九段下で開催された前田康裕先生のセミナー。
実に良かったです。
特徴的に良かったと感じたのは,プロジェクターから,その場その場に関係している所の本のページが映し出されたことです。
吹き出しのセリフを読みつつ,前田先生は講座の話と関連付けて,講釈されていました。
これは普通の本では文字が多すぎやりにくいと思いますが,まんがですので,画面の吹き出しの文字はほどよい量なのです。
画面を見つつ,自分も一緒になって読んでいて,斬新な伝え方と感服しました。
こういうことが難なくできるのは,前田先生が事前にipadに本のデータを入れておいたからです。講座へ向かう姿勢の素晴らしさを感じます。
写真を見ていただくと,前田先生の手前に何かありますよね。
これ,デスクに取り付けたスタンドと,そのスタンドに取り付けたipadです。
どれも,前田先生ご持参です。
これが書画カメラとなり,手書きの紙原稿も写真のようにサッと映し出して解説していました。
最も驚いたのは,ホワイトボードを全く使わず,手持ち用のipadに手書きで書いた言葉をプロジェクターから映し出していたことです。
前田先生曰く,「パワポで決められたとおりに画面を出すより,板書のように柔軟に表現できる」とのことですが,まことにその通りでした。
懇親会では,愛知の小田先生が「名古屋でも前田先生のセミナーを開きます!」と宣言されていました。
第1回目が東京。
第2回目は熊本と聞いています。
そうして,第3回目は名古屋。
盛り上がりました!!
感動的だったのは,ラインズ社の豊田さんが前田先生の『まんがで知る教師の学び』を読まれ,社内の皆さんにとっても良い本だからと勧めて下さったことです。
そうしたら,同社から豊田さんはじめ3名もの方々が参加下さいました。
前田先生の「教師の学び」はビジネス書でもあり,啓発書でもあるので,こうして異業種の方々とも交流ができました。感謝感激です。
仰天サプライズもありました。
あの樋口編集長がセミナーに参加されたのです。
別れ際,前田先生・樋口編集長・小田先生・私で記念撮影をしました。
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今週の土曜日は,前田康裕先生のセミナーです。
久しぶりに前田先生とお話ができるので,楽しみな一日になります。
あれは,私が30代前半の頃,熊本のセミナーに参加した時のことです。
当時,前田先生は中学校の先生で,まだ26才(?)。その彼もセミナーの講師でした。
どんな話をするのかと思っていたら,これが実にすごい話で,私は大きな衝撃を受けました。
どんな話かというと,番長とそのグループが,前田先生のとある行動であっという間におとなしくなったという話です。
普通はあり得ないことですが,実際の行動を聞いて,うなりました。
それから,四半世紀ほど時が流れ,前田先生がセンターに在籍したばかりの頃にもお会いして歓談しました。
その時も衝撃的な話を聞くことができました。
それは,単元全体をどう取り組むかという話です。
この2つはかなり重要な指導感を内包しているので,土曜日のセミナーで少し詳しく話を聞いてみたいと思っています。
前田先生の本に感動した先生。
ぜひ,ご参加下さい。懇親会でも前田先生とお話しできます。
『まんがで知る教師の学び』刊行(&重版出来!)記念 前田康裕@東京セミナー
午後1時~4時半までです。
場所は,九段下。
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昨日は,嬉しいニュースが2つ舞い込みました。
1つめは,友達の先生が大学で非常勤講師として教鞭を執る事になったとのことです。
小学校で勤務しつつも,熱心に研究をし,その成果をたくさんの本として表してきたら,その先に大学という大きな道を広げたくなります。でも,なかなかその道は開かれません。
それが実現するのですから,これはめでたいです。
本当によく頑張ったと思います。
もう一つは平光雄先生の特別講演会です。
平先生がまたまた新刊を出しました!
『一歩を踏み出すための道徳』です。
それを記念した特別講演&サイン会が19日にジュンク堂ロフト名古屋店で開催されます。
本を出したいと思っても,なかなかチャンスには恵まれません。
本を出したとしても,それを記念しての講演会を書店さんが開いてくれることもめったにありません。
それを新刊の度に実現しているのが平先生です。
「平光雄先生『一歩を踏み出すための道徳』刊行記念 特別講演会&サイン会」です。
お近くの先生,ぜひ,足を運ばれてみて下さい。
『究極の説得力 人を育てる人の教育書』をお読みの先生もたくさんおられると思いますが,あの感動をぜひ,19日の特別講演会で味わって下さい。
19日はジュンク堂ロフト名古屋店が熱い!
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こういう嬉しいお知らせが2つも届いた日に,私も嬉しい活動をしていました。
それは,JICA(外務省所管の独立行政法人 国際協力機構)へ,ルワンダでの教育プロジェクトの報告に行ってきたことです。
4月に行われたルワンダでの教育プロジェクトが大進展したことを喜んで下さっただけでなく,今後,さらに大きく伸ばしていくためのG to Gを強める研究活動の方向もご教授いただきました。
その内容に,なるほど!と強く思いました。
お話を受け,7月下旬の第2回ルワンダプロジェクト開催へ向けて意欲満々になっています。
今度は2週間ほど行く予定です。
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5月21日付けの毎日小学生新聞の1面。
そこに,「ターくんと 頭 ぐるぐる」という大きなコーナーがあります。
ほぼトップ記事です。
今回のタイトルは「アメリカと広島」です。
リードで編集長が,NHKの「白熱教室」から「正義」について取り上げています。
「問1」で,ブレーキが故障した電車の事例が紹介されています。
そのまま進めば5人の作業員をはね殺してしまう。
分かれ道を選べば1人をはね殺してしまう。
「正しい行い」はどちらかという問題なのですが,頭がグルグルして,モヤモヤしていたとのことです。
でも,この後の解決部分で,スッキリ!
以下のように記しています。引用します。
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昨年読んだ大人向けの本「対話の害」(さくら社刊)で,やっと答えを見つけた。(略)
ボクは今,【問1】にこう答える。
「5人の命と1人の命のをてんびんにかけることこそ,正しい行いではありません。
先生の質問そのものに『正義』がないのです。
だから答えはありません」
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この解答を受けて,問2では,「【問1】を20万倍して考えてみよう。」と,『対話の害』の考えで問2へ進んでいます。
コンパクトに,よく練られた非常に良い記事でした。
小学生新聞の1面(ほぼトップ記事)で『対話の害』を扱った西村隆編集長に一度お会いしてみたいと思いました。
※毎日小学生新聞は,私が小学生の頃,家でとっていた新聞です。毛の色が白い猿の物語が連載されていて,それを熱心に読んでいたことを覚えています。「新聞って面白いものだ」と興味を持ち,6年生頃から,少し背伸びして大人の新聞にも目を向けるようになりました。
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ルワンダへの旅の友として,本を3冊持って行きました。
行きの飛行機で2冊読み終え,それでも時間が余ったので,宿や帰りの飛行機で読もうと思っていた貝塚茂樹先生の『論語』を読み始めました。
論語は良いですね。
ザザッと読み進めるだけでも,妙に心が洗われます。
しっかりと生きようという気持ちになってきます。
飛行機が次第にルワンダに近づいて来た頃,本に異変が起こりました。
ページが束になって背からはがれ始めたのです。まあ,200円の古本だったので,そう言うのは起こりえることです。
特に,違和感も感ぜずにいたのですが,帰りの便で読み終わった頃には,全ページが背からはがれました。
これは,「もう一冊買いましょう!」というシグナルです。
改めて,新刊を買って,またルワンダに行くときに読みたいと思います。
日めくりの教室論語は簡潔で良いですね。
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4月30日。「この春一番の教育書」と題して島根の広山先生のブログ『広山隆行のターニングポイント!』に,前田康裕先生の『まんがで知る教師の学び』が紹介されていました。
ちょっと,引用します。
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これはすごい本です。
まんがだからといってバカにできません。
どんな年代の教師にも学ぶところがあります。
きっと、まんがという表現方法が、読み手の視点を限定しないので、どの年代の先生が読んでも感情移入できるようになっています。
そして、これからの教師の[続きは こちら から]
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昨日も記しましたが,前田先生のセミナーが6月11日(土)に開催されます。
『まんがで知る教師の学び』刊行(&重版出来!)記念 前田康裕@東京セミナー
ぜひ,ご参加ください。
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ルワンダで私が泊まった部屋。
ベッドの上につるされている白っぽい物は,蚊帳です。
マラリヤの蚊がいるそうですが,一緒に行った慶応大学の山田教授によると,マラリヤの蚊は膝ぐらいまでの高さしか飛べないそうです。
すると,このベッドの高さまではやってこれず,しかもこの部屋は2階。
安心できますが,念のために蚊帳の中で寝ました。
また,こちらの蚊は,日本のヤブ蚊のようなたくましさがありません。
飛び方が弱々しいです。
たたくとすぐに捕まります。
次に行くときには,金鳥の蚊取り線香を持って行こうと思います。
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