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若い先生方と懇親

久しぶりに,若い先生方と懇親。
埼玉の菅原先生がその中にいたので,私としてはちょっと興味津々。
というのも,菅原先生は,前田先生のセミナーで「そもそも国語とは何か」という問いが出たときに,すっくと手を挙げて答え,その答えがしっかりしていたからです。

「そもそも」と言う言葉から,すぐに浮かぶのは,群馬の深澤先生です。
深澤先生は,なぜか,「そもそも」が好きで,若い頃から講座でけっこう話していました。「そもそろ論」と言っていたこともありました。

ただ,この「そもそも」と問われての答えは,そう問われた時と場合によって,変化しやすいという難点を持っています。
「あのときは,ああ言ったけど,今は,こうとなる」といったことがよくあります。
さらに,もっと大きな難点は,「あの時はどう言ったか覚えていない」ということもあります。
ようするに,「そもそも」を規定する軸が明確になっていない状態で答えると,それはぶれやすいということです。
だから,「そもそも」という事を考えるときには,それなりに考える軸を明確にして,まずはそこから考えるというスタイルを作ることが大切な第一歩となります。

私が菅原先生に興味を持った点は,なぜ,彼自身が答えていた解になったのか,というところです。
そこで,前田先生のセミナーと同じように,懇親の場で菅原先生に聞いてみました。
すると,前回聞いたときと同じ答えが返ってきました。
この時点で,「良いね!」と思い,さらに,その講釈を聞いてみました。
すると,彼は,少し話した後,「日本語は・・・」と語り始めました。
もう,これで十分です。
菅原先生は,この先もずっとぶれずに進んでいけます。

また,機会があったら,彼がどんなことを考えているのか,それを聞いてみたいと思います。

大阪の先生も一緒に懇親しました。
彼らはタイプの違う秀才で,考え方が会うたびに強くなっている感じがしています。
面白さも兼ね備えた,逸材集団なので,これから先,かなり頭角を現すと思っています。
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日本基礎学習ゲーム研究会に届いたメッセージ

日本基礎学習ゲーム研究会のページをフェイスブックに作って半年が過ぎています。
先日,タカナシ先生から嬉しいメッセージが投稿されました。
せっかくですので,全文を引用させていただきます。
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前、やんちゃくん勢揃いのクラスの補教に入った時、テストが始まる前早々危険な匂いが充満。
一喝したあと、『とりあえずテスト先にやりな!』伝えると、不満気に渋々テストモードへ。

さぁて、テスト終わったらこのモンスターくんたちはじけるぞ〜と思ったので、一喝したムードを残しつつ、表情かえずに、50音言葉探しバージョンの丸版問題を黙って黒板匂い書いてニヤニヤモードへ。

やんちゃくんたちだけでなく、
みんな目をまん丸キラキラにして、黒板に釘付けでした。

半分廊下に机を出していた子も、体ねじって鋭い目でチラチラ。

離席は許さず、『全員がテスト終わったら、友達と相談していいよ。それまでは、テストやってる子の気が散らないように、おしゃべり我慢!己と心の声で相談しながらやるんだよ。』
の指示に、素直に従う子ども達の表情のキラキラしたことったら、まぁかわいくてかわいくてたまりませんでした。という、吹き出してしまいそうでした。

一番はじめに正解したのは、とーってもおとなしそうな女の子。^o^

『答えは言うな。ヒントだけくれ!』
『ずるいぞ!自力でやれ!』
『じゃ一緒にやろう!』
『あ、わかった!今度は俺がこれで問題作ろ!』

とてもおもしろい補教になりました。
心配して見に来た隣のクラスの先生がキョトンとするのを横目に、帰りの会までトラプルなく終わりました。。

横山先生の子どもの心をくすぐる学習効果は最高です!
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危機感迫る教室だったのですが,学習パズルを板書したら,空気が一変しました。
先生が余裕でニヤニヤできる状態になったのですから,グイッと来ますね。

こういう現実があると,子ども達がダメになっていくのは,子どもそのものがダメだからとは言い難く,どんな接し方を受けているかによるのだと感じます。
タカナシ先生のように,良いタイミングで,ちょっと頭を使うパズルを出されたら,子ども達の心もパッと明るくなります。
その良い雰囲気が帰りの階まで持続したのですから,子どもの心が前向きになっているときに,その前向きさを認めるような嬉しい一言が発せられていたのだろうなと思います。

学習ゲームが役に立って何よりです。
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オリンピックが始まりましたね

オリンピックの開会式。
ギリシャから始まってたくさんの選手が入場してきましたが,日本選手団の入場は格別ですね。気分が高まりました。
それから時間が大分たってからルワンダの入場もありました。
選手は少ないですl。
悲しいかな,アナウンスはそれより短く,もう一言,何か言ってもらえたらと思いました。

去年,はじめてルワンダへ行き,それから関わりを持つようになったのですが,ルワンダに知り合いが増えると,自然と応援したくなります。
今,「オリンピック ルワンダ」で検索をしたら,入場場面の写真付きで,3種目にでることが記されていました。
今夜の1:28に100mバタフライの予選に出場するようですので,起きていたら応援したいと思います。
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暑中お見舞い申し上げます

b7502暑中お見舞い申し上げます

その昔は,これをハガキで出していましたが,いつの頃からでしょうか,投函することがなくなりました。

その代用とはなりませんが,ブログにこういった画像を貼り付けて,それなりにお伝えしている次第です。

今月は,13日(土)に「チーム算数」があります。場所はいつものジョナサンです。
集まるメンバーも,いつもの通りだと思います。
16日(火)は東京で若い先生方との懇親会に参加予定です。
今月は,SG会が開催されない月なので,楽しみは9月となっています。

b7507右は,ルワンダの首都キガリにある庶民の市場で見かけた上皿ばかりです。
年季が入っているからか,傾いていても気になりません。
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小学校にプログラミングがやってくるそうですが・・

次の指導要領からプログラミングが小学校に入ってきそうです。
b7530-2そのプログラミングですが,基本は,いきなりプログラムを書くのではなく,「フローチャート」と言うのを作ります。

例えば,タクシーに乗るときの様子です。
まず,道路に立ちます。
次に,通りゆく車を見ます。
タクシーは屋根に提灯が付いているので,提灯の付いている車を見たら,手を挙げます。
付いてなかったら,別の車を見ます。
運良く,提灯付きの車が止まったら,乗車します。

こんなことをフローチャートにすると,お粗末ですが,図のような感じになります。

「タクシーを拾う」というこれだけのことでも,フローチャートを書こうとすると,頭は分析や整理といった論理的思考を促されます。
これだけでも,教育的な価値は高いです。

また,フローチャートがしっかりできれば,チームでプログラミングをするときには非常に役立ちます。キチンとした説明文は,誰が読んでも誤読しないように書かれています。取扱説明書などはその最たる物です。フローチャートには書き方のルールがあるので,誤読が少なくなり,共有して効率的に作業ができるわけです。

こうして,フローチャートを書いたら,パソコンに向かい,必要な絵を描き,プログラムを書いていきます。すると,それなりのソフトができあがります。

ところが,私が算数ソフトを作るときは,フローチャートを書きません。
チームプレーをしていないからです。
頭で考えたら,すぐにプログラムを書きます。
フローチャートが筆算なら,私は暗算派なのかもしれません。

そんなこともあって,先日のチーム算数に提出された佐々木先生のレポートを読んで,びっくりしました。
「フローチャートをかいた経験のある人から見ると,このソフトはありえない作りをしている。」
算数ソフトは,フローチャート的な発想で作られていないと言うことなのだと思います。
それが正しい指摘をしているかどうかは,私にはわかりかねますが,かなり良いところを突いていると思っています。

算数ソフトは,使い方が一方通行的にならないように,あれこれ自由に使えるように作っています。
これは,プログラムを作る2つのタイプのどちらを選ぶかに関わっています。
A。タイムラインに乗って右へ右へとどんどん進めて作る。
B。タイムラインの一ヵ所にとどまって,作りたい物を下へ下へとどんどん入れてつくる。

Aの右へ右へと時間軸を伸ばすと,一方通行的な作りになります。初心者にも簡単に扱えますが,応用が利きにくいのです。
Bの下へ下へと伸ばす方は,自由自在的な作りになります。しかし,作り方を理解するのが大変です。でも,慣れると驚くほどの応用が利きます。

私が選んだ道は,B,下へ下へと伸ばす作り方です。応用が利くので面白いです。

小学校で教えるプログラム,いったいどうなるのでしょう。
大いに議論をして良い形で現場におろして欲しいですね。

前田先生のセミナーin名古屋と通知表

b7743前田先生のセミナーin名古屋の新着情報です。

12月17日(土) 13:00~17:00です。
場所は「蒲郡生命の海科学館」。
東海道線,蒲郡駅前にあるそうです。
事務局の小田先生によると,午前中から来て,科学館の見学というのもナイスな選択とのことです。

懇親会会場も,ほぼ内定しています。
会場から徒歩ですぐの所にある「蒲郡荘」です。
会場から近いのはありがたいですね。

なお,まだ,申し込みは始まっていません。
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そろそろ通知表でしょうか。キーワードでひく小学校通知表所見辞典[増補版] -2057文例◎ぱっと開いてすぐ書ける- CD-ROM付
手元にあると便利なのが,この『キーワードでひく 小学校 所見辞典』です。

文例が2057もあることもありがたいところですが,もっとありがたいのは,その文例が指導要領に即していることです。ですので,「文例を読んでいるだけでも,指導のポイントがわかる」という先生もいるほどです。

さくら社のHPに解説が出ています。
ご参考までに。

とても良い本ですので,通知表であわただしくなる前に,お手元に是非!
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