

日本中の子どもたちが,算数・数学好きになりますようと願って,日々,活動をしています。
・教育ソフト開発研究所 所長
・さくら社 代表取締役

大人気の『所見辞典』に「道徳の評価」が追補されて出版されます!!

大人気の『キーワードでひく 小学校通知表 所見辞典』が10月17日(火)に道徳の評価を追加して、「追補版」として新しく発売になります!!

道徳については、先日もNHKのニュースで放送されていました。
・人格を評価するのではありません。
・授業への取り組みの様子を見て、どう学ぼうとしていたかを記します。
確か、こんな風なことが放送されていました。

そういう視点で、追補された道徳の評価を読んでみましたが、「なるほど、これこそ期待に応える評価!」とグッときました。
そうして、すぐに、一人でも多くの先生にこの本の道徳の評価を読んでほしいとの願いがこみ上げてきました。
どうしてでしょう。

道徳の評価は親御さんが見ても、かなり重く感じられる評価となるからです。
もし、なにも勉強しないで評価を書いたらどうなるでしょう。
「友達を思いやれる子になりました。」と書くかもしれません。
一見、いい感じに見えますが、親御さんには「先生、うちの子は授業を受ける前は思いやりがなかったのでしょうか。」と思われてしまうかもしれません。
場合によっては、おしかりを受けることにもなりかねません。
慎重の上にも慎重に書き表していかないとならいのが道徳評価と思います。

転ばぬ先の杖ではありませんが、あらかじめ勉強をした先生は安心できますね。

アマゾンで予約が始まりました。
来年に備えて、今から準備されてはいかがでしょう。

この本の著者である山中伸之先生の「道徳の評価」のセミナーが大阪で開催されます。
参加できるのは大阪府の先生方だけですが、すでに70~80名のお申し込みがあり、当日は100名を超えそうとのことです。
所見のスペシャリスト、山中先生の道徳の評価をたくさんの先生が学んでくれること、とても嬉しくてなりません。
大阪府の先生、↓をぜひ御覧になって下さい。
要項:http://blog-imgs-114.fc2.com/j/i/k/jikkankatari/201709091948224df.jpg
申込用紙:http://blog-imgs-114.fc2.com/j/i/k/jikkankatari/20170909194808407.jpg
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モロッコの話を日本標準の佐藤氏から伺いました。

アフリカのモロッコの教育に協力をしている日本標準の佐藤氏から、モロッコの教育事情を伺いました。
日本標準はJICAの「モロッコ国公平な教育振興プロジェクト」に2015年から協力をしています。
理数科のプロジェクトで、佐藤氏は数学・算数のリーダーを務めています。
その取り組みの様子は、日本標準のHPに掲載されています。

佐藤氏の話は、どれもこれも刺激的でした。
何しろ、モロッコの子も基礎的な計算についていけていません。
とくに、わり算がダメです。同様にかけ算も。

おどろくことは、かけ算九九は覚えなくてもいいという考えの教育関係者がいることです。
しかも、「私も覚えていない」と公言して、大したことではないと思っているのです。

こういう現地に行かないと分からない実態から、佐藤氏はかけ算やわり算のモロッコと日本との原理的な違いを話してくれました。
そうして、日本の算数教育は優れすぎ、世界から見るとガラパゴスなのかも知れないと語っていました。
そのニュアンス、私も別の形で感じているところだったので、話を伺いつつ、なるほどと感心しました。

佐藤氏の話が面白く、時間があっという間に経ちました。
いい気持ちの一時でした。
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ガブリエルさんが関東学院小学校のHPに!

さくら社でのインターンの最終日は関東学院小学校視察でした。
その時の様子が写真付きで、関東学院小学校のHPにアップされました。
ガブリエルさんが紹介されています。
関心のある先生、ぜひご覧ください。
<こちら>です。
このページの一番下の方に載っています。

関東学院小学校での研修が可能になったのは、校長先生が岡崎先生だったからです。
岡崎校長先生とはずいぶん長いお付き合いがあります。
そのお付き合いが無かったら、お願いをしたとしても、無理だったろうなと思います。
なにしろ、1週間後には運動会が控えていたのです。
学校中がかけっこをしているような中、研修させいただけたことに、本当に感謝しています。

今回の研修で岡崎校長と交流をしていたら、ルワンダで活動をしている佐々木和之さんという方を教えていただきました。
ルワンダの平和と和解のために、ルワンダに居住して活動をしている方です。
この先、佐々木さんとガブリエルさんの交流が生まれるでしょうし、私も、次回、ルワンダに渡航した時には、佐々木さんを尋ねたいと思っています。

こういう流れができると、今回の研修は視察の域を超えた、とても有意義な研修となりますね。

思うのですが、人との出会いは不思議ですね。
どんな形でも出会いがあると、その先の未来で思わぬ出来事につながることがあります。
それが何なのかは出会った時にはわからないのが、歴史の面白さですね。
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「道徳読み」セミナー、良かったです!

鬼澤先生の企画で、調布で開催された「道徳読み」のセミナーでお話してきました。
駅に着くと、すでに鬼澤先生が迎えに来てくれていました。
おかげで、迷うことなく会場へ行けました。

会場の中も、すでに参加者が集まっていて、時刻通りにスタートしました。

今回は、午前中2時間のセミナーでしたので、
第1部 道徳のそもそも論
第2部 「道徳読み」
と分けて話しました。

たいていは短い時間で話すので、骨格を急ぎ足で話していました。
今回は時間があったので、少々ゆっくり目に関連話題を出しつつ、話しました。

特に、キチンと話しておこうと思ったのは、「道徳読み」の「①普通に読む」についてです。
これまでは、まだ実践している先生がいないこともあって、入門的に普通に読めばいいということを話していました。
しかしながら、今回は、「道徳読み」の実践をどんどん進めている熊谷先生の参加が前もってわかっていたので、「普通に読む」と言うことの質的変化について話しました。
質的変化と言っても、実践することで誰でも感じるわずかな変化です。
ですので、さほど重要でもないように思えますが、ここは結構重要なところです。
道徳の時間になったら自然に頭を切り替える力の有無にかかわるからです。

その熊谷先生が、道徳さがしで「おもてなし」に気が付きました。
それを聞いた私が感動しましました。
何気ない描写に「おもてなし」を感じるその心がまさに道徳です。
うれしいと感じた一瞬でした。

ゆっくりと「道徳読み」について話すことができ、充実した一日になりました。
企画をしてくれた鬼澤先生に感謝!

これでしばらく「道徳読み」のセミナーはありません。
この後は、来年となります。
その間に、鬼澤先生と熊谷先生で「道徳読み」の研究会を作り進めるかもしれません。
心根がいい感じの両先生ですので、品質の良い「道徳読み」へと発展してくれそうな気がしています。

※写真は鬼澤先生が撮ってくれました。ありがとうございます。
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ガブリエル氏のインターン最終日

ガブリエル氏のインターン最終日。
ささやかな宴を設けました。
偶然ですが、この日が氏の誕生日でしたので、サプライズとしてお祝いをすることにしました。

居酒屋なのですが、ケーキの持ち込みを許していただき、さらに、お店から演出も付けてくださり、素敵なパーティになりました。

さくら社の印象を聞くと、「ファミリー」とのことでした。
その理由がなかなかのものです。
会社に行くとお茶が出てきたり、お菓子が出てきたりと歓迎してくれるからだそうです。
日本ではごく普通のことですが、そういう心遣いがファミリーにつながって、ありがたいなと思います。

ルワンダの母国語はキニヤルワンダ語です。
話の流れで、キニヤルワンダ語でお父さんをどういうのか、お母さんをどういうのかなどとなりました。
すると、ガブリエル氏はスマホのペイント系のアプリを開き、そこに書き込み始めました。
せっかくですので、カメラでパチリと撮影しました。
光源に向かっての撮影ですが、髙橋氏に教わった露出調整でご覧のように撮影きました。

インターン受け入れを初めて行ったのですが、これの良さは、「根っこのところでつながる」ということです。
ガブリエル氏がさくら社をファミリーと思うのと同様、さくら社も氏を家族のように思いました。
こういう心のつながりを得ることができ、実によい研修となりました。

ガブリエル氏のインターン研修は、JICAのABEイニシアチブの一環です。
アフリカのルワンダでパデコの杉山氏からお声をかけていただいたのがきっかけです。
初めてのことで対応も至らなかったと思いますが、なんとか無事に最終日を終えることができました。
貴重な体験ができました。
ガブリエル氏からルワンダの教育のこともいろきろと聴くことができました。
この研修を未来のルワンダの教育に生かしていきたいですね。
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明日は、「道徳読み」のセミナーです。
明日には台風が関東から離れるので、交通機関なども問題なく動きます。
こちらも充実したセミナーになりそうです。
どんなセミナーかというと、道徳の授業が「あっ、そうか!」と分かるセミナーです。
分かったら、授業をしたくなります。
そういう力が湧いてくるセミナーです。
鬼澤信一先生の企画に感謝しています。
明日が楽しみです。
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懇親会で楽しい発見!

北海道教育大学の石塚教授、IT企業の大西取締役と懇親会を開きました。
いろいろな話になったのですが、話題とは全く関係ないところで、面白い物を発見しました。

輸入ワインのボトルなのですが、容量として「75CL」と記されています。
75センチリットルです。

ルワンダでは大方のビンがCL表記だったので、たぶん、西洋方面ではCLは普通の表記なのだと思います。
それが輸入されて、ラベルを変えずに上陸します。
そうして、日本の居酒屋のテーブルの上に出て来ています。

近い将来、小学校の単位としてセンチリットルが登場する日があるかも知れないと思えてきます。
いきなりの登場は厳しいかもしれないですが、外国でよく用いられる単位、あるいは時々見かける単位といったコラムだったら可能性はありそうです。
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8日(祝・月)の「道徳読み」セミナー、少し増席をしたようで、残席3となっていました。
まだ、3人の先生の参加が可能と言うことですので、「道徳読み」が少々気になっている先生、この機会にぜひ学んでみてはいかがでしょう。
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