Category Archives: 算数

ディレクターがバージョンアップするかも!!

b7980久々に,ディレクター(アドビ)の嬉しいニュースが届きました。
まだ,うわさ段階だそうですが,ディレクターがバージョンアップするそうです。
しかも,この10月頃です。

ディレクターというのは,私が算数ソフトを作るために使っているソフトウェアです。
右は,今,作業中のディレクター画面です。
横に長すぎる感じがしますが,これはディスプレイを2台使っているからです。
そのぐらいのスペースがあると,非常に快適にディレクターを操作できます。

左端,キリンの絵が映っているコーナーが「ステージ」です。
ステージでは,どんな動きになるのかを見て確認できます。

左から2番目のマス目は,「キャスト」です。
作っているソフトに登場する絵や数や命令書などが収まっています。

その右隣は「スクリプト」です。全部横文字で書き込む命令書です。
このスクリプトにプログラムを書けるようになると,思った通りの動きをしてくれるソフトを作ることが出来ます。

その隣は「スコア」です。
習いたての人は,このスコアが横へ横へと長くなります。
プログラムが書けるようになってくると,縦に長くなってきます。

このディレクターがどのようにバージョンアップするのか,肝心な情報は届いていません。
願うことは,数多くの形式にはき出せるようになって欲しいことです。
また,アドビのクラウドにディレクターも入って欲しいです。
そうしたら,ディレクターを使う人口が増えて,良い作品が世の中にたくさん出回るようになります。

うわさ段階ですが,とっても気持ちが良いです。
やっぱり,私は算数の教材を作るのが大好きなのです。
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ルワンダ語の算数,1年生の問題が難しい!

b7979ルワンダ国の公用語はフランス語から英語に変わりました。
ですので,学校では英語で算数を教わっています。

ですが,今日,私が手にした1年生の教科書はルワンダ語で書いてありました。
ローマ字のような文字群です。読みやすそうですが,意味はさっぱり分かりません。

面白そうなので,数字と読み方を線で結ぶ問題をやってみました。
全部で10問あるのですが,私ができたのは次の組み合わせだけでした。

0 ←→ zeru

他は分かりませんでした。
100点満点のテストだとしたら,私は10点です。

さて,この場合,私は数が理解できていないのでしょうか。

もし,文字が「いち」とか「ろく」と書いてあったら,私は満点です。
たまたま,ルワンダ語で書いてあったので,その言葉の意味が分からないために,10点なのです。
日本にいる限り,0~9までの数で私が間違えることは,基本的にありません。
しかし,ルワンダへ行き,ルワンダ語を使う人たちといっしょにいたら,私は0~9の数すら分からないのです。

ここから明確に分かることは,数の理解には地域性(言語異存)があると言うことです。

ところが,面白いのは,地域による言葉の違いはあるのですが,言葉の違う文化圏の人でも,「2」は「2」として同様に理解しあえます。
「6」を見て,互いに指を出せば,同数出せます。

ここが,算数・数学の極めて面白いところです。
具体的な言葉の世界では互いに分からないのですが,抽象的な数の世界では理解し合えます。
ですので,算数・数学は学べば学ぶほど,国境が無くなるのです。

ルワンダ語の文字の中に「gatatu」「gatanu」と似た言葉があったので,これは一方が倍の数など,何らかの数的関係のある両者なのだと思いました。
ところが,gatatuは3で,gatanuは5でした。
全く関係性が分かりません。
ルワンダに行くことになりそうですので,その時に,ルワンダ語が分かる人に聞いてみたいと思っています。
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ケニヤ向けビデオ

b7989ケニヤ向けの算数ソフトプロモーションビデオが完成しました。髙橋氏の腕が素晴らしいです。プロは違います!!
右は,その一画面です。
全体で7分ほどのビデオになりました。

このビデオ,今日,完成しました。
それが,今,ネットを通じてケニヤに到着しています。驚くべきスピードの時代です。

現地のパートナーの方が,このビデオを持って,大きな教育イベント会場で流してくださいます。
このビデオの中では,私が算数ソフトを紹介しています。
ですので,実際に行くより先に,ビデオでケニヤデビューとなります。
こういう経験はなかなかないので,ありがたい事だと思っています。

先日,ケニヤの小学生が100名以上も集まった会場で,算数ソフトを使った模擬授業が展開されました。授業をしてくれたのは,パートナーの会社の方です。
その授業の一部をビデオで拝見しました。
なんと,大盛り上がりでした!!
カンボジアでも大盛り上がり,ケニヤでも大盛り上がり。
これなら,世界中どこでも大盛り上がりすること間違い無しです!!
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算数ソフト紹介ビデオ/ケニヤ向け

b7993ケニヤ向けの算数ソフト紹介ビデオの制作が進んでいます。

ムービーに英語の字幕がつきました。
右の場面は,スタートに近いところなので,私の紹介が出ています。

こんな風な私の紹介をされつつ,私は,「算数ソフトはとっても使い方が簡単だ」ということを話しています。

このビデオが,8月に開催されるケニヤのイベントで繰り返し流されるそうです。
「この人が,算数ソフトを作っているんだ!」なんて,ケニヤの先生方や子供達が思ってくれたら,かなり感動です。

b7992そのケニヤ向けの算数ソフトですが,右のように英語版になっています。
ケニヤは公用語が英語なのです。

これを,もし,日本の子が見たら,どう思うでしょう。
これまでの算数体験から,「隠れている数を答えるのだ!」と理解できます。
ですので,すぐに答えてくるでしょう。

そこから,書いてある英語を推測したら,面白いでしょうね。
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生活応用の文章問題

流し素麺野口塾で出会った,中島先生から,お便りが届きました。
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横山先生、先日は本当にありがとうございました!
先生のお話を伺って、子ども達に話しました。
一生懸命問題を読み始める子どもがいました!
すぐに休みに入ってしまったので、夏休み明け、また取り組んでいきたいと思います!
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「一生懸命読み始める」というのは,算数の文章問題です。
1年生の子が,算数の文章問題を一生懸命に読み始めたのです。
とても良い方向に向かっています。
こういうの,良いですね。

文章問題には,2つのタイプがあります。
1,概念理解の文章問題
2,生活応用の文章問題

文章を読めばこの区別が付くのかというと,そういうことではありません。
新しい概念を理解してもらうために設定された文章問題が,1なのです。
基本を学んだあと,もっと各方面に使えますよと設定された文章問題が,2なのです。

今回の中島先生からの相談は,「2の生活応用の文章問題」でした。
「2」の文章問題は,基本的に,
◆ 子供が自分から取り組む世界
に位置しています。

ですので,先生はどちらかというと,導く人ではなく,応援をする人になります。
「一つ一つの問題をどう解いていくか」に力を入れるのではなく,「どういう姿勢で取り組ませるか」に力が入る,ということです。
真っ正面から,文章を読み取ろうとする姿勢を身につけさせるのです。

b7994ここが理解できたら,後は,算数の学びの基本に従います。
「桃太郎の繰り返し」です。
つまり,「3回読む」ということです。
繰り返し読む行為が,極めて偉い行為なのだと価値付けていくことです。

中島先生にはそういう所の話をしました。
夏の暑い日でした。
2学期が楽しみですね。
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ケニヤ向け,ビデオ制作中!

b8000算数ソフトのプロモーションビデオづくりが,少しずつ進んでいます。
算数ソフトと言っても,アフリカのケニヤ向けのビデオです。

ケニヤのビジネスパートナーの方が,教育の大きなイベントに参加します。
そこへ向けて,日本からも大いに協力をしようと言うことで,目下,ビデオ制作が進んでいます。

右は,その初めの頃に出てくる画面のキャプチャーです。
左にはCDを入れるケース。
右には,ケニヤでの名称などが示されています。
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また,ビデオが始まると,右のように4つのソフトが動いている映像も流れます。
4つとも,ムービーとして動いているので,なかなか壮観です。「ソフトの中身をもっと詳しく知りたい!」という気持ちが高まります。
さすがはプロの展開だと感心しました。
ここでも,事前のつかみが重要と言うことがよく分かります。

この4つのソフト画面を見ると,日本語はなく,英語が記されています。
いつも日本の学校向けのソフトを目にしているので,文字が違うだけで新鮮さを感じます。

ひき算のソフトは,ケニヤ向けの特注です。
日本と考え方が少し違うので,それに準じて作りました。

この英語版の算数ソフトをアフリカの複数の青年に見せたことがあります。
「自国の子供達にも見せたい」とほぼ全員から言われました。
中には,算数力不足による社会問題の話をする青年もいました。
話す度に,一人でも多くのアフリカの子に,このソフトを見せたいと思いました。
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