熊本の前田康裕先生と電話をしました。
話が終わろうとした頃,前田先生が「5月頃,東京に行こうかと思っている」と言ったので,「それなら,セミナーをやろうよ」と返しました。
久しく前田先生の話を聞いていないので,これはなんとか実現したいと思います。
日取りなどが決まったら,皆さん,ぜひ来て下さいね。
場所は,東京の山手線か中央線周辺。
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先日の実感道徳研究会。
山中先生が道徳の指導要領に記されていることを一覧できる印刷物を配布してくれました。
わかりやすい資料で,「家族など日頃世話になっている人々に感謝すること。」という項目には,「感謝」という言葉が束ねの用語として出ていました。
どう束ねようがかまわないのですが,「家族」と来たら普通は「孝」だろうと思います。
親への孝行です。
「孝」は小学校道徳の中心に位置する徳目です。
そんなことを思っていたので,懇親会で松島先生に「孝行の問題」を出しました。
孝行とはどういうことか,孝とはどういうことか。
それがすっきりわかる問題です。
漢字を訓読みすると,それがわかるようになっています。
さて,どう読むのでしょう。
これを松島先生にお話ししたら,体に電気が走ったようです。
良いことです。
日本語となった漢字には,それほどまでにパワーがあります。
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4月3日(日) 大阪でお話をします。
私が話すと,なぜか笑いが起こります。時には,ドッカン!ドッカン!と爆笑が起こります。
そういう「明るい先生」「明るい学級」が好きな先生,ぜひお越し下さい。
テーマとは関係のない予期せぬ面白い話も出てくると思います。
右の「笑いのバロメーター」。
これは私が新卒の時からずっと心に留めてきた一つの指導観です。
黒板の後ろには笑いのバロメーターがあるのです。
その針が半分を超えない授業をすることは,私にとっては御法度であり,給料ドロボーに値してしまうのです。
私にとって,授業のベースは笑いだったのです。
今風に言えば,エンタメ系の授業を心がけていたのです。
教室の前には「笑いのバロメーター」。
では,教室の後ろには,何があるのでしょうか。
そんな話もするかもしれません。
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テーマ「笑いのバローメーターを吹っ飛ばせ!!1年中大爆笑するクラスの作り方セミナー」
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会場:阿倍野ベルタ
13時受付開始 13:20講座開始
16:50終了予定
【講座内容】
1) 13:20~13:50
実践発表 15分×2
2) 13:55~14:40
誰でも爆笑間違いなし!笑いのバロメーターはこうして振り切る
※横山先生の子どもを惹きつける最強ネタ一挙公開
3) 14:50~15:35
子どもたちが、笑う!わかる!手を挙げる!クリックだけで大爆笑
※奇跡の算数ソフトの使い方
4) 15:50~16:35
なぜ横山先生の授業はいつも大人気なのか?
※教室に笑いを起こす横山流話術の秘密
5) 16:35~16:50
横山先生になんでもQ&Aコーナー
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参加費:3000円
お申し込みは→こちらまで
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東京の品川で開催された「実感道徳研究会全国大会」に参加しました。
「道徳とは何か」という根本に迫っていっている研究会ですので,私には若い先生の発表も野口先生の提案も,とても勉強になりました。
写真は,道徳には2つの層があることをお話下さっているところです。
ちょうど,そういう勉強をしていたところだったので,実に良い勉強になりました。
また,山中先生の「実感」ということはどういうことかを示した話。これも,大いに勉強になりました。
その時の語りも,熱くて良かったです。力のある先生は違いますね。
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懇親会で「良いなぁ」と思ったことがありました。
講師の松島広典先生が,私の所へダメ出しを受けにきたのです。
今の若い人は華奢な人が多いと思っていたのですが,骨のある人もいて,未来は明るいと感じました。
松島先生へのダメ出しは,教材文の読み取りです。
教材文の字は読めています。しかしながら,文を通しての情景が見えていないのです。
私風に言えば,これは「教材文を字として読んでいる段階」です。
この段階の読みをしている内は,自分の実感での指導はなかなかできません。教材文の作成者の意図に寄り添うような,他者依存系の指導への道を歩むからです。
実際,松島先生の話からは,主人公の至らなさへの思いが感じられず,この主人公をよりよくさせようという強い意志がみられません。
実感を伴うように読んでいないからです。
「教材文を字として読む段階」の次に待っているのは,「教材文から現場を見る段階」です。
文に書いてある現場を見ようとして読むと,思わぬ事に気がつきます。
主人公の行動の浅ましさにも気づきます。
多くの場合は,主人公の知識不足,知恵不足によるものです。
要するに,主人公は頭が悪いのです。
そんな主人公を「そのままにしておかないぞ!」と親身になって考えれば,それが道徳となるのです。
「教材文から現場を見る段階」までは,少しレッスンを積めば,誰でも到達できます。
難しいのは,その先の「導き」です。
これには,「道徳の軽重」への意識が必要です。
そこに通じるような提案が,山中先生のお話の中にもあり,この研究会は深いなと思った次第です。
ダメ出しが進むにつれ,松島先生は妙に喜んでいました。受容する心ができているからです。立派です。
余興として,この懇親会で丸岡先生が1号,松島先生は2号になりました。成長が期待できます。
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今週の土曜日は,「実感道徳研究会全国大会」です。
例年参加しているのですが,今年はちょっと視点を変えて拝聴しようと思っています。
3月2日(水),3日(木)には,『hyakkaクラウドフェスタ』が開催されます。水曜日に行ってみようと思っています。
hyakkaは企業向けのクラウドです。
3月10日は,『教育評価との付き合い方』が発売される予定です。
この本も楽しみです!
奈良の中嶋先生とも久しぶりにお会いできそうです。
楽しみがたくさんあって,実にありがたいです。
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フェイスブックで知り合った夏目雄平教授の本です。『小さい駅の小さな旅案内』です。
夏目先生は理学博士です。物理や化学の本などを出されていますが,旅の本も出されています。この幅の広さ,勉強になります。
「はじめに」を読んでいたら,「大作をねらうな。質のよい小品の積み重ねが大作になる」とありました。
感動のあまり,「まさしく,その通り」とちょっと小声で言ってしまいました。
算数ソフトが今や大作のようになっていますが,実際には夏目先生が記されたとおり,小さい作品の積み重ねなのです。
小品の積み重ね。
これを心に,この先もがんばろうと思った次第です。
この本,写真もたくさん載っていますが,目を引くのはスケッチのような地図です。
この地図は勉強になります。
自分自身の発想に良い刺激を与えてくれそうなのです。
見ているだけで,「そうか」と感じるものがあります。
後書きには「小さな旅からの帰り道,JR総武線の車中にて」とありました。
JR総武線は私も利用しています。
もしかしたら,夏目先生と同じ車両に乗り合わせていたこともあったかもしれません。
そう思うと,良い気分になりました。
まだ,読み途中です。次に東京へ行く道中もこの本を楽しみたいと思います。
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今日は,明石要一先生の主催するSG会に参加しました。
参加している理由は,ただ一つ。面白いからです。
なにしろ,学校の先生が半分,企業団体の方が半分。話の広がりと深みがほど良いのです。
もちろん,ベストは明石先生のコメントです。
学生の頃,明石先生に「アンテナを高くしなさい」と教わりました。
そのつもりで少しは勉強したと思っていた私ですが,まだまだダメですね。
毎回,勉強になっています。
今回は,御報告とお願いもあり,その話を個人的にさせていただきました。
そうしたら,間髪入れずに,「これはどうか」「こんなのはどうだ」と話して下さいます。
そのどれもこれもが驚きで,言葉になりませんでした。
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SG会のレポート。
毎回のように石井先生が算数ソフトのことを書いてくれています。
今回は,4年生のそろばんです。
「さくら社ソフトを使ったら,児童2人が,そろばんの数を読む学習を熱心に取り組むのだ。・・・(略)・・・1人が問題を出して(押すだけ),もう1人が答える形で行っている。表情がとても良い。」
楽しく学んでいる2人の光景。ほほえましかったのだと思います。
上の文章の後には,次のように続いています。
「あまりにも夢中だったので,験也先生およびこの会に報告したくて,思わず写真撮影してしまいました。」
感激です!
石井先生のお役に立つソフトを作れて,本当に良かったと思います。
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次回の課題図書は『日本人と漢字』です。
毎回,勉強になる本が続きます。明石先生の読書の幅,これも勉強になっています。
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